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    <name>Azure Identity Support Japan</name>
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  <subtitle>日本マイクロソフトの Azure Active Directory と AD FS に関するサポート情報のブログです。</subtitle>
  <title>Japan Azure Identity Support Blog</title>
  <updated>2026-05-06T09:09:28.037Z</updated>
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      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Conditional Access" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Conditional-Access/"/>
    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2026 年 5 月 7 日更新: カスタム アプリケーション作成時の [サポートされているアカウントの種類] を更新しました</p></div><p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 成田 です。<br>本記事では、<strong>2026 年 5 月 13 日</strong> より展開が予定されている、条件付きアクセス (CA) ポリシーの「ベースライン スコープ」に関する動作変更について解説いたします。</p><div class="alert is-warning"><p class="alert-title">警告</p><p>この変更は <strong>2026 年 5 月 13 日</strong> から段階的に展開される予定です。「すべてのリソースを対象」かつ「特定のリソースを対象外」とする条件付きアクセス ポリシーをお持ちの組織では、展開開始日までに影響の確認と必要な対処を完了いただくことをお勧めします。</p></div><p>公開情報:</p><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-enforcement-resource-exclusions">リソースの除外による条件付きアクセス ポリシーの適用の強化 - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></li><li><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/upcoming-conditional-access-change-improved-enforcement-for-policies-with-resour/">今後の条件付きアクセスの変更 リソース除外を含むポリシーの適用強化 - Japan Azure Identity Support Blog</a></li></ul><h2 id="1-この変更は何か"><a href="#1-この変更は何か" class="headerlink" title="1. この変更は何か"></a>1. この変更は何か</h2><h3 id="概要"><a href="#概要" class="headerlink" title="概要"></a>概要</h3><p>条件付きアクセス ポリシーを <strong>「対象: すべてのリソース」</strong> かつ <strong>「対象外: 特定のリソース」</strong> の構成で運用しているテナントにおいて、以前は「ベースライン スコープ」のみを要求する認証リクエストが自動的にポリシーの適用対象から除外されていました。<br>今回の変更により、<strong>この自動除外が廃止</strong> され、ベースライン スコープのみを要求するリクエストにも条件付きアクセス ポリシーが適用されるようになります。</p><h3 id="ベースライン-スコープとは"><a href="#ベースライン-スコープとは" class="headerlink" title="ベースライン スコープとは"></a>ベースライン スコープとは</h3><p>ベースライン スコープとは、以下の低い特権スコープの総称です。</p><table><thead><tr><th>種類</th><th>スコープ</th></tr></thead><tbody><tr><td>OpenID Connect (OIDC) スコープ</td><td><code>email</code>, <code>offline_access</code>, <code>openid</code>, <code>profile</code></td></tr><tr><td>ベースライン ディレクトリ スコープ</td><td><code>User.Read</code>, <code>User.Read.All</code>, <code>User.ReadBasic.All</code>, <code>People.Read</code>, <code>People.Read.All</code>, <code>GroupMember.Read.All</code>, <code>Member.Read.Hidden</code></td></tr></tbody></table><p>これらのスコープは、サインイン時にユーザーの基本的なプロフィール情報やグループ メンバーシップを取得するために多くのアプリケーションが要求するものです。<br>このスコープと、特定のリソースの関係性については後述する「3. 新しい動作の仕組み」にて「条件付きアクセスのリソース評価の仕組み」の項にてご説明します。</p><h2 id="2-なぜこの変更が行われたのか"><a href="#2-なぜこの変更が行われたのか" class="headerlink" title="2. なぜこの変更が行われたのか"></a>2. なぜこの変更が行われたのか</h2><p>従来は、「対象: すべてのリソース &#x2F; 対象外: 特定のリソース」構成のポリシーにおいて、アプリケーションがベースライン スコープのみを要求した場合、そのリクエストは <strong>CA ポリシーの適用対象外</strong> として扱われていました。<br>これは、多くのアプリケーションがサインイン処理の一部としてこれらのスコープを要求するため、意図しないアクセス ブロックを防ぐための配慮でした。<br>今回の変更により、この配慮した動作が廃止されます。結果として、セキュリティがより高まる方向に動作変更されます。</p><h2 id="3-新しい動作の仕組み"><a href="#3-新しい動作の仕組み" class="headerlink" title="3. 新しい動作の仕組み"></a>3. 新しい動作の仕組み</h2><p>変更後の動作を理解するために、まず技術的な背景を整理します。</p><h3 id="条件付きアクセスのリソース評価の仕組み"><a href="#条件付きアクセスのリソース評価の仕組み" class="headerlink" title="条件付きアクセスのリソース評価の仕組み"></a>条件付きアクセスのリソース評価の仕組み</h3><p>条件付きアクセスは、認証リクエストにおいてアクセス先の <strong>「リソース (Audience)」</strong> に基づいてポリシーの適用を判断します。たとえば、アプリケーションが <code>Mail.Read</code> スコープを要求した場合、リソースは Exchange Online として評価され、Exchange Online を対象とする CA ポリシーが適用されます。<br>ベースライン スコープ (<code>User.Read</code> や <code>openid</code> など) は、<strong>Windows Azure Active Directory</strong> (アプリ ID: 00000002-0000-0000-c000-000000000000) をリソースとして評価されます。ここで重要なのは、Windows Azure Active Directory というリソースにはベースライン スコープだけでなく、<code>Directory.ReadWrite.All</code> や <code>Application.ReadWrite.All</code> のような <strong>高い特権を持つスコープも含まれている</strong> という点です。つまり、同じ「Windows Azure Active Directory」というリソースの中に、低特権のスコープと高特権のスコープが混在しています。</p><h3 id="新しい動作のポイント"><a href="#新しい動作のポイント" class="headerlink" title="新しい動作のポイント"></a>新しい動作のポイント</h3><p>変更後は、ベースライン スコープのみを要求する認証リクエストも、リソースとして <strong>Windows Azure Active Directory</strong> にマップされ、CA ポリシーの適用対象として評価されるようになりました。</p><div class="alert is-important"><p class="alert-title">重要</p><p><strong>影響の具体例:</strong></p><p>「すべてのリソースを対象 &#x2F; Exchange Online を対象外 &#x2F; MFA 必須」という CA ポリシーがある場合:</p><p><strong>従来</strong>: <code>openid</code> + <code>profile</code> のみを要求する VS Code へのサインイン → MFA <strong>不要</strong> (暗黙的に対象外になる)</p><p><strong>変更後</strong>: 同じサインイン → MFA が <strong>要求される</strong> (対象外にならない)</p></div><h2 id="4-影響を受ける条件"><a href="#4-影響を受ける条件" class="headerlink" title="4. 影響を受ける条件"></a>4. 影響を受ける条件</h2><p>以下の <strong>すべて</strong> に該当する場合に影響を受けます。</p><ol><li><strong>すべてのリソース</strong> を対象とする条件付きアクセス ポリシーが 1 つ以上ある</li><li>それらのポリシーに 1 つ以上の <strong>リソース除外</strong> が設定されている</li><li>テナント内のユーザーが <strong>ベースライン スコープのみ</strong> を要求するアプリケーションを使用してサインインする</li></ol><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p><strong>影響を受けないケース:</strong></p><p>・「すべてのリソースを対象」でリソース除外が <strong>ない</strong> ポリシーのみ運用している場合</p><p>・アプリケーションがベースライン スコープに加えて他のスコープ (<code>Mail.Read</code> など) も要求している場合 (これらは既に CA の適用対象)</p></div><h2 id="5-従来の動作を維持したい場合の対処手順"><a href="#5-従来の動作を維持したい場合の対処手順" class="headerlink" title="5. 従来の動作を維持したい場合の対処手順"></a>5. 従来の動作を維持したい場合の対処手順</h2><p>以前 (2026 年 2 月) の記事公開後、お客様より多くのフィードバックをいただき、Entra ID 側の設定変更で従来の動作を維持する方法を提供する運びとなりました。</p><p>ただし、本変更は <a href="https://www.microsoft.com/ja-jp/trust-center/security/secure-future-initiative">Microsoft セキュア フューチャー イニシアティブ</a> に基づくプロアクティブなセキュリティ対策であるため、従来の動作を維持し続けることを積極的にお勧めするものではありません。<br>影響の確認やアプリケーションの動作検証、さらにはアプリケーション側の改修といったお客様側の対応にも一定の時間を要することから、暫定的な猶予期間として、あるいはどうしても対応が難しいアプリケーション向けの措置としてご活用いただくことを想定しています。</p><p>新しい適用モデルへの移行が推奨されますが、既存のアプリケーションの動作を維持する必要がある場合は、<strong>「ベースライン スコープ設定」</strong> を使用して従来の動作を保持できます。<br>仕組みとしては、テナント内にカスタム アプリケーションを登録し、それをベースライン スコープのターゲット リソースとして設定します。ベースライン スコープのみを要求する認証リクエストは、Windows Azure Active Directory の代わりに <strong>このカスタム アプリケーションをリソースとして評価</strong> されるようになります。そのうえで、CA ポリシーの対象外にこのカスタム アプリケーションを追加することで、従来と同じ除外動作を実現します。</p><h3 id="考え方のイメージ"><a href="#考え方のイメージ" class="headerlink" title="考え方のイメージ"></a>考え方のイメージ</h3><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">【従来の動作】</span><br><span class="line">アプリが openid + profile を要求</span><br><span class="line">  → リソース: Windows Azure Active Directory</span><br><span class="line">  → 自動的に CA ポリシーの適用対象外 (ベースライン スコープのため)</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">【変更後の動作 (対処なし)】</span><br><span class="line">アプリが openid + profile を要求</span><br><span class="line">  → リソース: Windows Azure Active Directory</span><br><span class="line">  → CA ポリシーの適用対象 ← MFA 等が要求される</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">【変更後の動作 (カスタム ターゲット リソースで対処)】</span><br><span class="line">アプリが openid + profile を要求</span><br><span class="line">  → リソース: カスタム アプリ (例: CA_BaselineScopes_TargetResource)</span><br><span class="line">  → CA ポリシーの対象外に追加済み → 除外される ※従来と同等</span><br></pre></td></tr></table></figure><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p><strong>なぜ Windows Azure Active Directory を直接除外しないのか?</strong></p><p>Windows Azure Active Directory をリソースとして CA ポリシーの対象外に追加した場合、ベースライン スコープだけでなく <code>Directory.ReadWrite.All</code> などの <strong>高い特権スコープも含めて除外</strong> されてしまいます。</p><p>これはセキュリティ上好ましくありません。 カスタム アプリケーションを「身代わり」のターゲット リソースとして設定することで、<strong>ベースライン スコープのリクエストのみを選択的に除外</strong> しつつ、高い特権スコープの要求には引き続き CA ポリシーを適用できます。</p></div><h2 id="6-具体的な設定手順"><a href="#6-具体的な設定手順" class="headerlink" title="6. 具体的な設定手順"></a>6. 具体的な設定手順</h2><p>以下の 3 つのステップで設定を行います。</p><h3 id="ステップ-1-カスタム-アプリケーションの登録"><a href="#ステップ-1-カスタム-アプリケーションの登録" class="headerlink" title="ステップ 1: カスタム アプリケーションの登録"></a>ステップ 1: カスタム アプリケーションの登録</h3><ol><li>Azure portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) もしくは Microsoft Entra 管理センター (<a href="https://entra.microsoft.com/">https://entra.microsoft.com</a>) に、アプリケーションを登録可能な管理者アカウントでサインインします。</li><li>[Microsoft Entra ID] &gt; [アプリの登録] に遷移し、[+ 新規登録] をクリックします。</li><li>以下の設定でアプリケーションを登録します。<ul><li><strong>名前</strong>: 任意の分かりやすい名前 (例: <code>CA_BaselineScopes_TargetResource</code>)<br>※ ベースライン スコープ設定で利用する組織にとって重要なアプリケーションになりますため、用途が明確に分かる名前をお勧めします。</li><li><strong>サポートされているアカウントの種類</strong>: <del>「この組織ディレクトリのみに含まれるアカウント (シングル テナント)」</del>「複数の Entra ID テナント」および「すべてのテナントを許可する」を選択します</li><li><strong>リダイレクト URI</strong>: 設定は必須ではありません。設定する場合は、プラットフォームに “Web” を選択し、URL 欄に任意の URL を入力してください (ダミーで構いません)。</li></ul></li><li>[登録] をクリックし、アプリケーションを作成します。</li></ol><h3 id="ステップ-2-条件付きアクセス-ポリシーの対象外に追加"><a href="#ステップ-2-条件付きアクセス-ポリシーの対象外に追加" class="headerlink" title="ステップ 2: 条件付きアクセス ポリシーの対象外に追加"></a>ステップ 2: 条件付きアクセス ポリシーの対象外に追加</h3><ol><li>条件付きアクセス管理者以上の権限を持つアカウントで [Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [条件付きアクセス] に遷移します。</li><li>「すべてのリソースを対象 &#x2F; 特定のリソースを対象外」の構成となっている条件付きアクセス ポリシーを選択します。</li><li>[ターゲット リソース] &gt; [対象外] タブを開き、ステップ 1 で作成したカスタム アプリケーションを追加します。</li><li>[保存] をクリックします。</li></ol><div class="alert is-important"><p class="alert-title">重要</p><p>対象のポリシーが複数ある場合は、すべてのポリシーに対してこの手順を実施してください。</p></div><h3 id="ステップ-3-ベースライン-スコープ設定でカスタム-ターゲット-リソースを構成"><a href="#ステップ-3-ベースライン-スコープ設定でカスタム-ターゲット-リソースを構成" class="headerlink" title="ステップ 3: ベースライン スコープ設定でカスタム ターゲット リソースを構成"></a>ステップ 3: ベースライン スコープ設定でカスタム ターゲット リソースを構成</h3><ol><li>以下の URL にアクセスし、条件付きアクセスのベースライン スコープ設定画面を開きます。現在はこの URL からのみアクセスが可能です。<br><a href="https://aka.ms/BaselineScopesSettingsUX">https://aka.ms/BaselineScopesSettingsUX</a></li><li>条件付きアクセス管理者以上の権限を持つアカウントでサインインします。</li><li>[カスタム ターゲット リソース: カスタム ターゲット リソースを選択する (Custom target resource: Select a custom target resource)] を選択し、ステップ 1 で作成したカスタム アプリケーションを選択します。</li><li>[保存 (Save)] をクリックして設定を保存します。</li></ol><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>この設定により、ベースライン スコープのみを要求する認証リクエストにおいて、条件付きアクセスのリソース評価で Windows Azure Active Directory の代わりに指定したカスタム アプリケーションが使用されるようになります。</p><p>ステップ 2 でこのカスタム アプリケーションを CA ポリシーの対象外に設定済みのため、結果として従来と同等の除外動作が実現されます。 なお、発行されるトークンの audience (aud クレーム) 自体は Windows Azure Active Directory や Microsoft Graph のままであり、アプリケーションの動作に影響はありません。</p></div><div class="alert is-important"><p class="alert-title">重要</p><p><strong>カスタム ターゲット リソースによるオプトアウトはあくまで暫定措置です</strong></p><p>上記の手順で特定したアプリケーションについては、カスタム ターゲット リソースによる除外で従来の動作を維持している間に、アプリケーション側の改修をご検討ください。</p><p>新しい既定の動作では、ベースライン スコープのみを要求するサインインにも CA ポリシーが適用されます。そのため、アプリケーションが条件付きアクセス チャレンジ (MFA やデバイス コンプライアンスなど) を適切にハンドルできるよう改修することが、中長期的には推奨されます。</p><p>具体的には、アプリケーションが CA チャレンジを受けた際に、ユーザーに対して正しくリダイレクトや再認証のフローを提示できるようにする必要があります。</p><p>実装方法の詳細については、以下の公開情報をご参照ください。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/v2-conditional-access-dev-guide">条件付きアクセス開発者向けガイダンス - Microsoft identity platform | Microsoft Learn</a></p></div><h2 id="7-まとめ"><a href="#7-まとめ" class="headerlink" title="7. まとめ"></a>7. まとめ</h2><table><thead><tr><th>項目</th><th>内容</th></tr></thead><tbody><tr><td>変更内容</td><td>「すべてのリソース &#x2F; 対象外あり」の CA ポリシーにおいて、ベースライン スコープのみの認証リクエストが自動除外されなくなった</td></tr><tr><td>影響</td><td>ベースライン スコープのみを要求するアプリへのサインイン時に、MFA やデバイス コンプライアンスなどの CA チャレンジが発生する可能性がある</td></tr><tr><td>推奨対応</td><td>新しい適用モデルに合わせることが推奨。やむを得ない場合はカスタム ターゲット リソースで従来の動作を維持</td></tr><tr><td>必要な手順 (従来の動作を維持する場合)</td><td>1. カスタム アプリケーションの登録 &#x2F; 2. CA ポリシーの対象外に追加 &#x2F; 3. ベースライン スコープ設定にカスタム ターゲット リソースを構成</td></tr></tbody></table><h2 id="参考情報"><a href="#参考情報" class="headerlink" title="参考情報"></a>参考情報</h2><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-enforcement-resource-exclusions">リソースの除外による条件付きアクセス ポリシーの適用の強化 - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-cloud-apps">条件付きアクセス: ターゲット リソース - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></li><li><a href="https://aka.ms/BaselineScopesSettingsUX">ベースライン スコープ設定画面</a></li></ul><p>上記内容が少しでも参考となりますと幸いです。製品動作に関する正式な見解や回答については、お客様環境などを把握したうえでサポート部門より提供させていただきますので、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
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    <published>2026-04-20T15:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2026 年 5 月 7 日更新: カスタム アプリケーション作成時の [サポートされているアカウントの種類] を更新しました</p></div>
<p>こん]]>
    </summary>
    <title>条件付きアクセス ポリシーの「ベースライン スコープ」に関する動作変更の解説</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.037Z</updated>
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      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
    <category term="Enterprise SSO" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Enterprise-SSO/"/>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2026 年 4 月 30 日更新: 影響範囲について、iOS と Mac デバイスの違いを追記しました。</p></div><p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポートの金森です。</p><p>今回は Apple デバイス (iPhone、iPad、Mac) の [Microsoft Entra ID (以下 Entra ID) へのデバイス登録に紐づく、デバイス ID &#x2F; キーの情報が保持される仕組み] が変更されたことについて、どのような変更であるかの説明や、この変更による影響、対処方法などについてお知らせします。</p><p>弊社公開情報では、 <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin">Apple デバイス用の Microsoft Enterprise SSO プラグイン</a> 内の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin#device-identity-key-storage">デバイス ID キー ストレージ</a> の説明が該当します。</p><h2 id="どのような実装変更であるか"><a href="#どのような実装変更であるか" class="headerlink" title="どのような実装変更であるか"></a>どのような実装変更であるか</h2><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin#device-identity-key-storage">前述の公開情報</a> の説明のポイントをサマライズします。</p><ul><li>Apple デバイスは、Intune への MDM 登録を行うと、併せて Entra ID へのデバイス登録も行っている</li><li>つまり、Apple デバイス上には以下の 2 つのデバイス登録情報がそれぞれ別のものとして保持されていることになる<ul><li>Intune への MDM 登録情報</li><li>Entra ID へのデバイス登録情報 (以降デバイス ID と呼称します)</li></ul></li><li>デバイス ID は、PRT (Primary Refresh Token) を用いた SSO やデバイス ベースのアクセス制御を適切に受けるための判定情報であるデバイス固有の ID 値を提供する</li><li>これまで、Entra ID に対してデバイスの新規登録をおこなう際、デバイス ID は OS 内の “キーチェーン” に格納されていた</li><li>この新規登録の際のデバイス ID の格納先が、キーチェーンから Secure Enclave に変わる実装がロールアウトされた</li><li>このロールアウトにより、デバイスに格納されているデバイス認証に利用される鍵などの情報の保護が強化された</li><li>このロールアウトは 2025 年 8 月以降順次、各テナントにロールアウトされていき、特に 2026 年 3 月に広くロールアウトされた</li></ul><p>つまり、ロールアウトが適用される以前に Intune MDM 登録 + Entra ID へのデバイス登録を行った Apple デバイスと、2025 年 8 月以降にロールアウトが適用された Apple デバイスでは [デバイス ID の格納先が異なる] ことになります。</p><ul><li>ロールアウトが適用される以前のセットアップ : キーチェーンにデバイス ID が格納されている</li><li>ロールアウトが適用された以降のセットアップ : Secure Enclave にデバイス ID が格納されている</li></ul><h3 id="補足"><a href="#補足" class="headerlink" title="補足"></a>補足</h3><p>キーチェーンや Secure Enclave は、Apple デバイスの [機密性の高いデータ (アカウントの資格情報やトークンのキャッシュなど) を格納する領域] です。<br>以下は Apple の技術情報ですが、参考として紹介します。</p><p><a href="https://support.apple.com/ja-jp/guide/security/secb0694df1a/1/web/1">キーチェーンのデータ保護 - Apple サポート (日本)</a><br><a href="https://support.apple.com/ja-jp/guide/security/sec59b0b31ff/web">Secure Enclave - Apple サポート (日本)</a></p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>Secure Enclave は、Windows における TPM のように [OS から直接アクセスできない、ディスク以外のハードウェアに確保されたセキュアなデータの格納領域] です。</p></div><h2 id="キーチェーンと-Secure-Enclave-のどちらに格納されているかの見分け方"><a href="#キーチェーンと-Secure-Enclave-のどちらに格納されているかの見分け方" class="headerlink" title="キーチェーンと Secure Enclave のどちらに格納されているかの見分け方"></a>キーチェーンと Secure Enclave のどちらに格納されているかの見分け方</h2><p>お手元の Intune MDM 登録 + Entra ID へのデバイス登録済みの Apple デバイスがどちらのシナリオで構成されたものであるかを見分ける場合、特徴的な差異として [SCEP デバイス ID 証明書が視認できるかどうか] という見方があります。<br>以下は iOS デバイスの例ですが [設定] - [一般] - [VPN とデバイス管理] から、Intune 登録時にインポートされている Management Profile の詳細を確認する流れです。</p><table><thead><tr><th>Management Profile をタップ</th><th>詳細をタップ</th></tr></thead><tbody><tr><td><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/1-ManagenentProfile.jpg"></td><td><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/2-Shosai.jpg"></td></tr></tbody></table><table><thead><tr><th>SCEP デバイス ID 証明書あり &#x3D; キーチェーン利用</th><th>SCEP デバイス ID 証明書なし &#x3D; Secure Enclave 利用</th></tr></thead><tbody><tr><td><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/3-SCEP-device-Cert-KeyChain.jpg"></td><td><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/4-SCEP-device-Cert-SecureEnclave.jpg"></td></tr></tbody></table><h2 id="この実装変更が展開されるとどのような影響が発生するか"><a href="#この実装変更が展開されるとどのような影響が発生するか" class="headerlink" title="この実装変更が展開されるとどのような影響が発生するか"></a>この実装変更が展開されるとどのような影響が発生するか</h2><p>この実装変更がロールアウトされた後に Intune MDM 登録 + Entra ID へのデバイス登録をしたデバイスの一部のアプリにおいてデバイス ID を提示できなくなります。<br>その結果、条件付きアクセスでデバイス ID の提示を必要とするポリシーを構成している場合に一部アプリでのサインインがブロックされます。</p><h2 id="どのような環境のどのようなアプリが影響を受けるのか"><a href="#どのような環境のどのようなアプリが影響を受けるのか" class="headerlink" title="どのような環境のどのようなアプリが影響を受けるのか"></a>どのような環境のどのようなアプリが影響を受けるのか</h2><p>次のような条件付きアクセス ポリシーを構成している環境で影響が発生する恐れがあります。</p><ul><li><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-condition-filters-for-devices">条件付きアクセス: デバイスのフィルター</a> で紹介しているデバイスのフィルターを判定条件に利用している。</p></li><li><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-grant">条件付きアクセス:Grant</a> で紹介している、デバイスは準拠としてマーク済みである必要がある、承認済みクライアント アプリを必須にする (2026 年 3 月に廃止)、アプリの保護ポリシーを必須にする、といったアクセス制御を利用している。</p></li></ul><p>上記の判定条件やアクセス制御はいずれも <strong>クライアント アプリ&#x2F;ブラウザからの認証要求時に、デバイス ID が Entra ID に提示される</strong> ことで適切に判定を受けることが可能な機能です。<br>つまり、クライアント アプリ&#x2F;ブラウザが認証時にデバイス ID を提示できないと、Entra ID は [どのデバイスからの認証要求であるか] を判定する情報が得られず、未登録デバイスと判定することになります。</p><p>上述の条件付きアクセス ポリシーを構成している環境において、それぞれの OS ごとで動作するアプリケーションへの影響を以下の表にまとめました。</p><h3 id="iOS-の場合"><a href="#iOS-の場合" class="headerlink" title="iOS の場合"></a>iOS の場合</h3><table><thead><tr><th>区分</th><th>説明</th></tr></thead><tbody><tr><td>MSAL 対応アプリ／ブラウザ</td><td>特に対応は不要です。なお、Microsoft の 1st party アプリや Edge ブラウザは MSAL に対応しています。3rd party アプリが MSAL に対応しているかどうかは、アプリ提供元への確認が必要です。</td></tr><tr><td>非 MSAL 対応アプリ／ブラウザ</td><td>Enterprise SSO プラグイン機能を有効にすることで、Secure Enclave に格納されたデバイス ID の取得と認証時の提示が行えるようになります。</td></tr></tbody></table><h3 id="macOS-の場合"><a href="#macOS-の場合" class="headerlink" title="macOS の場合"></a>macOS の場合</h3><table><thead><tr><th>区分</th><th>説明</th></tr></thead><tbody><tr><td>MSAL 対応アプリ／ブラウザ</td><td>Enterprise SSO プラグイン機能を有効にすることで、Secure Enclave に格納されたデバイス ID の取得と認証時の提示が行えるようになります。</td></tr><tr><td>非 MSAL 対応アプリ／ブラウザ</td><td>Enterprise SSO プラグイン機能を有効にすることで、Secure Enclave に格納されたデバイス ID の取得と認証時の提示が行えるようになります。</td></tr></tbody></table><p>※ Platform SSO では Enterprise SSO を利用しているため Secure Enclave に対応しています。</p><h2 id="影響を受けた場合の具体的な例"><a href="#影響を受けた場合の具体的な例" class="headerlink" title="影響を受けた場合の具体的な例"></a>影響を受けた場合の具体的な例</h2><p>ここまでの内容を踏まえて、影響を受けた場合の具体的な例を紹介します。</p><ul><li><p>前提</p><ul><li>ロールアウトが適用された以降に Intune MDM 登録 + Entra ID へのデバイス登録をした iOS デバイス</li><li>Enterprise SSO を有効にする設定を配布していない</li><li>デバイス ID を元にアクセス制御を行う条件付きアクセスのポリシーを構成している</li><li>Safari や 3rd party 製アプリなど MSAL に対応していないアプリ利用時</li></ul></li><li><p>発生しうる事象</p><ul><li>認証時にクライアント側からデバイス ID が提示されず、条件付きアクセスのポリシーに抵触してサインインがブロックされる。</li><li>Edge ブラウザ や 1st party (Microsoft) 製アプリを使用した場合は同様の事象は発生しない。</li><li>ロールアウトが適用される以前にセットアップしたデバイスでは同様の事象は発生しない。</li></ul></li><li><p>事象が発生した際のクライアント上でのエラー表示例<br>以下の例では Safari ブラウザからのアクセス シナリオですが、サインイン時に以下のように 530003 のエラー コードで失敗しています。このエラー コード 530003 は “Your device is required to be managed to access this resource.” を意味しており、つまり MDM 管理されたデバイスからのアクセスではないため “デバイスは準拠としてマーク済みである必要がある” のアクセス制御に抵触したことを示しています。<br>また、”デバイスの識別子” の項目が “使用できません” となっていることもデバイス ID が提示されなかったことを示唆しています。</p></li></ul><p><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/5-Sample-Sign-ins.jpg"></p><p>上記のサインインに呼応する Entra ID のサインイン ログの詳細を参照すると以下のようにデバイス ID の項目がブランクとなっており、この点からもクライアントからデバイス ID が提示されていないことを確認可能です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/6-NoDevice-Sign-ins-EntraID.jpg"></p><p>上記は <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin">Apple デバイス用の Microsoft Enterprise SSO プラグイン</a> 内の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin#troubleshooting-secure-enclave-based-device-identity">セキュリティで保護されたエンクレーブ ベースのデバイス ID のトラブルシューティング</a> の説明が該当します。</p><h2 id="対処方法"><a href="#対処方法" class="headerlink" title="対処方法"></a>対処方法</h2><p>Enterprise SSO プラグインを有効化することで、非 MSAL 対応アプリ&#x2F;ブラウザを利用する際のユーザー認証時にデバイス ID を提示できるようになります。<br>Enterprise SSO 機能を有効化するには、 <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/intune/intune-service/configuration/use-enterprise-sso-plug-in-ios-ipados-with-intune?tabs=prereq-intune,create-profile-intune">MDM を使用して iOS&#x2F;iPadOS Enterprise SSO アプリ拡張機能を構成する</a> 内の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/intune/intune-service/configuration/use-enterprise-sso-plug-in-ios-ipados-with-intune?tabs=prereq-intune,create-profile-intune#create-a-single-sign-on-app-extension-configuration-policy">シングル サインオン アプリ拡張機能構成ポリシーを作成する</a> の手順に沿って Intune にてデバイス構成ポリシーを用いて設定を配布します。</p><p>Safari ブラウザもしくは [認証ブローカーとして Safari WebView を使用する] 3rd party アプリの場合、以下のように Enterprise SSO を有効化することで、デバイス ID を提示できるようになります。<br>[SSO アプリ拡張機能の種類] の設定を “Microsoft Entra ID” にしているのみの設定です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/7-SSO-app-extension-Intune.jpg"></p><p>なお、3rd party アプリが [認証ブローカーとして Safari WebView] を使用しているかどうかは、各アプリの実装に依存するためアプリ提供元までご確認ください。<br>もし MSAL も Safari WebView も認証処理に使用していない 3rd party アプリの場合、該当アプリの [アプリ バンドル ID] を指定することで対応できる可能性はありますが、該当アプリの実装に依存するため Microsoft として確証を持ったご案内ができない点、あらかじめご了承ください。</p><h2 id="よくあるご質問とその回答-FAQ"><a href="#よくあるご質問とその回答-FAQ" class="headerlink" title="よくあるご質問とその回答 (FAQ)"></a>よくあるご質問とその回答 (FAQ)</h2><h3 id="FAQ1"><a href="#FAQ1" class="headerlink" title="FAQ1"></a>FAQ1</h3><p>Q:<br>3rd party アプリの [アプリ バンドル ID] はどのように確認することができますか？</p><p>A:<br>アプリ バンドル ID の正確な情報はアプリのご提供元ベンダー様へご確認ください。<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/apple-sso-plugin#find-app-bundle-identifiers-on-ios-devices">iOS デバイスでのアプリ バンドル ID の確認</a> にも該当のご案内があります。</p><p>その他の簡易的なアプリ バンドル ID の確認方法としては、2026 年 4 月現在では、App Store のアプリ ID を元に、アプリ バンドル ID を確認することが可能であるという情報を確認しています。<br>その手順は次の通りです。</p><p>まずは確認したいアプリの App Store サイトを開きます。例として MSN アプリとします。</p><p>App Store の MSN アプリのサイト<br><a href="https://apps.apple.com/jp/app/msn/id945416273">https://apps.apple.com/jp/app/msn/id945416273</a><br>-&gt;この URL よりアプリ ID が 945416273 であることがわかります。</p><p>続けて、Apple の iTunes の lookup サイトでアプリ ID の数字 945416273 を id&#x3D; で指定した URL を開きます。<br><a href="https://itunes.apple.com/lookup?id=945416273">https://itunes.apple.com/lookup?id=945416273</a></p><p>1.txt というテキストのダウンロードが行われるため、テキストファイルより bundleid 値を検索します。<br>今回の例では [“bundleId”:”com.microsoft.axp-ios.BingNews”] という値であるため、com.microsoft.axp-ios.BingNews が MSN アプリのアプリ バンドル ID であることがわかります。</p><hr><h3 id="FAQ2"><a href="#FAQ2" class="headerlink" title="FAQ2"></a>FAQ2</h3><p>Q:<br>認証ブローカーとは何でしょうか。</p><p>A:<br>認証ブローカーとは、アプリに代わって認証の処理を行うコンポーネントを指します。<br>OS 上で起動するアプリは、認証に関わるやり取りをアプリ自身のプロセス上で実行せず、別のプロセスに委任する (認証に関する処理を任せる) 作りが広く一般的です。<br>これは OS の種類にかかわらず、以下のように言えます。</p><ul><li><p>Windows の場合、Outlook や Teams などの Office (1st party) アプリでは WAM (Web Account Manager) と呼ばれる OS の認証ブローカーに認証の処理を任せる<br>　3rd party アプリの場合、アプリの作りによって WAM に任せる作りのアプリもあれば、Edge WebView に任せる作りのアプリ、自分自身のプロセスで対応する (他プロセスに委任しない) アプリもある</p></li><li><p>iOS の場合、Office (1st party) アプリは、Microsoft Authenticator に認証の処理を任せる<br>　3rd party アプリの場合、アプリの作りによって認証ブローカーである Microsoft Authenticator に任せる作りのアプリもあれば、Safari WebView に任せる作りのアプリ、自分自身のプロセスで対応する (他プロセスに委任しない) アプリもある</p></li><li><p>Android の場合、Office (1st party) アプリは、Intune Company ポータル アプリに認証の処理を任せる<br>　3rd party アプリの場合、アプリの作りによって認証ブローカーである Intune Company ポータル アプリに任せる作りのアプリもあれば、Chrome WebView に任せる作りのアプリ、自分自身のプロセスで対応する (他プロセスに委任しない) アプリもある</p></li></ul><p>上記の Microsoft の認証ブローカーに認証処理を委任できるアプリは、1st &#x2F; 3rd party 製であるかどうかにかかわらず [MSAL (先進認証のライブラリ) に対応したアプリ] という言い方も可能です。</p><hr><h3 id="FAQ3"><a href="#FAQ3" class="headerlink" title="FAQ3"></a>FAQ3</h3><p>Q:<br>Enterprise SSO を有効にすることによる影響はありますか。</p><p>A:<br>Apple の OS に対して Enterprise SSO を有効化することで、Safari の認証処理がアドイン&#x2F;強化される (ブラウザ単位ではなく、デバイスとして保持する認証情報を利用できるようになる) ことになります。<br>そのため、Safari もしくは [Safari WebView を認証ブローカーとする作りのアプリ] がその恩恵を受けることになります。</p><p>そのため [Safari ブラウザ、もしくは認証ブローカーとして Safari WebView を使用する 3rd party アプリの利用時、これまでは対話的な認証画面が表示されて認証操作を行っていたが、Intune に MDM 登録を行っているユーザーとして SSO が行えるようになり、かつ認証時にデバイス ID 情報も提示できるようになる] という影響&#x2F;効果が生じることが期待値となります。</p><p>なお、前述のとおり MSAL も Safari WebView も認証処理に使用していない 3rd party アプリの場合、該当アプリの [アプリ バンドル ID] を指定することで、同様の影響&#x2F;効果を得られる可能性もあります。<br>繰り返しになりますが該当アプリの実装に依存するため Microsoft として Enterprise SSO の効果が得られるかどうかに関して確証を持ったご案内ができない点、あらかじめご了承ください。</p><hr><p>上記内容が皆様の参考となりますと幸いです。どちら様も素敵な Entra ID ライフをお過ごしください。</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/Keychain-to-SecureEnclave-for-Apple-device/"/>
    <published>2026-04-17T15:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2026 年 4 月 30 日更新: 影響範囲について、iOS と Mac デバイスの違いを追記しました。</p></div>
<p>こんにちは、Azure]]>
    </summary>
    <title>Apple デバイスでキーチェーンから Secure Enclave 利用へ</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:27.866Z</updated>
  </entry>
  <entry>
    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Conditional Access" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Conditional-Access/"/>
    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
    <category term="Audit Logs" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Audit-Logs/"/>
    <content>
      <![CDATA[<h2 id="はじめに"><a href="#はじめに" class="headerlink" title="はじめに"></a>はじめに</h2><p>こんにちは、Azure Identity サポート チーム Lynn です。<br>条件付きアクセス ポリシーに対して変更を行ったときに記録されるデータ量が多くなる場合、更新操作は 1 回のみであるにもかかわらず、監査ログ上では「Update policy」という同一のアクティビティが、複数件連続して記録されることがあります。<br>この事象が発生すると、Microsoft Entra 管理センター上で個々の監査ログを確認しても、実際にポリシーのどの設定がどのように変更されたのかを判別しにくい状態になります。<br>本記事では、この事象の内容と対処方法について解説します。</p><h2 id="観測される挙動"><a href="#観測される挙動" class="headerlink" title="観測される挙動"></a>観測される挙動</h2><p>例として指定するターゲット リソースが多い条件付きアクセス ポリシーに対して変更を行うと、1 回の更新操作に対して「Update policy」の監査ログが複数件、生成される場合があります。<br>参考までに弊社検証環境における動作として、条件付きアクセスの対象ターゲット リソースを約 480 個指定したうえでターゲット リソースの更新を行ったところ、1 回の更新操作に対して「Update policy」の監査ログが 5 件生成される挙動を確認しました。<br>これらのログは、同一の日時、同一のターゲット、同一の開始者 (アクター) で連続して記録されており、見た目上は「複数回更新が行われた」ように見える点が特徴です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/long-audit-log-split-behavior/audit-log-screenshot.png"></p><p>しかしながら、これらのログを 1 つずつ確認すると、複数回の更新が行われたのではなく 1 回の更新が複数の監査ログ レコードに分割されて記録されていることに気づきます。<br>このとき、通常は変更内容が表示される「変更されたプロパティ」タブが空で表示されますが、これは変更が行われていないことを示すものではありません。分割された監査ログ レコードを総合して変更内容を確認する必要があります。</p><h2 id="なぜ監査ログが分割されるのか"><a href="#なぜ監査ログが分割されるのか" class="headerlink" title="なぜ監査ログが分割されるのか"></a>なぜ監査ログが分割されるのか</h2><p>通常、条件付きアクセス ポリシーに設定されているターゲット リソースの数が比較的少ない場合には、ポリシー更新時の変更内容は 1 件の監査ログ レコードに記録されます。<br>一方で、条件付きアクセス ポリシーに対して数百件規模のターゲット リソースを指定している場合、更新時に記録されるデータ量 (アプリケーション GUID などを含む JSON データ) が非常に大きくなります。<br>その結果、1 件の監査ログ レコードに記録可能なサイズ上限を超過するため、データが欠落しないよう、システム側で監査ログが自動的に複数件に分割されて記録されます。<br>この挙動は想定された動作であり、また、監査ログの内容そのものが失われているわけではありません。</p><h2 id="分割された監査ログの構造と読み方"><a href="#分割された監査ログの構造と読み方" class="headerlink" title="分割された監査ログの構造と読み方"></a>分割された監査ログの構造と読み方</h2><p>通常、変更内容が比較的少ない場合には、JSON の監査ログ レコードの <code>targetResources</code> 内の <code>modifiedProperties</code> に変更前・変更後の値が直接表示されます。<br>しかし、ターゲット リソースに指定したアプリケーション数が多いなど JSON のデータ量が大きくなる場合、変更内容が <code>modifiedProperties</code> に収まりきらないため、分割されたデータとして <code>additionalDetails</code> 側に記録される挙動に自動で切り替わります。</p><p>分割された監査ログでは、Microsoft Graph API の監査ログ (Audit Logs) における <code>additionalDetails</code> セクションに、以下のような管理用のキーが含まれます。</p><table><thead><tr><th>キー</th><th>意味</th><th>役割</th></tr></thead><tbody><tr><td>id</td><td>相関 ID (Correlation ID)</td><td>分割された複数のログが、同一の操作に属することを示します</td></tr><tr><td>seq</td><td>シーケンス番号</td><td>分割されたデータの何番目の断片かを示します (例：1, 2, 3…)</td></tr><tr><td>b</td><td>データ本体</td><td>分割された JSON データの一部です</td></tr><tr><td>c</td><td>総数</td><td>データが何件に分割されているかを示します</td></tr></tbody></table><p>同一の <code>id</code> を持つログを <code>seq</code> の順番に並べ、それぞれの <code>b</code> の値を順に結合することで、本来 1 回の操作として記録されるべき変更内容を論理的に復元することが可能です。</p><p>以下は、実際に API から取得できる「分割されたログの 1 レコード例」です。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>以下の例では説明のために JSON 内にコメントを付与していますが、実際の API レスポンスにコメントは含まれません。</p></div><figure class="highlight json"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;id&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;Directory_xxx_0001&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;category&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;Policy&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;activityDisplayName&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;Update policy&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;correlationId&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;00000000-0000-1234-5678-0000000090ab&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;activityDateTime&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;2026-03-06T06:02:10Z&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;result&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;success&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line"></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;targetResources&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="punctuation">[</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;id&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;&lt;対象ポリシーの GUID&gt;&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;displayName&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;ExampleConditionalAccessPolicy&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;type&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;Policy&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;modifiedProperties&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="punctuation">[</span><span class="punctuation">]</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// データが大きいため modifiedProperties は空になる</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#125;</span></span><br><span class="line">  <span class="punctuation">]</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line"></span><br><span class="line">  <span class="attr">&quot;additionalDetails&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="punctuation">[</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;key&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;id&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;value&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;policy-id-123&quot;</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// 分割された複数のログが、同一の操作に属することを示します</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#125;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;key&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;seq&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;value&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;1&quot;</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// 分割ログの順序番号 (同一 &quot;id&quot; 内での位置)</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#125;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;key&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;b&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;value&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;&#123; \&quot;Users\&quot;: &#123; \&quot;Include\&quot;: [ &#123; \&quot;Groups\&quot;: [ \&quot;group-id-1\&quot; ] &#125; ],&quot;</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// 実際のポリシー設定 JSON の断片 (文字列) </span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// seq 順にすべて結合して初めて意味を持つ</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#125;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#123;</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;key&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;c&quot;</span><span class="punctuation">,</span></span><br><span class="line">      <span class="attr">&quot;value&quot;</span><span class="punctuation">:</span> <span class="string">&quot;5&quot;</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// 重要</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// この操作 (correlationId) で生成された分割ログの総数</span></span><br><span class="line">      <span class="comment">// seq=1 ～ seq=5 が存在することを示す</span></span><br><span class="line">    <span class="punctuation">&#125;</span></span><br><span class="line">  <span class="punctuation">]</span></span><br><span class="line"><span class="punctuation">&#125;</span></span><br></pre></td></tr></table></figure><h2 id="分割された監査ログの確認方法-手動"><a href="#分割された監査ログの確認方法-手動" class="headerlink" title="分割された監査ログの確認方法 (手動)"></a>分割された監査ログの確認方法 (手動)</h2><p>分割された監査ログの内容を確認する一例として、テキスト エディターを用いてデータを結合する方法をご紹介します。</p><ol><li>[Microsoft Entra 管理センター] &gt; [監視と正常性] &gt; [監査ログ] を表示します</li><li>同一の日時、同一のターゲット、同一の開始者 (アクター) で連続して記録されている複数の「Update policy」ログを確認します</li><li>各ログの <code>additionalDetails</code> 内にある <code>b</code> の値を、<code>seq</code> の順にコピーします</li><li>空白や改行を入れずに連結し、1 つの文字列として復元します</li><li>復元したデータを確認し、どのような変更が行われたかを確認します</li></ol><p>この方法により、分割されて記録された変更内容を確認することが可能です。</p><h2 id="分割された監査ログの確認方法-自動化"><a href="#分割された監査ログの確認方法-自動化" class="headerlink" title="分割された監査ログの確認方法 (自動化)"></a>分割された監査ログの確認方法 (自動化)</h2><p>上述した手動での結合作業は、分割数が多い場合には煩雑になるため、調査を補助する目的でスクリプトを用いた自動化についてもご案内いたします。</p><p>分割された監査ログを Microsoft Graph API 経由で自動的に取得・結合し、変更前後の差分を確認する PowerShell スクリプトを以下の GitHub リポジトリにて公開しています。事前準備や実行手順の詳細についてもリポジトリの README に記載しておりますので、併せてご参照ください。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>なお、以下のスクリプトでは、条件付きアクセスのターゲットリソースが多い場合の変更に特化した処理を実装しています。</p></div><ul><li><a href="https://github.com/jpazureid/long-audit-log-recovery">Recover split audit logs for Conditional Access policy changes</a></li></ul><h3 id="免責事項"><a href="#免責事項" class="headerlink" title="免責事項"></a>免責事項</h3><p>本サンプル コードは、あくまでも説明のためのサンプルとして提供されるものであり、製品の実運用環境で使用されることを前提に提供されるものではありません。本サンプル コードおよびそれに関連するあらゆる情報は、「現状のまま」で提供されるものであり、商品性や特定の目的への適合性に関する黙示の保証も含め、明示・黙示を問わずいかなる保証も付されるものではありません。マイクロソフトは、お客様に対し、本サンプル コードを使用および改変するための非排他的かつ無償の権利ならびに本サンプル コードをオブジェクト コードの形式で複製および頒布するための非排他的かつ無償の権利を許諾します。但し、お客様は以下の 3 点に同意するものとします。</p><ol><li>本サンプル コードが組み込まれたお客様のソフトウェア製品のマーケティングのためにマイクロソフトの会社名、ロゴまたは商標を用いないこと</li><li>本サンプル コードが組み込まれたお客様のソフトウェア製品に有効な著作権表示をすること</li><li>本サンプル コードの使用または頒布から生じるあらゆる損害 (弁護士費用を含む) に関する請求または訴訟について、マイクロソフトおよびマイクロソフトの取引業者に対し補償し、損害を与えないこと</li></ol><h2 id="まとめ"><a href="#まとめ" class="headerlink" title="まとめ"></a>まとめ</h2><ul><li>条件付きアクセス ポリシー更新時に監査ログが分割されて記録される場合があります</li><li>本挙動は、データ量が大きい場合に発生する想定された動作です</li><li>分割されたログでは、<code>additionalDetails</code> 内の情報を基に内容を確認する必要があります</li><li>単一ログや「変更されたプロパティ」だけで判断しない点にご注意ください</li></ul><p>もしも上記の内容について不明点などある場合には、お客様環境などを十分に把握したうえでサポート部門より提供しますので、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/long-audit-log-split-behavior/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/long-audit-log-split-behavior/"/>
    <published>2026-04-16T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<h2 id="はじめに"><a href="#はじめに" class="headerlink" title="はじめに"></a>はじめに</h2><p>こんにちは、Azure Identity サポート チーム Lynn です。<br>条件付きアクセス ポリシーに対して変更を]]>
    </summary>
    <title>条件付きアクセス ポリシー更新時に「Update policy」の監査ログが分割されて記録される挙動について</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.367Z</updated>
  </entry>
  <entry>
    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra Connect" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-Connect/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、 Azure Identity サポート チームの新倉です。</p><p>公開情報「Microsoft Entra のリリースとお知らせ」および MC1263280 にて、セキュリティ強化のため 2026 年 7 月からMicrosoft Entra Connect (以下 MEC) のハードマッチの動作が変更されることが通知されました。</p><p>公開情報　<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---microsoft-entra-connect-security-hardening-to-prevent-user-account-takeover">Microsoft Entra のリリースとお知らせ - 一般提供 - ユーザー アカウントの引き継ぎを防ぐための Microsoft Entra Connect セキュリティ強化</a></p><p>本ブログ記事では、動作の変更点と、変更後のハードマッチの手順をご紹介し、お問い合わせの多いご質問 (FAQ) について Q&amp;A 形式で回答いたします。<br>今後、ハードマッチについてお問い合わせの多いご質問は適宜内容を追記していき、また公開情報では記載されていない点についても補足してまいります。</p><h2 id="1-Microsoft-Entra-Connect-のハードマッチの変更点について"><a href="#1-Microsoft-Entra-Connect-のハードマッチの変更点について" class="headerlink" title="1. Microsoft Entra Connect のハードマッチの変更点について"></a>1. Microsoft Entra Connect のハードマッチの変更点について</h2><h3 id="1-1-2026-年-7-月-1-日以降に変更される点"><a href="#1-1-2026-年-7-月-1-日以降に変更される点" class="headerlink" title="1-1. 2026 年 7 月 1 日以降に変更される点"></a>1-1. 2026 年 7 月 1 日以降に変更される点</h3><p>MEC のハードマッチは、オンプレミス AD から新しいオブジェクトを同期する際、 Microsoft Entra ID 上のアカウントと同期しようとしたオンプレミス AD のアカウントが一致するかを判断する属性として、 sourceAnchor を基に評価する方法を指します。</p><p>今回、2026 年  7 月 1 日以降に予定されている変更では、セキュリティ強化のため、オンプレミス AD から新しいオブジェクトを同期する際に sourceAnchor の属性だけではなく OnPremisesObjectIdentifier 属性の検証が追加され、以下のすべての条件が成り立つ場合にのみハードマッチが成功するように動作が変わります。</p><ul><li>a. Microsoft Entra ID アカウントの ImmutableId と、同期しようとするオンプレミス AD の sourceAnchor が一致する</li><li>b. テナントのプロパティ BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch が Falseである</li><li><strong>c. 対象の Entra ID アカウントの OnPremisesObjectIdentifier 属性が空である (New)</strong></li></ul><p><strong>これまでは a. b. の条件を満たせばハードマッチが行われていましたが、今回の動作変更によって c. の条件が追加されます。</strong></p><p>一度でもオンプレミス AD からユーザー同期を行うと、 OnPremisesObjectIdentifier 属性には同期元ユーザーの object ID の値が設定されます。オンプレミス AD から新しいオブジェクトを同期する際に今回の動作変更が適用されますので、OnPremisesObjectIdentifier 属性が空である場合にハードマッチが行われます。</p><h3 id="1-2-ハードマッチの動作が変更された後のハードマッチ手順について"><a href="#1-2-ハードマッチの動作が変更された後のハードマッチ手順について" class="headerlink" title="1-2. ハードマッチの動作が変更された後のハードマッチ手順について"></a>1-2. ハードマッチの動作が変更された後のハードマッチ手順について</h3><p>動作変更後もハードマッチを実施するには、 OnPremisesObjectIdentifier 属性が空である必要があるため、管理者が事前に Microsoft Graph API を用いて同期済みユーザーの OnPremisesObjectIdentifier をクリアする必要があります。<br>ハードマッチを利用する際の シナリオをもとに、以下でご説明いたします。</p><p>補足: 本手順では sourceAnchor は MEC で mS-DS-ConsistencyGuid 属性を指定した環境での手順をご案内しております。 mS-DS-ConsistencyGuid 以外の属性を sourceAnchor としている場合は、 sourceAnchor に指定した属性に置き換えてお読みください。</p><h4 id="シナリオ-オンプレミス-AD-の非同期ユーザーと、既存の-Entra-ID-ユーザーを紐づける場合"><a href="#シナリオ-オンプレミス-AD-の非同期ユーザーと、既存の-Entra-ID-ユーザーを紐づける場合" class="headerlink" title="シナリオ: オンプレミス AD の非同期ユーザーと、既存の Entra ID ユーザーを紐づける場合"></a>シナリオ: オンプレミス AD の非同期ユーザーと、既存の Entra ID ユーザーを紐づける場合</h4><p>オンプレミス AD フォレストの移行や出向などの理由により、既存の Entra ID ユーザーに紐づく同期元のオンプレミスユーザーを変更する場合がございます。<br>このシナリオでは、Entra ID にある既存のユーザー A’ について、同期元となっているオンプレミスユーザーをドメイン X にいるユーザー A からドメイン Y にいるユーザー B に交換します。</p><p>変更前:<br>ドメイン X On-prem user A -&gt; Entra ID user A’<br>ドメイン Y On-prem user B</p><p>変更後:<br>ドメイン X On-prem user A<br>ドメイン Y On-prem user B -&gt; Entra ID user A’</p><p>ハードマッチ手順：</p><ol><li>意図しない同期を防ぐため  Entra Connect の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/connect/how-to-connect-sync-feature-scheduler#disable-the-scheduler">定期同期を無効</a> にします。</li></ol><p>実行する PowerShell :</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Set-ADSyncScheduler</span> <span class="literal">-SyncCycleEnabled</span> <span class="variable">$false</span></span><br></pre></td></tr></table></figure><ol start="2"><li>Entra ID ユーザー A’ について、ハードマッチを実施できるよう Microsoft Graph API を使って onPremisesObjectIdentifier を null に設定します</li></ol><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>onPremisesObjectIdentifier を null に設定する Graph API は Beta バージョンの API でのリリースが先行されます。</p><p>v1.0 の API でのリリース時期は現時点で未定です。</p><p>ユーザー A’ のように同期済みのユーザーでも、SOA を変更することなく onPremisesObjectIdentifier を null にすることができます</p></div><p>必要なアクセス許可:<br>User-OnPremisesSyncBehavior.ReadWrite.All と User.ReadWrite.All</p><p>実行する Graph API :</p><figure class="highlight http"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">PATCH https://graph.microsoft.com/beta/users/&lt;UserId&gt;</span><br><span class="line">&#123; onPremisesObjectIdentifier: null &#125;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>Microsoft Graph PowerShell の場合の例 :</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Connect-MgGraph</span>  <span class="literal">-Scopes</span> <span class="string">&#x27;User-OnPremisesSyncBehavior.ReadWrite.All&#x27;</span>,<span class="string">&#x27;User.ReadWrite.All&#x27;</span> <span class="literal">-TenantId</span>  contoso.onmicrosoft.com</span><br><span class="line"><span class="built_in">Invoke-MgGraphRequest</span> <span class="literal">-Method</span> GET <span class="literal">-Uri</span> <span class="string">&quot;https://graph.microsoft.com/beta/users/12345678-2468-adcd-dcba-1234567890ab&quot;</span></span><br><span class="line"><span class="built_in">Invoke-MgGraphRequest</span> <span class="literal">-Method</span> PATCH <span class="literal">-Uri</span> <span class="string">&quot;https://graph.microsoft.com/beta/users/12345678-2468-abcd-dcba-1234567890ab&quot;</span> <span class="literal">-Body</span> <span class="string">&#x27;&#123;&quot;onPremisesObjectIdentifier&quot;: null &#125;&#x27;</span></span><br></pre></td></tr></table></figure><ol start="3"><li>オンプレミスユーザー B を同期対象外の OU に配置し、mS-DS-ConsistencyGuid 属性を、オンプレミスユーザー A の mS-DS-ConsistencyGuid 属性と同じ値になるよう設定します</li></ol><p>なお、同期対象外の OU は、MEC の構成ウィザードの <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/connect/how-to-connect-install-custom#domain-and-ou-filtering">ドメインと OU のフィルター処理</a> であらかじめ用意しておきます。</p><ol start="4"><li><p>オンプレミスユーザー A を同期対象外 OU に移動します。</p></li><li><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/connect/how-to-connect-sync-feature-scheduler#delta-sync-cycle">差分同期</a> を 2 回実行し、 MEC 並びに Entra ID ユーザー A’ を Entra ID 上から削除します。 Entra ID ユーザー A’ は「削除済みユーザー」となります</p></li></ol><p>実行する PowerShell :</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Start-ADSyncSyncCycle</span> delta</span><br></pre></td></tr></table></figure><ol start="6"><li><p>オンプレミスユーザー B を同期対象の OU に移動します</p></li><li><p>差分同期を実行し、Entra ID ユーザー A’ にオンプレミスユーザー B の情報を同期します</p></li></ol><p>実行する PowerShell :</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Start-ADSyncSyncCycle</span> delta</span><br></pre></td></tr></table></figure><ol start="8"><li><p>ハードマッチが行われ、Entra ID ユーザー A’ とオンプレミスユーザー B が紐づき、以後はオンプレミスユーザー B の変更内容が Entra ID ユーザー A’ に同期されるようになります</p></li><li><p>Entra Connect の定期同期を有効に戻します。</p></li></ol><p>実行する PowerShell :</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Set-ADSyncScheduler</span> <span class="literal">-SyncCycleEnabled</span> <span class="variable">$true</span></span><br></pre></td></tr></table></figure><h2 id="2-ハードマッチの動作の変更点についてのよくあるご質問とその回答-FAQ"><a href="#2-ハードマッチの動作の変更点についてのよくあるご質問とその回答-FAQ" class="headerlink" title="2.ハードマッチの動作の変更点についてのよくあるご質問とその回答 (FAQ)"></a>2.ハードマッチの動作の変更点についてのよくあるご質問とその回答 (FAQ)</h2><p>今回のハードマッチの動作変更について、以下によくあるご質問をおまとめしております。</p><hr><h3 id="Q-この変更は特定のバージョンの-MEC-でのみ有効になりますか？それとも古いバージョンにも適用されますか？"><a href="#Q-この変更は特定のバージョンの-MEC-でのみ有効になりますか？それとも古いバージョンにも適用されますか？" class="headerlink" title="Q: この変更は特定のバージョンの MEC でのみ有効になりますか？それとも古いバージョンにも適用されますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> この変更は特定のバージョンの MEC でのみ有効になりますか？それとも古いバージョンにも適用されますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>今回の変更は Microsoft Entra ID のサービス側で行われる変更となり、OnPremisesObjectIdentifier 属性の検証はハードマッチ操作時にサービス側で実施されるため、MEC のバージョンには依存しません。<br>特に MEC のアップグレードは必要なく、2026 年  7 月 1 日以降、全てのサポートされている MEC バージョンに適用されます。</p><hr><h3 id="Q-OnPremisesObjectIdentifier-属性が空であるかを検証してハードマッチする新しい動作を停止することはできますか？"><a href="#Q-OnPremisesObjectIdentifier-属性が空であるかを検証してハードマッチする新しい動作を停止することはできますか？" class="headerlink" title="Q: OnPremisesObjectIdentifier 属性が空であるかを検証してハードマッチする新しい動作を停止することはできますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> OnPremisesObjectIdentifier 属性が空であるかを検証してハードマッチする新しい動作を停止することはできますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>いいえ、ハードマッチを検証する新しい動作を停止することはできません。</p><hr><h3 id="Q-この変更はいつから各テナントに適用されますか？"><a href="#Q-この変更はいつから各テナントに適用されますか？" class="headerlink" title="Q: この変更はいつから各テナントに適用されますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> この変更はいつから各テナントに適用されますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>2026 年 7 月 1 日から段階的に各テナントに適用されます。各テナントでの具体的な日程については公開されておりません。</p><hr><h3 id="Q-以下の公開情報で、ハード-マッチの引き継ぎを無効にするための推奨フラグとありますが、フラグとは何ですか？"><a href="#Q-以下の公開情報で、ハード-マッチの引き継ぎを無効にするための推奨フラグとありますが、フラグとは何ですか？" class="headerlink" title="Q: 以下の公開情報で、ハード マッチの引き継ぎを無効にするための推奨フラグとありますが、フラグとは何ですか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> 以下の公開情報で、ハード マッチの引き継ぎを無効にするための推奨フラグとありますが、フラグとは何ですか？</h3><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---microsoft-entra-connect-security-hardening-to-prevent-user-account-takeover">一般提供 - ユーザー アカウントの引き継ぎを防ぐための Microsoft Entra Connect セキュリティ強化</a></p><p><span style="color: red; ">A:</span><br>テナントのプロパティ BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch を指します。<br>これはハードマッチを無効化するフラグで、以前から存在する設定であり、既定で ハードマッチを許可する設定 (False) となっています。<br>今後はセキュリティ強化のため、通常時はハードマッチをブロックする設定 (True) に変更しておくことが推奨されます。<br>ただし、新しいユーザーとハードマッチで同期する際は、このフラグを False にする必要があります。</p><hr><h3 id="Q-BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch-の現在の設定を確認する方法を教えてください。"><a href="#Q-BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch-の現在の設定を確認する方法を教えてください。" class="headerlink" title="Q: BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch の現在の設定を確認する方法を教えてください。"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch の現在の設定を確認する方法を教えてください。</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>以下のコマンドで確認が可能です。</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Connect-MgGraph</span> <span class="literal">-Scopes</span> <span class="string">&quot;OnPremDirectorySynchronization.Read.All&quot;</span></span><br><span class="line">(<span class="built_in">Get-MgBetaDirectoryOnPremiseSynchronization</span>).Features |<span class="built_in">select</span> BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatchEnabled</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>なお、BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch の設定を変更する際には以下のようなコマンドで変更することが可能です。(以下の例では BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch を false に設定しています)</p><figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Connect-MgGraph</span> <span class="literal">-Scopes</span> <span class="string">&quot;OnPremDirectorySynchronization.ReadWrite.All&quot;</span></span><br><span class="line"><span class="variable">$sync</span> = <span class="built_in">Get-MgBetaDirectoryOnPremiseSynchronization</span> | <span class="built_in">Select-Object</span> <span class="literal">-First</span> <span class="number">1</span></span><br><span class="line"><span class="built_in">Update-MgBetaDirectoryOnPremiseSynchronization</span> <span class="literal">-OnPremisesDirectorySynchronizationId</span> <span class="variable">$sync</span>.Id <span class="literal">-BodyParameter</span> <span class="selector-tag">@</span>&#123;features=<span class="selector-tag">@</span>&#123;blockCloudObjectTakeoverThroughHardMatchEnabled=<span class="variable">$false</span>&#125;&#125;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>参考：<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/onpremisesdirectorysynchronization-get?view=graph-rest-1.0&tabs=powershell">Get onPremisesDirectorySynchronization - Microsoft Graph v1.0 | Microsoft Learn</a></p><p><a href="https://learn.microsoft.com/en-us/powershell/module/microsoft.entra.directorymanagement/get-entradirsyncfeature?view=entra-powershell">Get-EntraDirSyncFeature (Microsoft.Entra.DirectoryManagement) | Microsoft Learn</a></p><hr><h3 id="Q-OnPremisesObjectIdentifier-属性が同期されていないユーザーには今回の変更は影響ありませんか？"><a href="#Q-OnPremisesObjectIdentifier-属性が同期されていないユーザーには今回の変更は影響ありませんか？" class="headerlink" title="Q: OnPremisesObjectIdentifier 属性が同期されていないユーザーには今回の変更は影響ありませんか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> OnPremisesObjectIdentifier 属性が同期されていないユーザーには今回の変更は影響ありませんか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>はい、OnPremisesObjectIdentifier 属性が同期されていないユーザーに影響はありません。</p><hr><h3 id="Q-以前にハードマッチで同期されていたユーザーについて、今回の動作変更の影響はありますか？"><a href="#Q-以前にハードマッチで同期されていたユーザーについて、今回の動作変更の影響はありますか？" class="headerlink" title="Q: 以前にハードマッチで同期されていたユーザーについて、今回の動作変更の影響はありますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> 以前にハードマッチで同期されていたユーザーについて、今回の動作変更の影響はありますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>この変更はハードマッチの実行時に評価されるため、既にハードマッチで同期済みのユーザーには影響はありません。</p><hr><h3 id="Q-2026-年-7-月以降のロールアウト後も、BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch-を-True-に設定することは可能ですか？"><a href="#Q-2026-年-7-月以降のロールアウト後も、BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch-を-True-に設定することは可能ですか？" class="headerlink" title="Q: 2026 年 7 月以降のロールアウト後も、BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch を True に設定することは可能ですか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> 2026 年 7 月以降のロールアウト後も、BlockCloudObjectTakeoverThroughHardMatch を True に設定することは可能ですか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>はい、可能です。</p><hr><h3 id="Q-サポートブログ-ハードマッチによる同期ユーザーの切り替え方法-AD-フォレスト移行-編-Japan-Azure-Identity-Support-Blog-の手順は変更されますか？"><a href="#Q-サポートブログ-ハードマッチによる同期ユーザーの切り替え方法-AD-フォレスト移行-編-Japan-Azure-Identity-Support-Blog-の手順は変更されますか？" class="headerlink" title="Q: サポートブログ ハードマッチによる同期ユーザーの切り替え方法 (AD フォレスト移行 編) | Japan Azure Identity Support Blog の手順は変更されますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> サポートブログ <a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/aadc_hardmatch/">ハードマッチによる同期ユーザーの切り替え方法 (AD フォレスト移行 編) | Japan Azure Identity Support Blog</a> の手順は変更されますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>はい、この手順も同様に OnPremisesObjectIdentifier 属性を空にする必要がありますので、その点を追記する予定です。</p><hr><h3 id="Q-ハードマッチによって同期元が切り替わったユーザーを確認する方法はありますか？"><a href="#Q-ハードマッチによって同期元が切り替わったユーザーを確認する方法はありますか？" class="headerlink" title="Q: ハードマッチによって同期元が切り替わったユーザーを確認する方法はありますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> ハードマッチによって同期元が切り替わったユーザーを確認する方法はありますか？</h3><p><span style="color: red; ">A:</span><br>いいえ、確認することはできません。</p><p>ただしハードマッチによって同期元が変わったかを判断する一助となる方法として、 sourceAnchor を mS-DS-ConsistencyGUID としている場合に限定されますが、クラウドに同期されたユーザーの sourceAnchor と onPremisesObjectIdentifier を確認する方法が挙げられます。</p><p>mS-DS-ConsistencyGUID を sourceAnchor としている場合、 mS-DS-ConsistencyGUID が Null の状態で同期を行うとオンプレミスの Object Guid を基に sourceAnchor が生成され、生成された sourceAnchor が mS-DS-ConsistencyGUID にライトバックされます。</p><p>そのため、 mS-DS-ConsistencyGUID に意図的に別の値を入力した状態で同期しない限りは mS-DS-ConsistencyGUID と onPremisesObjectIdentifier は一致します。一致しない場合は、ハードマッチを用いた可能性があると判断可能です。</p><hr><h3 id="Q-以下のような-MC-が通知されました。本ブログでは管理者ユーザーのハードマッチについて言及がありませんが、この-MC1262584-は本ブログと関連がありますか？"><a href="#Q-以下のような-MC-が通知されました。本ブログでは管理者ユーザーのハードマッチについて言及がありませんが、この-MC1262584-は本ブログと関連がありますか？" class="headerlink" title="Q: 以下のような MC が通知されました。本ブログでは管理者ユーザーのハードマッチについて言及がありませんが、この MC1262584 は本ブログと関連がありますか？"></a><span style="color: blue; ">Q:</span> 以下のような MC が通知されました。本ブログでは管理者ユーザーのハードマッチについて言及がありませんが、この MC1262584 は本ブログと関連がありますか？</h3><p>MC1262584<br>Upcoming change – Microsoft Entra Connect security update to block hard match for users with Microsoft Entra roles</p><p><span style="color: red; ">A:</span><br>MC1262584 は、管理者ロールを持つクラウドユーザーを標的としたハードマッチの試みをブロックするというもので、本ブログの内容とは別の通知となります。</p><hr><h2 id="3-参考資料"><a href="#3-参考資料" class="headerlink" title="3.参考資料"></a>3.参考資料</h2><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---microsoft-entra-connect-security-hardening-to-prevent-user-account-takeover">一般提供 - ユーザー アカウントの引き継ぎを防ぐための Microsoft Entra Connect セキュリティ強化</a></p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/connect/how-to-connect-install-existing-tenant">マッチングおよびハードマッチについて - Microsoft Entra Connect: 既存のテナントがある場合</a></p><p><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/upn-hard-match/">ハードマッチによる Azure AD (Office 365) 上のユーザーをオンプレミス Active Directory ユーザーと紐付ける方法</a></p><p><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/aadc_hardmatch/">ハードマッチによる同期ユーザーの切り替え方法 (AD フォレスト移行 編) | Japan Azure Identity Support Blog</a></p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/onpremisesdirectorysynchronization-get?view=graph-rest-1.0&tabs=powershell">Get onPremisesDirectorySynchronization - Microsoft Graph v1.0 | Microsoft Learn</a></p><p><a href="https://learn.microsoft.com/en-us/powershell/module/microsoft.entra.directorymanagement/get-entradirsyncfeature?view=entra-powershell">Get-EntraDirSyncFeature (Microsoft.Entra.DirectoryManagement) | Microsoft Learn</a></p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/hardmatch-security-hardening/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/hardmatch-security-hardening/"/>
    <published>2026-03-30T03:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、 Azure Identity サポート チームの新倉です。</p>
<p>公開情報「Microsoft Entra のリリースとお知らせ」および MC1263280 にて、セキュリティ強化のため 2026 年 7 月からMicrosoft Entra Conn]]>
    </summary>
    <title>Microsoft Entra Connect のハードマッチの動作変更について</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:27.740Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Conditional Access" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Conditional-Access/"/>
    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。本記事は、2026 年 1 月 28 日に米国の Microsoft Entra Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/upcoming-conditional-access-change-improved-enforcement-for-policies-with-resour/4488925">Upcoming Conditional Access change: Improved enforcement for policies with resource exclusions</a> を意訳したものになります。ご不明点はサポート チームまでお問い合わせください。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2026&#x2F;03&#x2F;18 更新: 原文が更新された点を反映しました。展開開始日が 2026 年 3 月 27 日から 2026 年 5 月 13 日に変更されました。</p></div><hr><h2 id="Microsoft-Entra-条件付きアクセスが適用される認証フローを限定的に強化し、セキュリティ態勢の向上を図ります。"><a href="#Microsoft-Entra-条件付きアクセスが適用される認証フローを限定的に強化し、セキュリティ態勢の向上を図ります。" class="headerlink" title="Microsoft Entra 条件付きアクセスが適用される認証フローを限定的に強化し、セキュリティ態勢の向上を図ります。"></a>Microsoft Entra 条件付きアクセスが適用される認証フローを限定的に強化し、セキュリティ態勢の向上を図ります。</h2><p><a href="https://www.microsoft.com/ja-jp/trust-center/security/secure-future-initiative?msockid=22346ecb805f631739b27a6e81726266">Microsoft セキュア フューチャー イニシアティブ</a> に基づき、多層防御のための以下のプロアクティブなセキュリティ対策を実施します。変更内容を確認し、必要な準備を実施ください。</p><h2 id="何が変更されるのか"><a href="#何が変更されるのか" class="headerlink" title="何が変更されるのか"></a>何が変更されるのか</h2><ul><li><strong>現在</strong>、クライアント アプリケーションが <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/scopes-oidc#openid-connect-scopes">OIDC スコープ</a> または <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-cloud-apps?tabs=powershell#legacy-conditional-access-behavior-when-an-all-resources-policy-has-a-resource-exclusion">限定的なディレクトリ スコープ</a> <strong>のみ</strong> を要求してユーザーがサインインした場合、<strong>ポリシーに 1 つ以上の除外となるリソースが含まれていると</strong>、「すべてのリソース」を対象とする条件付きアクセス ポリシーは、そのサインインに対して適用されません。</li><li>この変更後は、リソースの除外が設定されている場合でも、これらのサインインに対して「すべてのリソース」を対象とする条件付きアクセスポリシーが適用されます。これにより、アプリケーションによって要求されたスコープに関係なく、ポリシーが一貫して適用されるようになります。<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-cloud-apps?tabs=usage-and-insights-report#new-conditional-access-behavior-when-an-all-resources-policy-has-a-resource-exclusion">この変更の詳細についてはこちらをご覧ください</a>。</li></ul><h2 id="この変更はいつ反映されるか"><a href="#この変更はいつ反映されるか" class="headerlink" title="この変更はいつ反映されるか"></a>この変更はいつ反映されるか</h2><p>展開スケジュールが調整され、展開は 2026 年 5 月 13 日から開始されます。円滑な移行を支援するため、<strong>Microsoft 365 メッセージセンター</strong>のメッセージを通じて追加情報やガイダンスが提供されます。</p><h2 id="この変更の影響を受けるのは誰か"><a href="#この変更の影響を受けるのは誰か" class="headerlink" title="この変更の影響を受けるのは誰か"></a>この変更の影響を受けるのは誰か</h2><p>この変更は、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-cloud-apps?tabs=powershell#legacy-conditional-access-behavior-when-an-all-resources-policy-has-a-resource-exclusion">「すべてのリソース」を対象とし、かつ 1 つ以上のリソース除外を含む</a> 条件付きアクセス ポリシーを設定しているテナントにのみ影響します。これらのテナントには、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/admin/manage/message-center?view=o365-worldwide">M365 メッセージセンター</a> を通じて通知が行われます。この構成のポリシーを持たないテナントには影響はありません。</p><h2 id="この変更はお客様の組織にどのような影響を与えるか"><a href="#この変更はお客様の組織にどのような影響を与えるか" class="headerlink" title="この変更はお客様の組織にどのような影響を与えるか"></a>この変更はお客様の組織にどのような影響を与えるか</h2><p>ユーザーが上記のスコープのみを要求するクライアント アプリケーションを通じてサインインする場合、これまでは適用されずにアクセスできていた状況でも、今回の変更により条件付きアクセスのチャレンジ（MFA やデバイス準拠など）が求められる可能性があります。具体的にどのような制御が要求されるかは、「すべてのリソース」を対象とするポリシー、またはリソースとして Azure AD Graph を明示的に対象とするポリシーに設定されているアクセス制御の内容に依存します。</p><h2 id="何を準備する必要があるか"><a href="#何を準備する必要があるか" class="headerlink" title="何を準備する必要があるか"></a>何を準備する必要があるか</h2><h4 id="ほとんどのお客様-特に対応は不要です"><a href="#ほとんどのお客様-特に対応は不要です" class="headerlink" title="ほとんどのお客様: 特に対応は不要です"></a>ほとんどのお客様: 特に対応は不要です</h4><p>ほとんどのアプリケーションは、上記のスコープ以外に追加のスコープを要求しており、すでに条件付きアクセスの適用対象となっています。このような場合、動作に変更はありません。また、アプリケーションが条件付きアクセスの要求を適切に処理できるようにするため、更新が必要となる可能性がある主要なソフトウェア ベンダーと協力して対応を進めています。</p><h4 id="テナントに登録されていて、これらのスコープのみを要求するアプリ-確認を推奨"><a href="#テナントに登録されていて、これらのスコープのみを要求するアプリ-確認を推奨" class="headerlink" title="テナントに登録されていて、これらのスコープのみを要求するアプリ: 確認を推奨"></a>テナントに登録されていて、これらのスコープのみを要求するアプリ: 確認を推奨</h4><p>上記のスコープ <strong>のみ</strong> を要求するよう意図的に設計されたカスタム アプリケーションがある場合、それらのアプリが MFA やデバイス準拠などの条件付きアクセスの制御に対応できるかどうかを評価ください。<strong>すでに条件付きアクセスの制御に対応している場合</strong> は特に変更は不要です。<strong>対応していない場合は</strong> 更新が必要になる可能性があります。アプリケーションを適切に更新する方法については、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/v2-conditional-access-dev-guide">Microsoft Entra 条件付きアクセスの開発者向けガイダンス</a> を参照ください。</p><p>-Swaroop Krishnamurthy</p><h2 id="補足リソース"><a href="#補足リソース" class="headerlink" title="補足リソース"></a>補足リソース</h2><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/concept-conditional-access-cloud-apps">条件付きアクセス: ターゲット リソース</a> </li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/v2-conditional-access-dev-guide">Microsoft Entra 条件付きアクセスの開発者向けガイダンス</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/scopes-oidc">Microsoft ID プラットフォームでのスコープとアクセス許可</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/troubleshoot-conditional-access#audience-reporting">条件付きアクセスでのサインインに関する問題のトラブルシューティング</a></li><li></li></ul>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/upcoming-conditional-access-change-improved-enforcement-for-policies-with-resour/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/upcoming-conditional-access-change-improved-enforcement-for-policies-with-resour/"/>
    <published>2026-02-19T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。本記事は、2026 年 1 月 28 日に米国の Microsoft Entra Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.c]]>
    </summary>
    <title>今後の条件付きアクセスの変更 リソース除外を含むポリシーの適用強化</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.906Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
    <category term="Windows Hello for Business" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Windows-Hello-for-Business/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。今回は certutil -deletehellocontainer コマンド実行時の注意点について説明します。</p><h2 id="説明"><a href="#説明" class="headerlink" title="説明"></a>説明</h2><p>最新の Windows 11 では certutil -deletehellocontainer コマンドを実行すると Windows Hello for Business だけでなくその Windows 上に保存されたパスキーもクリアされます。<br>このため、その Windows 11 上に Windows Hello for Business 以外のパスキーを保存している場合は、certutil -deletehellocontainer コマンド実行前に他のデバイスでパスキーをセットアップしておくなどして、その Windows 上でパスキーがクリアされた後もそのアカウントでサインインできるように準備してください。</p><p>certutil -deletehellocontainer コマンドはこれまで、 <a href="/blog/azure-active-directory/how-to-disable-whfb/">既にプロビジョニングされた Windows Hello for Business をリセットする方法</a> として利用されていました。<br>certutil -deletehellocontainer コマンドは Windows Hello for Business のプロビジョニングによって作成されたキー情報が保存されるコンテナ空間をクリアするコマンドです。<br>最新の Windows 11 ではこのコンテナ空間にパスキーも保存されるようになりました。<br>このため certutil -deletehellocontainer コマンドでこのコンテナ空間をクリアすると、Windows Hello for Business だけでなくその Windows 11 上に保存されたパスキーもクリアされることになるという仕組みです。<br>よって certutil -deletehellocontainer コマンドを実行する際には事前準備が必要という流れになります。</p><h2 id="補足"><a href="#補足" class="headerlink" title="補足"></a>補足</h2><p>その Windows 11 上に保存されているパスキーは「スタート」 &gt; 「設定」 &gt; 「アカウント」 &gt; 「パスキー」で確認することができます。<br>(下図では一番上にリストされている ***.onmicrosoft.com が Windows Hello for Business の情報で、残りの 2 つが他のサイトで作成したパスキーです。)<br><img src="/blog/azure-active-directory/certutil-deletehellocontainer/certutil-deletehellocontainer1.jpg" alt="Windows 上に保存されたパスキーの確認画面"></p><h2 id="おわりに"><a href="#おわりに" class="headerlink" title="おわりに"></a>おわりに</h2><p>certutil -deletehellocontainer コマンドはトラブル解消のためなどに利用されるコマンドです。このコマンドが更なるトラブルを起こさないよう上記を参考にしてください。<br>製品動作に関する正式な見解や回答については、お客様環境などを十分に把握したうえでサポート部門より提供しますので、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/certutil-deletehellocontainer/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/certutil-deletehellocontainer/"/>
    <published>2026-02-18T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。今回は certutil -deletehellocontainer コマンド実行時の注意点について説明します。</p>
<h2 id="説明"><a href="#説明" class="h]]>
    </summary>
    <title>certutil -deletehellocontainer コマンド実行時の注意点</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.052Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="Device" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Device/"/>
    <category term="Windows LAPS" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Windows-LAPS/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。今回は Microsoft Entra ID にローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧を取得する方法のサンプルを紹介します。</p><p>Windows LAPS の機能を利用すると、Microsoft Entra 参加済みデバイスと Microsoft Entra ハイブリッド参加済みデバイスのローカル管理者アカウントとそのパスワード情報を Entra ID 上に保存することができます。この Entra ID 上に保存したローカル管理者アカウントの情報は、管理者が Entra 管理センター上でデバイスごとに確認することができます。しかしながら、Entra 管理センター上では一覧としてダウンロードする機能は実装されておりません。そこで、Microsoft Graph PowerShell モジュールのコマンドを使用して Microsoft Entra ID にローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧を CSV に出力する方法のサンプルを紹介します。</p><p>サンプルでは、CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法と含めない出力方法の二種類を紹介します。</p><h2 id="CSV-にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法サンプル"><a href="#CSV-にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法サンプル" class="headerlink" title="CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法サンプル"></a>CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法サンプル</h2><ol><li><p>PowerShell を管理者権限で起動します。</p></li><li><p>以下のコマンドを実行し、Microsoft Graph PowerShell モジュールをインストールします。(既にモジュールがインストールされている場合はスキップしてください)</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Install-Module</span> Microsoft.Graph <span class="literal">-Force</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>以下のコマンドを実行し、グローバル管理者でサインインします。([要求されているアクセス許可] という画面が表示された場合は、[承諾] を押下します)<br>※もしグローバル管理者を利用しない場合は、実行するユーザーに二つのロール (クラウド アプリケーション管理者とクラウド デバイス管理者) が付与されていれば実行可能です。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Connect-MgGraph</span> <span class="literal">-Scopes</span> <span class="string">&quot;DeviceLocalCredential.Read.All&quot;</span>, <span class="string">&quot;Directory.Read.All&quot;</span> </span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>以下のコマンドを順に実行して、ローカル管理者アカウントのパスワードがバックアップされているデバイスの一覧をパスワード関連の情報を含んだ形で CSV ファイルとしてデスクトップに出力します。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="variable">$outfile</span> = <span class="string">&quot;<span class="variable">$env:USERPROFILE</span>\Desktop\DevicelistWithLapsIncludingPassword.csv&quot;</span></span><br><span class="line"><span class="variable">$data</span> = <span class="selector-tag">@</span>()</span><br><span class="line"><span class="variable">$targetDevices</span> = <span class="built_in">Get-MgDirectoryDeviceLocalCredential</span> <span class="literal">-All</span></span><br><span class="line"><span class="keyword">foreach</span> (<span class="variable">$targetDevice</span> <span class="keyword">in</span> <span class="variable">$targetDevices</span>) &#123;</span><br><span class="line">    <span class="variable">$data</span> += <span class="built_in">Get-LapsAADPassword</span> <span class="literal">-DeviceIds</span> <span class="variable">$targetDevice</span>.Id <span class="literal">-IncludePasswords</span> <span class="literal">-AsPlainText</span> | <span class="built_in">select</span> <span class="selector-tag">@</span>&#123;Name=<span class="string">&quot;Id&quot;</span>; Expression=&#123;<span class="variable">$_</span>.DeviceId&#125;&#125;, DeviceName, PasswordUpdateTime, PasswordExpirationTime, Account, Password</span><br><span class="line">&#125;</span><br><span class="line"><span class="variable">$data</span> | <span class="built_in">Export-Csv</span> <span class="variable">$outfile</span> <span class="literal">-encoding</span> <span class="string">&quot;utf8&quot;</span> <span class="literal">-NoTypeInformation</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>作業完了後、以下のコマンドでセッションを切断し作業を終了します。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Disconnect-MgGraph</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li></ol><p>上記コマンド実行時の PowerShell 画面イメージは以下のとおりです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/get-laps-password/get-laps-password1-1.jpg"></p><h2 id="CSV-にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法-CSV-のサンプル"><a href="#CSV-にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法-CSV-のサンプル" class="headerlink" title="CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法 CSV のサンプル"></a>CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めた出力方法 CSV のサンプル</h2><p>CSV にローカル管理者アカウントとパスワードを含めて出力した CSV のサンプルは以下の通りです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/get-laps-password/get-laps-password1-2_DevicelistWithLapsIncludingPassword.jpg"></p><h2 id="ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを-CSV-に出力する方法のサンプル"><a href="#ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを-CSV-に出力する方法のサンプル" class="headerlink" title="ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを CSV に出力する方法のサンプル"></a>ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを CSV に出力する方法のサンプル</h2><ol><li><p>PowerShell を管理者権限で起動します。</p></li><li><p>以下のコマンドを実行し、Microsoft Graph PowerShell モジュールをインストールします。(既にモジュールがインストールされている場合はスキップしてください)</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Install-Module</span> Microsoft.Graph <span class="literal">-Force</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>以下のコマンドを実行し、グローバル管理者でサインインします。([要求されているアクセス許可] という画面が表示された場合は、[承諾] を押下します)<br>※もしグローバル管理者を利用しない場合は、実行するユーザーに二つのロール (クラウド アプリケーション管理者とクラウド デバイス管理者) が付与されていれば実行可能です。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Connect-MgGraph</span> <span class="literal">-Scopes</span> <span class="string">&quot;DeviceLocalCredential.Read.All&quot;</span>, <span class="string">&quot;Directory.Read.All&quot;</span> </span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>以下のコマンドを順に実行して、ローカル管理者アカウントのパスワードがバックアップされているデバイスの一覧をパスワード関連の情報を含んだ形で CSV ファイルとしてデスクトップに出力します。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="variable">$outfile</span> = <span class="string">&quot;<span class="variable">$env:USERPROFILE</span>\Desktop\DevicelistWithLaps.csv&quot;</span></span><br><span class="line"><span class="variable">$data</span> = <span class="selector-tag">@</span>()</span><br><span class="line"><span class="variable">$data</span> = <span class="built_in">Get-MgDirectoryDeviceLocalCredential</span> <span class="literal">-All</span> | <span class="built_in">select</span> Id, DeviceName, <span class="selector-tag">@</span>&#123;Name=<span class="string">&quot;PasswordUpdateTime&quot;</span>; Expression=&#123;<span class="variable">$_</span>.LastBackupDateTime.AddHours(<span class="number">9</span>)&#125;&#125;, <span class="selector-tag">@</span>&#123;Name=<span class="string">&quot;PasswordExpirationTime&quot;</span>; Expression=&#123;<span class="variable">$_</span>.RefreshDateTime.AddHours(<span class="number">9</span>)&#125;&#125;</span><br><span class="line"><span class="variable">$data</span> | <span class="built_in">Export-Csv</span> <span class="variable">$outfile</span> <span class="literal">-encoding</span> <span class="string">&quot;utf8&quot;</span> <span class="literal">-NoTypeInformation</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li><li><p>作業完了後、以下のコマンドでセッションを切断し作業を終了します。</p> <figure class="highlight powershell"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"><span class="built_in">Disconnect-MgGraph</span></span><br></pre></td></tr></table></figure></li></ol><p>上記コマンド実行時の PowerShell 画面イメージは以下のとおりです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/get-laps-password/get-laps-password2-1.jpg"></p><h2 id="ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを出力した際の-CSV-のサンプル"><a href="#ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを出力した際の-CSV-のサンプル" class="headerlink" title="ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを出力した際の CSV のサンプル"></a>ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを出力した際の CSV のサンプル</h2><p>CSV にローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧のみを出力した CSV のサンプルは以下のとおりです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/get-laps-password/get-laps-password2-2_DevicelistWithLaps.jpg"></p><h2 id="免責事項"><a href="#免責事項" class="headerlink" title="免責事項"></a>免責事項</h2><p>本サンプル コードは、あくまでも説明のためのサンプルとして提供されるものであり、製品の実運用環境で使用されることを前提に提供されるものではありません。本サンプル コードおよびそれに関連するあらゆる情報は、「現状のまま」で提供されるものであり、商品性や特定の目的への適合性に関する黙示の保証も含め、明示・黙示を問わずいかなる保証も付されるものではありません。マイクロソフトは、お客様に対し、本サンプル コードを使用および改変するための非排他的かつ無償の権利ならびに本サンプル コードをオブジェクト コードの形式で複製および頒布するための非排他的かつ無償の権利を許諾します。但し、お客様は以下の 3 点に同意するものとします。</p><ol><li>本サンプル コードが組み込まれたお客様のソフトウェア製品のマーケティングのためにマイクロソフトの会社名、ロゴまたは商標を用いないこと</li><li>本サンプル コードが組み込まれたお客様のソフトウェア製品に有効な著作権表示をすること</li><li>本サンプル コードの使用または頒布から生じるあらゆる損害（弁護士費用を含む）に関する請求または訴訟について、マイクロソフトおよびマイクロソフトの取引業者に対し補償し、損害を与えないこと</li></ol><h2 id="おわりに"><a href="#おわりに" class="headerlink" title="おわりに"></a>おわりに</h2><p>本記事では Microsoft Entra ID にローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧の取得方法を紹介しました。製品動作に関する正式な見解や回答については、お客様環境などを十分に把握したうえでサポート部門より提供しますので、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/get-laps-password/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/get-laps-password/"/>
    <published>2026-01-30T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。今回は Microsoft Entra ID にローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイス一覧を取得する方法のサンプルを紹介します。</p>
<p>Windows LAPS の]]>
    </summary>
    <title>ローカル管理者パスワードがバックアップされているデバイスを一覧で取得する</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.196Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra ID" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-ID/"/>
    <category term="WorkPlace Join" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/WorkPlace-Join/"/>
    <category term="Microsoft Entra Registered" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-Registered/"/>
    <content>
      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>本記事は 2025 年 5 月に公開した <a href="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin2/">このデバイス上のすべてのデスクトップ アプリと Web サイトに自動的にサインインしますか?</a> を 2025 年 12 月時点での最新の情報で再作成した記事です。</p></div><p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。</p><p>Windows 10 以降のデバイスで Office のライセンス認証時やサインインが求められる際に表示される下記「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」の画面について、お問い合わせを多くいただいています。この画面の動作および制御方法について、本記事ではお纏めいたしました。  </p><p>  </p><h2 id="なぜ表示されるのか？"><a href="#なぜ表示されるのか？" class="headerlink" title="なぜ表示されるのか？"></a>なぜ表示されるのか？</h2><p>Windows 10 の 1703 (Build 15063.138) 以後のバージョンにて Office のバージョン 16.0.7967 以後のバージョンを利用する場合、Office は Web Account Manager (WAM) と呼ばれる認証フレームワークを利用します。  </p><p>「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」のダイアログ メッセージは、認証に WAM が使用された際、資格情報 (ID&#x2F;Password) を入力してユーザー認証が終了した後、続けて Microsoft Entra ID にデバイスを登録するかどうかを確認する動作により表示されています (Microsoft Entra ID にデバイス登録するとシングル サインオンが利用でき利便性が向上します)。</p><h2 id="各選択肢の意味は？"><a href="#各選択肢の意味は？" class="headerlink" title="各選択肢の意味は？"></a>各選択肢の意味は？</h2><p>「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」 の画面に表示される選択肢の意味はそれぞれ以下のとおりです。</p><ul><li>[はい]: Microsoft Entra ID に [Microsoft Entra 登録] の方式でデバイスを登録 (Registered) します。</li><li>[いいえ、このアプリのみです]: Microsoft Entra ID &#x2F; Intune 関わらずクラウドへのデバイス登録を行いません。</li></ul><p><img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-1.jpeg" alt="このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?の画面"></p><p>上記画面で [はい] を選択した後、サインインしたユーザーが Intune 自動登録の対象の場合は次の 「所属する組織によるデバイスの管理を許可しますか?」 の画面が表示されます。<br>この画面の選択肢の意味はそれぞれ以下のとおりです。希望される状態によって選択肢を変更ください。</p><ul><li>[はい]: Microsoft Entra ID に [Microsoft Entra 登録] の方式でデバイスを登録 (Registered) し、かつ、Intune にも登録します。</li><li>[いいえ]: Microsoft Entra ID に [Microsoft Entra 登録] の方式でデバイスを登録 (Registered) しますが、Intune には登録しません。</li></ul><p><img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-2.jpeg" alt="所属する組織によるデバイスの管理を許可しますか?の画面"></p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>Intune ライセンスを保持していないユーザーで 「所属する組織によるデバイスの管理を許可しますか?」 の画面で [はい] を選択した場合に、次の 「問題が発生しました。」 の画面が表示されることがあります。この画面では Error Code: -895156188 かつ Message: Error response came from MDM terms of use page. と表示されており、Intune 登録と Microsoft Entra 登録の両方が失敗します (作業前の状態に切り戻ります)。このユーザーで Microsoft Entra 登録だけを実施したい場合は、「所属する組織によるデバイスの管理を許可しますか?」 の画面で [いいえ] を選択してください。</p><p>Intune 登録したい場合は、対象ユーザーへの Intune を利用できるライセンスの適用など、Intune 利用条件を満たすように手配ください。</p></div><p><img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-3.jpeg" alt="問題が発生しました。の画面"></p><h2 id="「このデバイスのすべてのアプリ、Web-サイト、サービスにサインインしますか-」の画面を表示させたくない場合"><a href="#「このデバイスのすべてのアプリ、Web-サイト、サービスにサインインしますか-」の画面を表示させたくない場合" class="headerlink" title="「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」の画面を表示させたくない場合"></a>「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」の画面を表示させたくない場合</h2><p>Windows 10 1803 以降であれば次の BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを追加することで 「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」 の画面が表示されなくなります。</p><h3 id="BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリ"><a href="#BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリ" class="headerlink" title="BlockAADWorkplaceJoin のレジストリ"></a>BlockAADWorkplaceJoin のレジストリ</h3><pre><code>レジストリ キーパス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WorkplaceJoinレジストリ名: BlockAADWorkplaceJoin形式: DWORD値: 00000001</code></pre><h3 id="BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリを追加した場合の他の影響"><a href="#BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリを追加した場合の他の影響" class="headerlink" title="BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを追加した場合の他の影響"></a>BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを追加した場合の他の影響</h3><p>この BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを追加しても Microsoft Entra 参加および Microsoft Entra ハイブリッド参加の構成には影響ありません。<br>また、この BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを追加した場合、「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」の画面を表示させないだけではなく、[スタート] - [設定] (歯車のマーク) - [アカウント] - [職場または学校にアクセスする] の画面からの Microsoft Entra 登録の構成もブロックすることができます。<br>このレジストリの効果で Microsoft Entra 登録の構成がブロックされた場合は、以下の Error Code: -895155967 かつ Message: Add account operation is blocked by policy on the device. と記載された 「サインインできませんでした」 の画面が表示されます。<br>    <img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-4.jpeg" alt="サインインできませんでしたの画面"> </p><h3 id="BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリをグループ-ポリシーで配布する方法"><a href="#BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリをグループ-ポリシーで配布する方法" class="headerlink" title="BlockAADWorkplaceJoin のレジストリをグループ ポリシーで配布する方法"></a>BlockAADWorkplaceJoin のレジストリをグループ ポリシーで配布する方法</h3><p>上述の BlockAADWorkplaceJoin レジストリ値を 0x1 として設定するグループポリシーに関して、下記の手順をご紹介いたします。</p><ol><li><p>グループ ポリシーの管理画面より対象クライアント コンピューターに適用させる前提の GPO の編集画面を表示します。</p></li><li><p>以下のポリシーを展開します。</p><p> –コンピューターの構成<br> —-基本設定<br> ——Windows の設定<br> ——–レジストリ</p></li><li><p>上記 [レジストリ] を右クリックし [新規作成] - [レジストリ項目] を選択します。</p></li><li><p>下記のように設定を追加します。</p><p> アクション: 更新<br> ハイブ: HKEY_LOCAL_MACHINE<br> キーのパス: SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WorkplaceJoin<br> 値の名前: BlockAADWorkplaceJoin<br> 値の種類: REG_DWORD<br> 値のデータ: 00000001</p></li></ol><p>上記の設定をポリシーで配布することでクライアントに目的のレジストリ値が反映するかご確認ください。</p><h3 id="Windows-10-1803-で-BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリを利用する際の注意事項"><a href="#Windows-10-1803-で-BlockAADWorkplaceJoin-のレジストリを利用する際の注意事項" class="headerlink" title="Windows 10 1803 で BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを利用する際の注意事項"></a>Windows 10 1803 で BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを利用する際の注意事項</h3><p>Windows 10 1803 で上述の BlockAADWorkplaceJoin のレジストリを利用する場合、下記の更新プログラムの適用が必要です。既に KB4489894 以降の更新プログラムを適用している場合、レジストリの設定、および再起動のみでご要望を満たすことが可能です。</p><p>March 19, 2019 - KB4489894 (OS Build 17134.677)<br><a href="https://support.microsoft.com/en-us/help/4489894/windows-10-update-kb4489894">https://support.microsoft.com/en-us/help/4489894/windows-10-update-kb4489894</a> </p><h2 id="Microsoft-Entra-登録を切断する方法"><a href="#Microsoft-Entra-登録を切断する方法" class="headerlink" title="Microsoft Entra 登録を切断する方法"></a>Microsoft Entra 登録を切断する方法</h2><p>構成された Microsoft Entra 登録を切断したい場合は次の手順で切断できます。<br>「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」の画面で [はい] を選択したために意図せず Microsoft Entra 登録が構成されてしまった場合もこちらの手順で切断できます。</p><ol><li><p>通常クライアント PC を利用するユーザーで Windows にログオンします。  </p></li><li><p>[スタート] - [設定] (歯車のマーク) - [アカウント] - [職場または学校にアクセスする] を開きます。  </p></li><li><p>以下のように、[職場または学校アカウント] のエントリが存在する場合、エントリを選択し、[切断] をクリックします。</p><p> <img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-5.jpeg" alt="切断手順 1">  </p></li><li><p>「このアカウントを削除しますか?～」 といったポップアップが表示されますので、[はい] をクリックします。 </p><p> <img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-6.jpeg" alt="切断手順 2">  </p></li><li><p>[職場または学校にアクセスする] の画面で “職場または学校アカウント” のエントリが消えれば、切断が完了します。</p><p> <img src="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/WorkPlaceJoin3-7.jpeg" alt="切断手順 3"></p></li></ol><h2 id="よくご質問いただく内容"><a href="#よくご質問いただく内容" class="headerlink" title="よくご質問いただく内容"></a>よくご質問いただく内容</h2><p><strong>Q. 登録済みのデバイスを Azure ポータルから管理者の操作のみで切断可能か？</strong>  </p><p><strong>A.</strong> Microsoft Entra ID 上からデバイスの削除を行うことは可能ですが、対象のデバイスで上述の切断方法を実施しない場合には下記の問題が発生します。そのため、デバイス側で手動で切断を実施するようにしてください。</p><p>エラーコード 700003 の対処策について<br><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/what-to-do-errorcode-700003/">https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/what-to-do-errorcode-700003/</a>  </p><p><strong>Q. Microsoft Entra ID にデバイスが登録されたまま放置しても問題ないか？</strong> </p><p><strong>A.</strong> デバイスの管理方法の変更が組織で行われない限り、特別問題が生じることはありません。組織にてデバイスの管理を Microsoft Entra ハイブリッド参加構成に変更を行った場合に、その事前に Microsoft Entra 登録を構成していた場合、Microsoft Entra 登録 と Microsoft Entra ハイブリッド参加の状態の 2 つのデバイスが Microsoft Entra ID に重複登録されてしまう可能性があります。構成変更をする場合には、予め下記をご参照ください。  </p><p>Microsoft Entra 登録済み状態のデバイスの処理<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/devices/hybrid-azuread-join-plan#handling-devices-with-azure-ad-registered-state">https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/devices/hybrid-azuread-join-plan#handling-devices-with-azure-ad-registered-state</a></p><p><strong>Q. 「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」のメッセージはどのタイミングで表示されるのか？</strong>  </p><p><strong>A.</strong> 上述させていただきましたとおり、Office 365 インストール時や Teams 、Outlook などの Office 製品での認証時に表示されます。その他には Edge ブラウザーへサインインする際や、Azure Virtual Desktop に接続する際に利用される Windows 用リモート デスクトップ クライアントでのサインイン時にも表示されます。つまり、WAM を認証ブローカーとして使用するアプリで (WAM を用いた) サインインを行った際に表示されます。</p><p><strong>Q. 「このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?」のメッセージを非表示にするように制御した場合の影響は?</strong>  </p><p><strong>A.</strong> WAM による Microsoft Entra ID へのデバイス登録が行われなくなるだけで、Windows 10 以降のデバイス、Office 製品、Microsoft Entra ID の利用上に制限や問題となるような影響は特にありません。</p><p><strong>Q. Microsoft Entra ID でのデバイス管理方法について</strong>  </p><p><strong>A.</strong> 本記事のメッセージを契機に Microsoft Entra ID でのデバイス管理方法についてご質問を多くいただきます。弊社製品開発チームにて開催させていただいている Webinar にてご紹介させていただいておりますので、参考にしていただければ幸いです。</p><p><a href="https://github.com/yusukekodama/PMActivities/blob/master/Webinar/Schedule.md">https://github.com/yusukekodama/PMActivities/blob/master/Webinar/Schedule.md</a></p><p>関連する回としては下記となります。  </p><ul><li>COVID-19 でリモート対応に成功した企業と失敗した企業の違いとは？  </li><li>Azure AD の新しいデバイス管理パターンを理解しよう  </li><li>Intune によるモバイルデバイスとアプリのセキュアな管理とは</li></ul>]]>
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    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin3/"/>
    <published>2025-12-17T00:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>本記事は 2025 年 5 月に公開した <a href="/blog/azure-active-directory/WorkPlaceJoin2/">このデ]]>
    </summary>
    <title>このデバイスのすべてのアプリ、Web サイト、サービスにサインインしますか?</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:27.878Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p><p>2025 年 12 月 9 日 に Microsoft 365 管理センターのメッセージ センターで MC1193408 の通知が行われ、2026 年 1 月 7 日より、Microsoft Entra が DigiCert のルート証明書を G1 から G2 に移行する旨が発表されました。この通知に関する内容について既に多くのお問い合わせをいただいており、今回のブログではその概要と必要な対応、よくあるご質問について Q&amp;A 形式でおまとめして紹介します。</p><p>まずは、メッセージ センターで通知した MC1193408 の内容について抄訳したものを以下に記載いたします。</p><h2 id="MC1193408-の抄訳"><a href="#MC1193408-の抄訳" class="headerlink" title="MC1193408 の抄訳"></a>MC1193408 の抄訳</h2><blockquote><p>アクションが必要です: Microsoft Entra の新しい DigiCert 証明機関 (CA) を信頼してください</p><p>2026 年 1 月 7 日より、Microsoft Entra は DigiCert 証明書を G1 ルート CA から G2 ルート CA に移行します。<br>DigiCert G1 ルートをピン留めしている、または DigiCert G2 ルートを信頼していないクライアントでは、認証エラーが発生する可能性があります。</p><p>G1 &#x2F; G2 のルート CA とは？<br>証明機関 (CA) は、安全な通信のための信頼を確立するデジタル証明書を発行する機関です。ルート CA は信頼チェーンの最上位にある証明書です。<br>現在、Microsoft Entra サービスでは DigiCert Global Root G1 が使用されていますが、Microsoft はセキュリティとコンプライアンス向上のため、DigiCert Global Root G2 へ移行します。<br>システムが G2 ルートを信頼していない場合、Microsoft Entra への認証や安全な接続が失敗します。</p><p>実施時期: 2026 年 1 月 7 日</p><p>本通知の変更が組織に与える影響: Microsoft Entra ID サービスを利用している組織は、DigiCert G2 の証明書が信頼されていない場合、Microsoft Entra へのアクセス時に認証エラーが発生するようになります。</p><p>影響を受けるドメインの例:</p><ul><li>login.live.com</li><li>login.windows.net</li><li>autologon.microsoftazuread-sso.com</li><li>graph.windows.net</li></ul><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2025&#x2F;12&#x2F;17 更新: login.microsoftonline.com ドメインは 2025 年 2 月に DigiCert G2 ルートに既に移行されているため、今回影響を受けるドメインの例には含まれません。</p></div><p>準備のためにできること:</p><ul><li>Azure 証明機関の詳細 ドキュメントに記載されている すべてのルートおよび下位 CA を信頼してください。</li><li>「DigiCert Global Root G2」ルートおよびその下位証明機関 (2025 年 9 月以降ドキュメント化) を信頼する設定になっていることを確認してください。</li><li>クライアント側の DigiCert Global Root CA へのピン留め設定がある場合はすべて削除してください。</li><li>サービス中断を回避するため、今すぐ設定を更新してください。</li></ul><p>ヘルプとサポート:</p><ul><li>DigiCert 証明書に関する詳細は DigiCert のドキュメント をご参照ください。</li><li>証明書のピン留めに関するガイダンスは Azure ドキュメント をご確認ください。</li><li>Microsoft Q&amp;A のコミュニティで専門家に質問できます。</li><li>サポート契約をお持ちで技術支援が必要な場合は、サポート リクエスト を作成してください。</li></ul></blockquote><p>続いて、本通知に関する補足情報を Q&amp;A 形式で記載いたします。</p><h2 id="よくあるご質問"><a href="#よくあるご質問" class="headerlink" title="よくあるご質問"></a>よくあるご質問</h2><h3 id="Q-通知が行われた環境ではすべて対応が必要になりますか？"><a href="#Q-通知が行われた環境ではすべて対応が必要になりますか？" class="headerlink" title="Q. 通知が行われた環境ではすべて対応が必要になりますか？"></a>Q. 通知が行われた環境ではすべて対応が必要になりますか？</h3><p>A. お客様の環境で特殊な制御を実施していない場合は、今回の対応は不要です。今回の通知は、現在利用されている証明書のみを明示的に信頼するように構成している (ピン留めを設定している) 環境やアプリケーションにのみ影響があります。これは環境側の構成であるため、弊社側ではお客様の環境でピン留めを設定しているか否かの判別ができないことから、すべてのお客様に通知を実施しております。</p><p>なお、Windows OS では既定で「ルート証明書更新プログラム」という機能が有効になっており、これにより既に必要なルート証明書がインストール済みであることが想定されます。この仕組みについては、以下の Windows サポートによる技術ブログに詳細があります。たとえば、この動作を無効にするポリシーやレジストリを設定していないかどうかの確認手順についても記載がありますため、参考となりましたら幸いです。</p><p><a href="https://jpwinsup.github.io/blog/2021/12/14/PublicKeyInfrastructure/CertificateManagement/about-windows-root-certificate-program/">ルート証明書更新プログラムの仕組みについて | Microsoft Japan Windows Technology Support Blog</a></p><blockquote><p>Windows OS では、端末にルート証明書を自動できる仕組みとして「ルート証明書更新プログラム」という機能があります。この機能は既定で有効になっており、必要に応じてルート証明書をダウンロードして [信頼されたルート証明機関] のストアに自動でインストールしております。</p></blockquote><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2021 年 8 月以降のルート証明書更新プログラムには DigiCert Global Root G2 ルート証明書が含まれております。そのため、2021 年 8 月以降に一度でもルート証明書更新プログラムが動作していましたら、既に信頼する証明機関として DigiCert Global Root G2 が含まれていることが想定されます。</p></div><h3 id="Q-どのように対応すればよいですか？"><a href="#Q-どのように対応すればよいですか？" class="headerlink" title="Q. どのように対応すればよいですか？"></a>Q. どのように対応すればよいですか？</h3><p>A. 以下の公開情報に記載のルート証明機関、およびその下位証明機関をすべて信頼するように設定ください。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/security/fundamentals/azure-ca-details?tabs=root-and-subordinate-cas-list">Azure 証明機関の詳細</a></p><h3 id="Q-対応しなかった場合どうなりますか？"><a href="#Q-対応しなかった場合どうなりますか？" class="headerlink" title="Q. 対応しなかった場合どうなりますか？"></a>Q. 対応しなかった場合どうなりますか？</h3><p>A. 2026 年 1 月 7 日以降、DigiCert Global Root G2 を信頼していない環境や G1 をピン留めしている環境では、Microsoft Entra ID へのサインインや関連サービスで認証が失敗するようになります。</p><h3 id="Q-クライアントが証明書のピン留めを使用しているかどうか確認する方法はありますか？"><a href="#Q-クライアントが証明書のピン留めを使用しているかどうか確認する方法はありますか？" class="headerlink" title="Q. クライアントが証明書のピン留めを使用しているかどうか確認する方法はありますか？"></a>Q. クライアントが証明書のピン留めを使用しているかどうか確認する方法はありますか？</h3><p>A. Microsoft Entra ID 側では証明書のピン留めを使用しているクライアントの情報を取得することはできません。また、証明書のピン留めの実施方法には統一された Web 標準がないため、その使用を検出するための直接的な方法は提供できません。</p><h3 id="Q-影響がないかどうか事前にテストする方法はありますか？"><a href="#Q-影響がないかどうか事前にテストする方法はありますか？" class="headerlink" title="Q. 影響がないかどうか事前にテストする方法はありますか？"></a>Q. 影響がないかどうか事前にテストする方法はありますか？</h3><p>A. DigiCert 社が公開している以下のデモサイトは、次に Entra ID が利用するサーバー証明書と同じルート証明書が利用されています。</p><p>DigiCert Global Root G2<br><a href="https://global-root-g2.chain-demos.digicert.com/">https://global-root-g2.chain-demos.digicert.com/</a></p><p>そのため、現時点で上記の Web サイトを証明書のエラーが発生することなく閲覧できる環境であれば、影響を受ける可能性は極めて低いと判断いただけます。</p><h3 id="Q-login-microsoftonline-com-にアクセスすると-DigiCert-Global-Root-G1-にチェーンする証明書が返されることもありますがどういうことですか？"><a href="#Q-login-microsoftonline-com-にアクセスすると-DigiCert-Global-Root-G1-にチェーンする証明書が返されることもありますがどういうことですか？" class="headerlink" title="Q. login.microsoftonline.com にアクセスすると DigiCert Global Root G1 にチェーンする証明書が返されることもありますがどういうことですか？"></a>Q. login.microsoftonline.com にアクセスすると DigiCert Global Root G1 にチェーンする証明書が返されることもありますがどういうことですか？</h3><p>A. login.microsoftonline.com では、DigiCert のルート証明書の G1 と G2 が両方使用されており、実際のアクセスを受け取るインスタンスに応じて、G1 と G2 のどちらかが応答される状況となっています。このため、タイミングによって G1 が返される場合や、G2 が返される場合があります。 MC が更新され、login.microsoftonline.com ドメインは DigiCert G2 ルートに既に移行されていると追記されたのは、この動作を反映したものです。現在 login.microsoftonline.com ドメインに正常にアクセスできているクライアントはすでに DigiCert G2 ルートを利用できていると想定されるため、今回影響を受けることはないと判断いただけます。</p><h3 id="Q-2026-年-1-月-7-日以降になると即座に移行されるのでしょうか？"><a href="#Q-2026-年-1-月-7-日以降になると即座に移行されるのでしょうか？" class="headerlink" title="Q. 2026 年 1 月 7 日以降になると即座に移行されるのでしょうか？"></a>Q. 2026 年 1 月 7 日以降になると即座に移行されるのでしょうか？</h3><p>A. いいえ、2026 年 1 月 7 日以降に徐々に移行を実施する予定です。影響を受けるドメインはグローバルなエンドポイントであるため、特定のお客様やテナントに対して具体的にいつ移行が行われるかを予測したり弊社から案内したりすることはできません。</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/mc1193408-action-required-trust-digicert-global-root-g2-certificate-authority/</id>
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    <published>2025-12-12T01:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p>
<p>2025 年 12 月 9 日 に Microsoft 365 管理センターのメッセージ センターで MC1193408 の通知が行われ、2026 年 1 月 7 日より、Micro]]>
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    <title>MC1193408 - 要対応: 2026 年 1 月 7 日までに DigiCert Global Root G2 証明機関を信頼してください</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.375Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p><p>本記事は、2025 年 11 月 11 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/4460536">Riding the AI Wave: How Microsoft Entra is Evolving for the Agentic Era</a> の抄訳です。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。</p><hr><p>このブログは、2025 年 10 月に開催された <a href="https://www.quest.com/the-experts-conference/">The Experts Conference</a> での私の基調講演をもとにしています。</p><p>私は Microsoft に入社して 34 年目になります。入社当時は飲酒できないほど若く、白髪もなかったことを思うと、信じられません。約 15 年前、私の電話が鳴った日のことを今でも覚えています。当時は、誰からの着信かを表示する小さな液晶画面付きの固定電話を実際に手に取って応答していました。ディスプレイにはこう表示されました: “Satya N.” ―― なんと！</p><p>「やあ、Alex」と彼は言いました。「ID を担当するチームのディレクターという新しいロールがあるんだけど、君がぴったりだと思うんだ。」</p><p>まず、Satya Nadella が直接電話してきたことに驚きました。次に思ったのは、「本当に？僕に ID の仕事を？」ということです。しかし、その後 2 時間、彼は ID が Microsoft のエンタープライズ戦略の基盤であり、クラウドへの移行を推進するために助けが必要なんだと説明してくれました。</p><p>3 週間後、私はこれまでで最高といえる仕事を始めることになりました。オンプレミスの Active Directory をクラウドに移行し、Azure Active Directory として進化させ、さらに Microsoft Entra という完全な ID およびアクセス管理ソリューションへと発展させる仕事です。その旅は本当に素晴らしいものでしたが、ID の仕組み自体は根本的には変わっていません。</p><p>そして今、はるかに大きなイノベーションの波が始まっています。</p><h2 id="AI-という大波"><a href="#AI-という大波" class="headerlink" title="AI という大波"></a>AI という大波</h2><p>1 年前、上司の <a href="https://www.linkedin.com/in/joy-chik/">Joy Chik</a> にこう言われました。「AI に注力して、来たるべき未来に備える方法を考えてほしい」と。</p><p>それ以来、私は AI ツールを試し、自分のエージェントを作り、戦略をまとめ、世界中の顧客、業界アナリスト、AI 専門家と話をしてきました。だからこそ、次の波は、人間の働き方や経済の仕組みを、産業革命、電気革命、インターネット革命、モバイル革命と同じように根本から変えると確信しています。</p><p>約 1 万 2 千年前、人類は植物や動物を家畜化し、狩猟採集から農耕へと移行しました。その次の大きな波では、複雑な社会を築き、政府を作りました。産業革命と石炭、蒸気、そして最終的には電気による力で、大規模な工場や都市を建設できるようになりました。電気による革命の前は、ほとんどの人が暗くなると眠りについていました。今では皆、夜遅くまでテレビを見ながらデバイスを上に下にとスワイプしています。</p><p>現在、私たちはインターネットとモバイル革命の真っただ中にいます。これは大きな変化でしたが、AI はそれをはるかに超えるイノベーションの波となろうとしています。</p><h2 id="AI-エージェント導入の現実"><a href="#AI-エージェント導入の現実" class="headerlink" title="AI エージェント導入の現実"></a>AI エージェント導入の現実</h2><p>多くのお客様も同じように感じているようです。<a href="https://view.ceros.com/kpmg-design/kpmg-genai-study/p/1">KPMG の調査</a> によると、大企業の 42 ％ が現在、AI エージェントを実際に活用しており、これはわずか 6 か月前の 11 ％ から急増しています (※)。まだ始まったばかりです。</p><p>※ KPMG AI Quarterly Pulse Survey | Q3 2025. September 2025. n&#x3D; 130 U.S.-based C-suite and business leaders representing organizations with annual revenue of $1 billion or more.</p><p><a href="https://adoption.microsoft.com/ja-jp/ai-agents/agents-in-microsoft-365/">Microsoft 365</a> や <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/security/agents-overview">Security Copilot</a> プラットフォーム、さらに <a href="https://www.workday.com/ja-jp/artificial-intelligence/ai-agents.html">Workday</a> や <a href="https://www.servicenow.com/jp/products/ai-agents.html">ServiceNow</a> といったパートナーを通じて、ビジネスに役立つ優れたエージェントがすでに利用可能です。</p><p>IDC の予測では、2028 年までに先進国の大企業で 13 億もの AI エージェントが稼働する見込みです (※)。実際の例として、Microsoft ではすでに開発、セキュリティ、リサーチ、分析の分野でエージェントを活用しています。私の見立てでは、人間の従業員よりもエージェントの数が多くなるのは時間の問題です。私の予想では 2 年以内に、Microsoft テナントで 100 万以上の AI エージェントが稼働しているでしょう。</p><p>しかも、エージェントは大量に存在するだけでなく、短命です。数週間稼働した後に停止されるため、大規模なスケールでエージェントの生成と消滅に対応できる仕組みが必要です。</p><p>※ IDC Info Snapshot, 1.3 Billion AI Agents by 2028, May 2025</p><h2 id="エージェントとは具体的に何か？"><a href="#エージェントとは具体的に何か？" class="headerlink" title="エージェントとは具体的に何か？"></a>エージェントとは具体的に何か？</h2><p>ここで少し立ち止まり、Microsoft で「エージェント」をどう捉えているかを説明します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era1.png" alt="AI エージェントとは、ドメイン知識、アクションの実行能力、そしてガードレール (逸脱の防止機能) を備えた LLM (大規模言語モデル) のことです。"></p><p>エージェントとは、役割を指示する一連の指示を持つ <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/training/modules/introduction-large-language-models/">LLM (大規模言語モデル)</a> であり、それを支えるコードによってさまざまな組み換えやガードレール (逸脱の防止機能) が提供され、結果の検証も行われます。しかし、エージェントを特別な存在にするのは次の 2 つの要素です。</p><ol><li><strong>ドメイン知識</strong>: ビジネスや特定のプロセス、技術分野について理解しており、理想的には学習と改善を可能にする記憶機能を備えています。</li><li><strong>アクションの実行能力</strong>: MS Graph や Azure リソース、その他のシステムへの API 呼び出しを行い、アクションを実行し、その入力やデータを呼び出し元に返すことができます。</li></ol><p>そして、実行能力があるからこそ、エージェントには適切なアクセス制御が必要です。私の主張は、すべてのエージェントに ID が必要だということです。</p><p>こう考えてみてください。自動車メーカーが VIN (車体番号) 番号なしで車を出荷することはありません。Microsoft が提供するすべてのエージェントには、組み込みのエージェント ID が付与され、追跡、アクセス制御、ライフサイクル管理が可能になります。</p><h2 id="条件付きアクセス-ポリシーを最適化するエージェント"><a href="#条件付きアクセス-ポリシーを最適化するエージェント" class="headerlink" title="条件付きアクセス ポリシーを最適化するエージェント"></a>条件付きアクセス ポリシーを最適化するエージェント</h2><p>私が特に注目しているエージェントのひとつが、Microsoft Entra の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/security-copilot/conditional-access-agent-optimization">条件付きアクセスの最適化エージェント</a> です。このエージェントは、条件付きアクセス ポリシーを精査し、その内容やセキュリティ上の抜け穴を把握できるよう支援し、さらにポリシーを最新の状態に保ちます。</p><p>このエージェントを活用することで、お客様は平均して月に 26 件ものポリシーの抜け穴を発見しています。これらは見過ごされるか、悪意ある攻撃に悪用される可能性があるものです。また、このエージェントを利用している顧客の 73 ％ が、その推奨事項に基づいてセキュリティ体制を大幅に改善しています (※)。</p><p>※ James Bono, Beibe Cheng, and Joaquin Lozano, Randomized Controlled Trials for Conditional Access Optimization Agent, October 2025, Microsoft Corporation.</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era2.png" alt="Microsoft Teams のアラートにより、条件付きアクセスの最適化エージェントの提案にチームが迅速に対応できるようになります。"></p><p>これは単に ChatGPT を API に接続したものではありません。私のチームやお客様対応チームが、効果的な条件付きアクセス ポリシーを構築する中で得た知識とノウハウを詰め込んだ、目的特化型のエージェントです。このエージェントは、テナントとすべての条件付きアクセス ポリシーを継続的に分析し、ポリシーの重複を検出し、保護されていないユーザーやアプリケーションを見つけ、ワンクリックでギャップを修正するのを支援します。また、除外設定されていないブレークグラス アカウントや、除外が多すぎるポリシーなど、リスクのある構成も特定できます。</p><p>さらに、このエージェントは提案されたポリシー更新のために ServiceNow にチケットを作成し、変更管理の要件に準拠するように動作することも可能です。段階的なロールアウト計画を設計し、ユーザーへの影響を最小限に抑えながらポリシーを徐々に有効化することも可能です。パイロット モードでは新しいポリシーを展開することもできます。そして継続的に新しいユーザーやアプリをチェックし、ポリシーで適切に保護されていることを確認します。</p><p>🎯 Alex の 2025 年 10 月 14 日の投稿を参照ください: <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/the-conditional-access-optimization-agent-keeps-getting-better%E2%80%94and-making-your-l/4460535">The Conditional Access Optimization Agent keeps getting better—and making your life easier</a></p><p>条件付きアクセスの最適化エージェントを、ゼロ トラストのコンサルタント兼アドバイザーへと進化させるような存在だとお考えください。<a href="https://tei.forrester.com/go/Microsoft/EntraSuite/?lang=en-us">セキュリティ体制を強化しながら、時間とコストを節約できるのです</a>。今後、Microsoft や業界全体から、より深い専門知識と分析を迅速かつ便利に提供するエージェントがさらに登場するでしょう。</p><p>Joy Chik は、11 月 18 日火曜日の Microsoft Ignite の <a href="https://ignite.microsoft.com/en-US/sessions/BRK243">Microsoft Entra: What’s New in Secure Access on the AI Frontier</a> セッションで、Microsoft Entra におけるエージェントの新機能を発表します。</p><h2 id="スケーラビリティのある管理体制-ペットではなく家畜の群れ"><a href="#スケーラビリティのある管理体制-ペットではなく家畜の群れ" class="headerlink" title="スケーラビリティのある管理体制: ペットではなく家畜の群れ"></a>スケーラビリティのある管理体制: ペットではなく家畜の群れ</h2><p>アクセス権のモデルに加えて、もう一つの大きな課題は、エージェントを大規模に管理することです。ここで、これまで使っていた「船と波」の比喩は一旦やめて、より現実的な陸上のたとえ話で考えてみましょう。<strong>AI エージェントはペットではなく家畜のようなものと言えます</strong>。ペットの世話をしたりご飯をあげたりするには時間がかかると思いますが、エージェントの世界ではそのような時間はありません。大量のエージェントが次々と生成され、消えていく中では、広大な “牧場” に広がる多様な群れを統制するように、ライフサイクルを自動化して大規模に管理する必要があります。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era3.png" alt="エージェントの大規模な導入・更新・削除に対応し、リスクを低減するためには、自動化された ID のライフサイクル管理が不可欠になります。"></p><p>次のような戦略が必要になります:</p><ul><li>エージェントの展開および追跡する方法</li><li>誰がその責任を持つのかを把握する方法</li><li>エージェントのアクセス権をプロビジョニングし承認する方法</li><li>継続的なアクセス レビューの実施</li><li>権限を自動的に取り消す仕組み</li><li>実行中のエージェントのバージョンを証明する方法</li><li>不要になったエージェントをデプロビジョニングする方法</li></ul><p>ガバナンスやライフサイクル管理に穴があると、特にアクセス レビューで全員が圧倒されることになります。そこで、私たちはこの課題に取り組み、エージェントの ID ガバナンス戦略のためのフレームワークを構築しています。</p><h2 id="エージェントのセキュア-アクセス-Microsoft-Entra-Agent-ID"><a href="#エージェントのセキュア-アクセス-Microsoft-Entra-Agent-ID" class="headerlink" title="エージェントのセキュア アクセス: Microsoft Entra Agent ID"></a>エージェントのセキュア アクセス: Microsoft Entra Agent ID</h2><p>まもなく、エージェントをエンタープライズ レベルの ID として管理、保護、ガバナンスできるようになります。</p><p>Microsoft BUILD で、<a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/announcing-microsoft-entra-agent-id-secure-and-manage-your-ai-agents/">AI エージェントを Microsoft Entra に統合すること</a> を発表しました。私たちの目標はシンプルです。従業員 ID に適用している保護と制御を、AI エージェントにも提供することです。Microsoft Entra では、エージェントを新しい ID タイプとして追加し、アクセス管理、セキュリティ、ID ガバナンスの機能を開発しています。これらのエージェント ID は、Foundry、Copilot Studio、Security Copilot、そしてサードパーティ プラットフォームなど、エージェント作成に使うツールにあらかじめ構成されます。</p><p>詳細は、Ignite のセッション <a href="https://ignite.microsoft.com/en-US/sessions/BRK265">Secure access for AI agents with Microsoft Entra</a> で紹介しますので、ぜひご参加ください。</p><h2 id="エージェント時代に向けた標準の進化"><a href="#エージェント時代に向けた標準の進化" class="headerlink" title="エージェント時代に向けた標準の進化"></a>エージェント時代に向けた標準の進化</h2><p>Microsoft Entra は、幅広いパートナーやアプリケーションのエコシステムを支えています。私たちは業界全体で協力し、すべてのエージェント型 ID システムとの統合を可能にし、セキュリティ リスクを低減し、専門家、学術機関、標準化団体で合意したベスト プラクティスに沿った共通標準を採用できるよう取り組んでいます。</p><p>そのために、OAuth 2.0 標準グループで次の重要な変更に取り組んでいます:</p><ul><li>エージェントを一流のアクターとして表現する (クライアントでもユーザーでもなく、新しい概念)</li><li>エージェントが独立した権限を持てるようにする</li><li>エージェントの行動を追跡可能にする (ログに “Alex の代理として動作するエージェント” ではなく “エージェントが動作” と表示)</li><li>エージェントに対するきめ細かな権限、検出、委任を可能にする</li></ul><p>これらの <a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/the-future-of-ai-agents%E2%80%94and-why-oauth-must-evolve/">OAuth への提案</a> により、エージェントが自分自身の代理として、ユーザーの代理として、または別のエージェントの代理として動作していることを識別できるようになります。</p><p>さらに、全体的な連鎖についても考えています。下流のエージェントが必要な権限をどのように発見し要求するのか、これらの機能は MCP に組み込まれ、エージェント間プロトコルを実現します。</p><p>また、エージェントに広範なクラウド全体ではなく、特定のフォルダーなどのリソースへのきめ細かなアクセスを付与する方法にも取り組んでいます。エージェントに必要なアクセス権だけを与えるというゼロ トラストの原則を守ることは、リスクを減らす優れた方法です。</p><h2 id="SCIM-標準の拡張-エージェントのライフサイクル管理"><a href="#SCIM-標準の拡張-エージェントのライフサイクル管理" class="headerlink" title="SCIM 標準の拡張: エージェントのライフサイクル管理"></a>SCIM 標準の拡張: エージェントのライフサイクル管理</h2><p>OAuth の取り組みに加えて、エージェント対応を可能にするため、<a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/beyond-oauth-why-scim-must-evolve-for-the-ai-agent-revolution/4433036">オープンな SCIM 標準への一連の変更</a> を提案しています。</p><p>現在の SCIM の仕組みでは、HR システムからユーザーを Entra に登録し、Entra でユーザーのレコードを作成し、その後ガバナンス システムを通じて他のアプリにユーザーがプロビジョニングされます。</p><p>エージェントにも同じ仕組みが必要です。あらゆるエージェント ビルダー (エージェントを作成する仕組み) は、SCIM を使ってエージェントのレコードを Entra に登録できる必要があります。そして Entra は、そのエージェント レコードを取得し、すべての SaaS アプリに対して正しく構成できるようにするという流れです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era4.png" alt="オープン標準へのスキーマ拡張を標準化することで、アプリケーションが必要とする豊富なコンテキストを持つエージェントのプロビジョニングが可能になります。"></p><p>これこそが、エージェントに関する優れたガバナンスと自動化を実現する正しい方法だと考えています。エージェントを登録するのは簡単ですが、継続的に管理するのははるかに難しい。そのため、SCIM の更新が必要なのです。</p><h2 id="今すぐやるべきこと"><a href="#今すぐやるべきこと" class="headerlink" title="今すぐやるべきこと"></a>今すぐやるべきこと</h2><p>まず、AI エージェントを使って色々と実験してみることをお勧めします。そして、自社にとってどのように役立つかを確認ください。<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/security-copilot/entra-agents">Microsoft Entra エージェント</a> を試すか、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot-studio/">Copilot Studio</a> で独自のエージェントを構築してみましょう。様々なことができてきっと驚くはずです。私のプロダクト管理チームでは、以前は 3 ～ 4 週間かかっていた作業が、エージェントを使うことで 2 ～ 3 日で完了するようになりました。まずはパイロット導入の <a href="https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot/blog/copilot-studio/how-to-deploy-transformational-enterprise-wide-agents-microsoft-as-customer-zero/">計画を立てることをお勧めします</a>。</p><p>次に、エージェントの分類 (タクソノミー) を検討ください。先ほど説明した 3 種類のエージェントから始めるのがお勧めです。どんなエージェントを構築するか？どのようなデータが必要か？アクセスをどうガバナンスし、高い権限が必要なデータを信頼できるエージェントだけが扱えるようにするか？など、構築、管理、ガバナンスを検討する際に <a href="https://adoption.microsoft.com/ja-jp/ai-agents/copilot-studio/">役立つリソース</a> が Copilot Studio チームから提供されています。</p><p>最後に、Ignite のライブ配信を視聴ください。11 月 18 日の Microsoft Ignite 2025 で開催される <a href="https://ignite.microsoft.com/en-US/sessions/BRK265">Secure Access for AI Agents with Microsoft Entra</a> セッションに参加ください。ここで仕組みについて詳しく解説する予定です。</p><p>弊社は、皆さんのため、そして皆さんと共に、この難しい課題に取り組んでいます。Microsoft Entra の AI エージェント対応は、企業で AI エージェントを安全に活用するための優れたツールを提供します。Satya が BUILD で言ったとおりです: 私たちの目標はシンプルです ―― 従業員 ID に適用している保護と制御を、AI エージェントにも提供することなのです。</p><p>エージェントの波が押し寄せています。波に乗るか、波にのまれるか ―― 選ぶのは私たちです。</p><p><strong>さぁ、波に乗っていきましょう！</strong></p><p>Alex</p>]]>
    </content>
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    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/riding-the-ai-wave-how-microsoft-entra-is-evolving-for-the-agentic-era/"/>
    <published>2025-12-12T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p>
<p>本記事は、2025 年 11 月 11 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommu]]>
    </summary>
    <title>AI の大波に乗る: エージェント時代に向けた Microsoft Entra の進化</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.756Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの三輪です。</p><p>本記事は、2025 年 11 月 5 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/driving-cloud-first-identity-user-soa-is-now-public-preview-and-group-soa-is-gen/4462425">Driving cloud-first identity: User SOA is now Public Preview and Group SOA is Generally Available</a> の抄訳です。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。</p><hr><h2 id="ユーザーやグループをクラウドでの管理に移行することで、ハイブリッド管理の複雑さを省きセキュリティ体制を強化しましょう。"><a href="#ユーザーやグループをクラウドでの管理に移行することで、ハイブリッド管理の複雑さを省きセキュリティ体制を強化しましょう。" class="headerlink" title="ユーザーやグループをクラウドでの管理に移行することで、ハイブリッド管理の複雑さを省きセキュリティ体制を強化しましょう。"></a>ユーザーやグループをクラウドでの管理に移行することで、ハイブリッド管理の複雑さを省きセキュリティ体制を強化しましょう。</h2><p>8 月に、グループの Source of Authority（SOA）変換の機能を使用することで、組織がクラウド上でレガシー グループを管理できるようになりました。この機能により、オンプレミス環境をより簡素化でき、Active Directory（AD）に依存するアプリにもガバナンスを拡張できることを紹介しました。本日、ハイブリッド環境のセキュリティ体制の強化に役立つ以下の 2 つの重要なアップデートを発表いたします。</p><ul><li>グループの SOA 変換が一般公開されました。</li><li>ユーザーの SOA 変換がパブリック プレビューとなりました。</li></ul><h2 id="このアップデートが重要な理由"><a href="#このアップデートが重要な理由" class="headerlink" title="このアップデートが重要な理由"></a>このアップデートが重要な理由</h2><p>Active Directory (AD) とクラウドの両方で ID を管理する煩雑さは長年の悩みの種でした。以下の新しい機能により、その煩わしさが解消されます。</p><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/user-source-of-authority-overview">ユーザーの Source of Authority (SOA)</a> 変換を利用すると、AD から同期されたユーザーをクラウド上で編集可能なオブジェクトに変換することができます。この機能により、組織の運用上の負荷が軽減され、クラウド上でのユーザー管理、条件付きアクセス、MFA、パスワードレス認証などの高度な ID の機能が利用できるようになります。</li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/hybrid/concept-source-of-authority-overview">グループの Source of Authority (SOA)</a> 変換を利用すると、AD から同期されたセキュリティ グループを Microsoft Entra ID で編集可能なクラウド オブジェクトに変換することができます。またこの機能を利用しながらも、オプションとしてクラウド同期のライトバックの機能を追加で設定することで、オンプレミスのアプリとの互換性を維持することも可能です。グループの SOA では、メールが有効なセキュリティ グループや配布リストをクラウド上の Exchange で管理されるグループに変換することもでき、不要になったグループを AD から削除するのにも役立ちます。</li></ul><p>これらの機能を組み合わせて利用することで、組織は AD への投資を最小限に抑えるとともに、ライフサイクル管理がよりシンプルになり、ゼロトラストのセキュリティ体制を強化することができます。</p><h2 id="シナリオ-ユーザーの-SOA-とグループの-SOA-を用いたハイブリッド-ID-のセキュリティ強化"><a href="#シナリオ-ユーザーの-SOA-とグループの-SOA-を用いたハイブリッド-ID-のセキュリティ強化" class="headerlink" title="シナリオ - ユーザーの SOA とグループの SOA を用いたハイブリッド ID のセキュリティ強化"></a>シナリオ - ユーザーの SOA とグループの SOA を用いたハイブリッド ID のセキュリティ強化</h2><p>とある組織がクラウド ファーストの ID のモデルへ移行しようとしているとしましょう。しかしその組織は依然として重要なオンプレミスのアプリケーションに依存しています。この組織の ID 担当チームは、クラウドへの完全移行を待つ代わりに、まずリスクの高いユーザーの一部をユーザーの SOA 変換を使ってクラウドで編集可能なユーザー ID に変換することにしました。同時に、それらオンプレミスのアプリケーションに関連する AD 上のセキュリティ グループをグループの SOA 変換を利用してクラウドへ移行し、Microsoft Entra ID 上で完全に管理できるようにすることで、セキュリティとガバナンス機能を強化することが可能となりました。</p><p>このユーザーの SOA とグループの SOA を組み合わせたアプローチは、組織に対して即時に利益をもたらします。IT 管理者は Microsoft Entra 管理センターや Microsoft Graph API を用いて、ユーザー ID、グループ、アクセス ポリシーを一元管理でき、運用をシンプルにして複雑さを軽減できます。これまで手動のプロセスによって行われていたガバナンスは、エンタイトルメント管理、アクセス レビュー、ライフサイクル ワークフローによって自動化され、これにより重要なアプリケーションのコンプライアンスがより強化されます。</p><p>セキュリティは劇的に向上します。従業員はクラウドとオンプレミスの両方のアプリに対して、Microsoft Entra ID の資格情報 (パスワードレス オプションを含む) でサインインできるようになります。リスクベースの条件付きアクセス ポリシーがシームレスに適用されることで、パスワード疲労攻撃や資格情報の乱立を減らし、ゼロトラストの原則が強化されます。</p><p>移行は柔軟に進めることができます。一部のユーザーとグループから変換を開始することで、業務が中断されることなく、既存の同期フローも維持できます。時間をかけて独自のペースで Microsoft Graph API や Microsoft Entra 管理センターを使用しながらクラウドへの変換対象を拡大していくことが可能です。</p><p>その結果、お客様はレガシーなアプリを意図せず停止させたり、完全な移行を待ったりすることなく、クラウドでの一元管理および自動化されたガバナンス、そしてより強力なセキュリティを手に入れることができるのです。</p><p>以下の動画では、詳細な仕組みや実際の動作をご紹介しています。</p><p><a href="https://www.youtube.com/watch?v=otxp_KIqU4Y"><img src="https://img.youtube.com/vi/otxp_KIqU4Y/0.jpg" alt="YouTube"></a></p><p>これらの新機能は、追加の料金なく無料でご利用いただけます。Microsoft Entra Free ライセンスで利用可能です。ぜひご自身の環境でお試しいただき、その効果を直接体験してみてください。</p><ul><li>詳細はこちら: <a href="https://aka.ms/usersoadocs">https://aka.ms/usersoadocs</a> | <a href="https://aka.ms/groupsoadocs">https://aka.ms/groupsoadocs</a></li><li>解説動画を見る: <a href="https://www.youtube.com/watch?v=otxp_KIqU4Y">Source of Authority</a> | <a href="https://www.youtube.com/watch?v=AcBMPgpIsw4">Get to cloud-first model with Group Source of Authority: Deep Dive</a></li><li>IT アーキテクトへのガイダンス: <a href="https://aka.ms/SOAITArchitectsGuidance">https://aka.ms/SOAITArchitectsGuidance</a></li></ul><p>また、Micorosft Ignite に直接参加するかオンラインで参加いただき、ディープダイブやデモ、ディスカッションなど Microsoft Entra ID に関わる全てについて是非エキスパートとつながりをお持ちください。</p><p>Joe Dadzie – VP Product Management</p>]]>
    </content>
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    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/driving-cloud-first-identity-user-soa-is-now-public-preview-and-group-soa-is-gen/"/>
    <published>2025-12-10T06:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの三輪です。</p>
<p>本記事は、2025 年 11 月 5 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunity]]>
    </summary>
    <title>クラウド ファーストの ID 管理 - ユーザー SOA がパブリック プレビューかつグループ SOA も一般公開に</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:27.737Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 高田 です。</p><p>本記事は、2025 年 10 月 17 日に米国の Microsoft Entra Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/what%E2%80%99s-new-in-microsoft-entra-%E2%80%93-september-2025/4352576">What’s new in Microsoft Entra – September 2025</a> の抄訳です。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。</p><hr><h2 id="Microsoft-Entra-の最新機能や変更発表についてお知らせします"><a href="#Microsoft-Entra-の最新機能や変更発表についてお知らせします" class="headerlink" title="Microsoft Entra の最新機能や変更発表についてお知らせします"></a>Microsoft Entra の最新機能や変更発表についてお知らせします</h2><p>マイクロソフトは Microsoft Entra に高度な AI 駆動のセキュリティ機能を導入し、インテリジェントな自動化を通じて ID 保護を強化しています。Microsoft Entra の Security Copilot は、アクセスのガバナンスを改善するために AI に基づく知見と推奨事項を組織に提供し、加えて条件付きアクセスの最適化エージェントは、新たな脅威に効果的に対応するとともに、対応プロセスをより効率化するために継続的にポリシーを分析します。これらのソリューションにより、セキュリティ運用の中核に AI が統合され、より効率的な意思決定、強固な防御、そして ID 管理におけるより高い保証レベルの実現を支援します。</p><p>ここでは、2025 年 7 月から 2025 年 9 月までの Microsoft Entra における最新のセキュリティ改善と革新を、製品別に整理してご紹介いたします。</p><h2 id="Microsoft-Entra-–-セキュリティを高める-AI"><a href="#Microsoft-Entra-–-セキュリティを高める-AI" class="headerlink" title="Microsoft Entra – セキュリティを高める AI"></a>Microsoft Entra – セキュリティを高める AI</h2><h3 id="新機能のリリース"><a href="#新機能のリリース" class="headerlink" title="新機能のリリース"></a>新機能のリリース</h3><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/security-copilot/security-copilot-in-entra">Microsoft Entra における Security Copilot</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/agent-optimization">Microsoft Entra の条件付きアクセスの最適化エージェント</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/agent-optimization#agent-capabilities">条件付きアクセス エージェントがエージェントによるレポート専用ポリシーの作成を無効化する機能をサポート</a></li></ul><h2 id="Microsoft-Entra-ID"><a href="#Microsoft-Entra-ID" class="headerlink" title="Microsoft Entra ID"></a>Microsoft Entra ID</h2><h3 id="新機能のリリース-1"><a href="#新機能のリリース-1" class="headerlink" title="新機能のリリース"></a>新機能のリリース</h3><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/devices/macos-psso">Microsoft Entra ID を用いた macOS 向けのプラットフォーム SSO</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/how-to-authentication-qr-code">フロントラインワーカー向けの QR + PIN のシンプルな認証方法</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/templates/bicep/overview-bicep-templates-for-graph">Microsoft Graph リソース用の Bicep テンプレート</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---conditional-access-what-if-api">条件付きアクセスの What If API</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---enterprise-app-sso-via-pre-integrated-gallery-app-or-customer-saml-apps">事前統合されたギャラリー アプリやカスタムの SAML アプリを使ったエンタープライズ アプリの SSO</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/role-based-access-control/admin-units-restricted-management">制限付きの管理単位</a></li></ul><h3 id="変更のお知らせ"><a href="#変更のお知らせ" class="headerlink" title="変更のお知らせ"></a>変更のお知らせ</h3><h4 id="2026-年-9-月-30-日までに最新バージョンの-Microsoft-Entra-Connect-へアップグレードが必要"><a href="#2026-年-9-月-30-日までに最新バージョンの-Microsoft-Entra-Connect-へアップグレードが必要" class="headerlink" title="2026 年 9 月 30 日までに最新バージョンの Microsoft Entra Connect へアップグレードが必要"></a>2026 年 9 月 30 日までに最新バージョンの Microsoft Entra Connect へアップグレードが必要</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p>Microsoft は、Active Directory と Microsoft Entra ID 間の安全な同期をサポートするために、ファーストパーティーのサービス プリンシパルである Microsoft Entra AD Synchronization Service (アプリ ID: 6bf85cfa-ac8a-4be5-b5de-425a0d0dc016) を導入しました。このアプリケーションは、Microsoft Entra Connect を経由したオンプレミスから Entra ID への同期に不可欠であり、管理センターのエンタープライズ アプリケーションの個所から管理可能です。</p><p>Microsoft Entra Connect は現在、このファーストパーティ アプリケーションを使って Active Directory と Microsoft Entra ID 間の同期を行っています。お客様は <strong>2026 年 9 月</strong> までにバージョン <strong>2.5.79.0</strong> 以降へのアップグレードが必要です。</p><p>今後のリリースのタイムラインについては <a href="https://entra.microsoft.com/#view/Microsoft_AAD_IAM/ChangeManagementHubList.ReactView">ロードマップ</a> をご確認いただき、アップグレード計画をお立てください。サポートされている場合は、弊社からお客様環境を自動アップグレードする予定です。自動アップグレードを希望するお客様は、自動アップグレードの設定を必ず実施ください。</p><p>サービス変更による最低要件および予想される影響の一覧については、<a href="https://aka.ms/aws1stpartyapp">この記事</a> をご参照ください。アップグレードに関するアドバイスについては、<a href="https://learn.microsoft.com/entra/identity/hybrid/connect/how-to-upgrade-previous-version">当社のドキュメント</a> をご覧ください。</p><h4 id="すべての-Android-ユーザーに対してブラウザー-アクセスが既定で有効化"><a href="#すべての-Android-ユーザーに対してブラウザー-アクセスが既定で有効化" class="headerlink" title="すべての Android ユーザーに対してブラウザー アクセスが既定で有効化"></a>すべての Android ユーザーに対してブラウザー アクセスが既定で有効化</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/whats-new-in-microsoft-entra-in-202409/">2024 年 9 月</a> に発表されたとおり、継続的なセキュリティ強化の一環として、Android 向けの Authenticator および Company Portal アプリにおける Enable Browser Access (EBA) ユーザー インターフェースを廃止します。したがって、2026 年 3 月からすべての Android ユーザーに対して既定でブラウザー アクセスが有効になります。この変更は自動的に行われるため、管理者や Android ユーザーの対応は不要です。</p><p>お客様が Android モバイル デバイス管理 (MDM) の提供事業者である場合は、デバイス登録時にブラウザー アクセスを有効にするための <a href="https://aka.ms/MDMBrowserAccessGuidance">ドキュメント</a> をご確認ください。</p><h4 id="ADAL-から-MSAL-への移行に関する推奨事項-API-の廃止"><a href="#ADAL-から-MSAL-への移行に関する推奨事項-API-の廃止" class="headerlink" title="ADAL から MSAL への移行に関する推奨事項 API の廃止"></a>ADAL から MSAL への移行に関する推奨事項 API の廃止</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p>ADAL から MSAL への移行に関する推奨事項の API は <strong>2025 年 12 月 15 日</strong> に廃止されます。この日以降、管理者は Microsoft Entra Recommendations の機能において「ADAL から MSAL への移行」の推奨事象を確認できなくなり、API 経由でも取得できなくなります。</p><p>代わりに、<strong>サインイン ログを Microsoft Graph API 経由で直接照会する</strong> ことをお勧めします。管理者は Entra のサインイン ログで、特に <strong>Azure AD App Authentication Library</strong> フィールドの配下にある authenticationProcessingDetails フィールドを参照することで、各リクエストに使用されている認証ライブラリを特定いただけます。</p><p>以下の対応を実施ください:</p><ul><li>API を無効化するためにお客様側での対応は不要であり、自動的に廃止されます。</li><li>ユーザーに通知し、ドキュメントを更新するとともに、認証ライブラリを追跡を行う際は Microsoft Graph API によるクエリに移行します。</li></ul><h4 id="廃止-Microsoft-Entra-管理センターにおけるアプリのサインイン-フィールドの自動取得"><a href="#廃止-Microsoft-Entra-管理センターにおけるアプリのサインイン-フィールドの自動取得" class="headerlink" title="廃止 - Microsoft Entra 管理センターにおけるアプリのサインイン フィールドの自動取得"></a>廃止 - Microsoft Entra 管理センターにおけるアプリのサインイン フィールドの自動取得</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p>Microsoft Entra 管理センターにおける、アプリのサインイン フィールドを自動的に取得する機能が廃止されました。すでにこの機能を用いて設定されている既存のアプリは引き続き動作しますが、新規での設定においてはこの機能は利用できません。今後は、[サインイン フィールドの取り込み] をご利用ください。これには Microsoft Edge と Chrome で利用可能な MyApps Secure Sign-In の拡張機能が必要です。</p><p>詳細は <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/enterprise-apps/troubleshoot-password-based-sso#capture-sign-in-fields-for-an-app">アプリのサインイン フィールドをキャプチャする</a> をご覧ください。</p><h4 id="リクエストの送信者が-My-Access-で自身のアクセス-パッケージの承認者が誰かを確認可能に"><a href="#リクエストの送信者が-My-Access-で自身のアクセス-パッケージの承認者が誰かを確認可能に" class="headerlink" title="リクエストの送信者が My Access で自身のアクセス パッケージの承認者が誰かを確認可能に"></a>リクエストの送信者が My Access で自身のアクセス パッケージの承認者が誰かを確認可能に</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#plan-for-change---new-end-user-homepage-in-my-account">以前にお知らせした</a> とおり、リクエストの送信者が My Access ポータルで、保留中のアクセス パッケージの承認者の名前と E メール アドレスを直接確認できるようになります。この機能は、透明性を高め、依頼者と承認者間のコミュニケーションを効率化することを目的としています。既定では、ゲストを除くすべてのメンバーはテナント レベルで承認者を確認でき、この設定は Microsoft Entra 管理センターのエンタイトルメント管理にて変更することも可能です。アクセス パッケージのレベルでは、管理者や所有者が詳細設定を使用することで、承認者の見える&#x2F;見えないを変更したり、テナント設定を上書きしたりが可能です。 </p><h4 id="My-Account-の新しいエンド-ユーザー向けホームページ"><a href="#My-Account-の新しいエンド-ユーザー向けホームページ" class="headerlink" title="My Account の新しいエンド ユーザー向けホームページ"></a>My Account の新しいエンド ユーザー向けホームページ</h4><p>[お客様によっては対応が必要です]</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#plan-for-change---new-end-user-homepage-in-my-account">以前にお知らせした</a> とおり、<a href="https://myaccount.microsoft.com/">https://myaccount.microsoft.com</a> のホームページはよりタスクに特化したユーザー体験を提供するために更新される予定です。ユーザーは、期限切れのグループの更新や、アクセス パッケージの承認、MFA の設定など、保留中のアクションをホームページ上で直接確認できるようになります。アプリ、グループ、アクセス パッケージ、サインイン情報へ素早くアクセスできるリンクがより見つけやすく、使いやすくなります。この変更によりアカウント管理が効率化し、ユーザーがアクセスやセキュリティに関するタスクを常に把握できるようになります。</p><h4 id="ライセンスの使用状況ブレードの-UI-および-Entra-のライセンス指標に対する更新"><a href="#ライセンスの使用状況ブレードの-UI-および-Entra-のライセンス指標に対する更新" class="headerlink" title="ライセンスの使用状況ブレードの UI および Entra のライセンス指標に対する更新"></a>ライセンスの使用状況ブレードの UI および Entra のライセンス指標に対する更新</h4><p>[お客様による対応は不要です]</p><p>ライセンスの使用状況のブレードを更新し、UI を改善するとともに、上部のウィジェットに Entra 全体の新しいライセンス指標を導入します。これによりすべてのライセンスにわたり機能の使用状況を表示します。これにより管理者やマネージャーは製品の採用状況と利用状況を包括的に把握できるようになります。お客様側での対応は必要ありません。</p><h4 id="Microsoft-Entra-ID-無料サブスクリプションの展開"><a href="#Microsoft-Entra-ID-無料サブスクリプションの展開" class="headerlink" title="Microsoft Entra ID 無料サブスクリプションの展開"></a>Microsoft Entra ID 無料サブスクリプションの展開</h4><p>Microsoft は、Microsoft Entra テナントの所有権の追跡を目的として、請求に使用されているアカウント情報を活用し、無料の Microsoft Entra ID Free サブスクリプションを今後各テナントに展開します。10 月から Microsoft 365 および Azure ポータルにこのサブスクリプションが登場しますが、お客様側の対応は不要で、請求や機能にも影響を与えません。これはテナントの所有権を安全に管理するためのものです。</p><h4 id="Microsoft-Entra-認証情報の登録と管理の-UX-を刷新"><a href="#Microsoft-Entra-認証情報の登録と管理の-UX-を刷新" class="headerlink" title="Microsoft Entra: 認証情報の登録と管理の UX を刷新"></a>Microsoft Entra: 認証情報の登録と管理の UX を刷新</h4><p>[お客様による対応は不要です]</p><p>Microsoft Entra は 2025 年 11 月に認証情報の登録および管理インターフェースを更新し、使いやすさとアクセシビリティを向上させます。お客様側での対応は特に必要ありませんが、スムーズな移行のため、事前にヘルプデスクに情報を共有しておくことをお勧めします。本変更に関してコンプライアンス上の懸念はございません。</p><h2 id="Microsoft-Entra-ID-Protection"><a href="#Microsoft-Entra-ID-Protection" class="headerlink" title="Microsoft Entra ID Protection"></a>Microsoft Entra ID Protection</h2><h3 id="新機能のリリース-2"><a href="#新機能のリリース-2" class="headerlink" title="新機能のリリース"></a>新機能のリリース</h3><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---microsoft-entra-id-protection-improved-detection-quality">Microsoft Entra ID Protection: 検出品質の向上</a></li></ul><h2 id="Microsoft-Entra-ID-ガバナンス"><a href="#Microsoft-Entra-ID-ガバナンス" class="headerlink" title="Microsoft Entra ID ガバナンス"></a>Microsoft Entra ID ガバナンス</h2><h3 id="新機能のリリース-3"><a href="#新機能のリリース-3" class="headerlink" title="新機能のリリース"></a>新機能のリリース</h3><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/multi-tenant-organizations/cross-tenant-synchronization-configure">テナント間同期 (クラウド間)</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---application-based-authentication-on-microsoft-entra-connect-sync">Microsoft Entra Connect Sync におけるアプリケーションベースの認証</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/id-governance/lifecycle-workflow-tasks#revoke-all-refresh-tokens-for-user">リフレッシュ トークンを取り消す新しいライフサイクル ワークフロー タスク</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/whats-new#general-availability---audit-administrator-events-in-microsoft-entra-connect-sync">Microsoft Entra Connect Sync における管理者イベントの監査</a></li></ul><h2 id="Microsoft-Entra-External-ID"><a href="#Microsoft-Entra-External-ID" class="headerlink" title="Microsoft Entra External ID"></a>Microsoft Entra External ID</h2><h3 id="新機能のリリース-4"><a href="#新機能のリリース-4" class="headerlink" title="新機能のリリース"></a>新機能のリリース</h3><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/quickstart-native-authentication-single-page-app-sdk-sign-in?tabs=react">Microsoft Entra External ID におけるサインイン、サインアップ、サインアウト体験を実現するネイティブ認証 JavaScript SDK の有効化</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity-platform/custom-extension-email-otp-get-started?tabs=azure-communication-services,azure-portal">Microsoft Entra External ID: カスタム サードパーティ E メール OTP プロバイダー</a></li></ul><p>よろしくお願いいたします</p><p>Shobhit Sahay</p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/whats-new-in-microsoft-entra-september-2025/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/whats-new-in-microsoft-entra-september-2025/"/>
    <published>2025-12-07T00:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 高田 です。</p>
<p>本記事は、2025 年 10 月 17 日に米国の Microsoft Entra Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microso]]>
    </summary>
    <title>Microsoft Entra の新情報 – 2025 年 9 月</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.948Z</updated>
  </entry>
  <entry>
    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="PowerShell" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/PowerShell/"/>
    <category term="Microsoft Graph" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Graph/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、 Azure Identity サポート チームの三輪です。</p><p>Microsoft Graph PowerShell を利用したオブジェクト管理について、グローバル管理者等の強いロール権限を持たないユーザーに PowerShell を使用させたい場面などもあるかと思います。多くの Microsoft Graph PowerShell コマンドの利用には、管理者によるアクセス許可への同意が必要となりますが、対象ユーザーが自身でアクセス許可に同意できない場合には、管理者（クラウド アプリケーション管理者、特権ロール管理者、グローバル管理者 等）の操作により予め特定のユーザーにアクセス許可を付与しておくことが可能です。具体的な操作例を以下にご紹介いたします。</p><br><h2 id="操作手順例"><a href="#操作手順例" class="headerlink" title="操作手順例"></a>操作手順例</h2><ol><li>PowerShell を開きます。</li><li>Connect-MgGraph -Scopes “DelegatedPermissionGrant.ReadWrite.All,Directory.ReadWrite.All” コマンドを実行します。<br>コマンドレットが PC 環境にない場合には、以下のコマンドレットを管理者権限にて実行し、Microsoft Graph PowerShell SDK をインストールします。<br>Install-module Microsoft.Graph</li><li>サインイン画面が表示された際には、管理者（クラウド アプリケーション管理者、特権ロール管理者、グローバル管理者 等）のユーザー名とパスワードを入力してサインインします。<br>※[組織の代理として同意する] が表示された場合、こちらはオフのままで問題ありません。</li><li>下記のコマンドを実行します。</li></ol><h3 id="事前準備"><a href="#事前準備" class="headerlink" title="事前準備"></a>事前準備</h3><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">#付与したいアクセス許可を指定</span><br><span class="line">$scopes = &quot;User.ReadWrite.All Group.ReadWrite.All&quot;</span><br><span class="line"> </span><br><span class="line">#対象ユーザーを指定</span><br><span class="line">$targetUserObjectId = &quot;&lt;アクセス許可を付与したいユーザーのオブジェクトID&gt;&quot;</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">## 同意を付与するアプリケーションの指定、以下では Microsoft Graph PowerShell を指定しています</span><br><span class="line">$TargetServicePrincipalId = (Get-MgServicePrincipal -Filter &quot;appId eq &#x27;14d82eec-204b-4c2f-b7e8-296a70dab67e&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line"></span><br><span class="line"># Microsoft Graph API のリソース情報の取得</span><br><span class="line">$GraphResourceId = (Get-MgServicePrincipal -Filter &quot;appId eq &#x27;00000003-0000-0000-c000-000000000000&#x27;&quot;).Id</span><br></pre></td></tr></table></figure><h3 id="初めてアクセス許可を付与する場合"><a href="#初めてアクセス許可を付与する場合" class="headerlink" title="初めてアクセス許可を付与する場合"></a>初めてアクセス許可を付与する場合</h3><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">New-MgOauth2PermissionGrant -ClientId $TargetServicePrincipalId -ConsentType &quot;Principal&quot; -PrincipalId $targetUserObjectId -ResourceId $GraphResourceId -Scope $scopes</span><br></pre></td></tr></table></figure><h3 id="付与されているアクセス許可の確認"><a href="#付与されているアクセス許可の確認" class="headerlink" title="付与されているアクセス許可の確認"></a>付与されているアクセス許可の確認</h3><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">Get-MgOauth2PermissionGrant -filter &quot;PrincipalId eq &#x27;$targetUserObjectId&#x27; and ResourceId eq &#x27;$GraphResourceId&#x27; and ClientId eq &#x27;$TargetServicePrincipalId&#x27;&quot; |fl</span><br></pre></td></tr></table></figure><h3 id="既に-Microsoft-Graph-PowerShell-のアクセス許可が付与されている場合"><a href="#既に-Microsoft-Graph-PowerShell-のアクセス許可が付与されている場合" class="headerlink" title="既に Microsoft Graph PowerShell のアクセス許可が付与されている場合"></a>既に Microsoft Graph PowerShell のアクセス許可が付与されている場合</h3><p>2回目以降は New-MgOauth2PermissionGrant 使えませんので Update-MgOauth2PermissionGrant コマンドに代えて以下を利用します。<br>こちらを実行すると、以前付与していたアクセス許可は引き継がれません。以前から付与されているアクセス許可を引継ぎ、新しいアクセス許可を追加して付与したい場合には、$scopes にて利用させたいアクセス許可すべてを指定する必要があります。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">$OAuth2PermissionGrantId = (Get-MgOauth2PermissionGrant -filter &quot;PrincipalId eq &#x27;$targetUserObjectId&#x27; and ResourceId eq &#x27;$GraphResourceId&#x27; and ClientId eq &#x27;$TargetServicePrincipalId&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line">Update-MgOauth2PermissionGrant -OAuth2PermissionGrantId $OAuth2PermissionGrantId -Scope $scopes</span><br></pre></td></tr></table></figure><br><h2 id="Graph-Explorer-のアクセス許可付与"><a href="#Graph-Explorer-のアクセス許可付与" class="headerlink" title="Graph Explorer のアクセス許可付与"></a>Graph Explorer のアクセス許可付与</h2><p>尚、Graph Explorer のアクセス許可を管理したい場合には、Graph Explorer のアプリケーション識別子（ de8bc8b5-d9f9-48b1-a8ad-b748da725064 ）を TargetServicePrincipalId  のフィルター部分で指定します。<br>ご参考までに、アプリケーション識別子は以下の公開情報に記載の通りです。<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/entra/entra-id/governance/verify-first-party-apps-sign-in#application-ids-of-microsoft-tenant-owned-applications">サインイン レポート中の Microsoft ファースト パーティー アプリケーションを検証する | Microsoft Learn</a></p><h3 id="Graph-Explorer-のアクセス許可を付与するコマンド例"><a href="#Graph-Explorer-のアクセス許可を付与するコマンド例" class="headerlink" title="Graph Explorer のアクセス許可を付与するコマンド例"></a>Graph Explorer のアクセス許可を付与するコマンド例</h3><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">Connect-MgGraph -Scopes &quot;DelegatedPermissionGrant.ReadWrite.All,Directory.ReadWrite.All&quot;</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">#付与したいアクセス許可を指定 (User.ReadWrite.All と Group.ReadWrite.All の 2 つを付与する例)</span><br><span class="line">$scopes = &quot;User.ReadWrite.All Group.ReadWrite.All&quot;</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">#対象ユーザーを指定</span><br><span class="line">$targetUserObjectId = &quot;&lt;アクセス許可を付与したいユーザーのオブジェクトID&gt;&quot;</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">#アプリの指定</span><br><span class="line">$TargetServicePrincipalId = (Get-MgServicePrincipal -Filter &quot;appId eq &#x27;de8bc8b5-d9f9-48b1-a8ad-b748da725064&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line">$GraphResourceId = (Get-MgServicePrincipal -Filter &quot;appId eq &#x27;00000003-0000-0000-c000-000000000000&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line"> </span><br><span class="line">#初めてアクセス許可を付与する場合</span><br><span class="line">New-MgOauth2PermissionGrant -ClientId $TargetServicePrincipalId -ConsentType &quot;Principal&quot; -PrincipalId $targetUserObjectId -ResourceId $GraphResourceId -Scope $scopes</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">#付与されているアクセス許可の確認</span><br><span class="line">Get-MgOauth2PermissionGrant -filter &quot;PrincipalId eq &#x27;$targetUserObjectId&#x27; and ResourceId eq &#x27;$GraphResourceId&#x27; and ClientId eq &#x27;$TargetServicePrincipalId&#x27;&quot; |fl</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">#既に Graph Explorer のアクセス許可がユーザーに付与されている場合、2 回目以降は New-MgOauth2PermissionGrant の代わりに以下のコマンドをご利用ください。</span><br><span class="line">#以前付与していたアクセス許可は引き継がれない点にもご注意ください。</span><br><span class="line">$OAuth2PermissionGrantId = (Get-MgOauth2PermissionGrant -filter &quot;PrincipalId eq &#x27;$targetUserObjectId&#x27; and ResourceId eq &#x27;$GraphResourceId&#x27; and ClientId eq &#x27;$TargetServicePrincipalId&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line">Update-MgOauth2PermissionGrant -OAuth2PermissionGrantId $OAuth2PermissionGrantId -Scope $scopes</span><br></pre></td></tr></table></figure><br><h2 id="付与したアクセス許可の削除"><a href="#付与したアクセス許可の削除" class="headerlink" title="付与したアクセス許可の削除"></a>付与したアクセス許可の削除</h2><p>特定のユーザーに対して付与したアクセス許可をすべて削除したい場合には、以下の形式で削除用のコマンドを実行します。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">$OAuth2PermissionGrantId = (Get-MgOauth2PermissionGrant -filter &quot;PrincipalId eq &#x27;$targetUserObjectId&#x27; and ResourceId eq &#x27;$GraphResourceId&#x27; and ClientId eq &#x27;$TargetServicePrincipalId&#x27;&quot;).Id</span><br><span class="line">Remove-MgOauth2PermissionGrant -OAuth2PermissionGrantId $OAuth2PermissionGrantId</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>一部のアクセス許可を残したい場合には、残したいアクセス許可をすべて指定し、『既にアクセス許可が付与されている場合』の方のコマンドを実行します。   </p><p><br><br></p><p>ご紹介したコマンドの oAuth2PermissionGrant リソースにつきましては、必要に応じて以下公開情報もご参照ください。<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/graph/api/resources/oauth2permissiongrant?view=graph-rest-1.0">oAuth2PermissionGrant リソースの種類 - Microsoft Graph v1.0 | Microsoft Learn</a></p>]]>
    </content>
    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/microsoft-graph-powershell-grant-permissions/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/microsoft-graph-powershell-grant-permissions/"/>
    <published>2025-10-17T06:00:00.000Z</published>
    <summary>
      <![CDATA[<p>こんにちは、 Azure Identity サポート チームの三輪です。</p>
<p>Microsoft Graph PowerShell を利用したオブジェクト管理について、グローバル管理者等の強いロール権限を持たないユーザーに PowerShell を使用させたい場面]]>
    </summary>
    <title>Microsoft Graph PowerShell アクセス許可の付与</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.462Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
    <category term="AD FS" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/AD-FS/"/>
    <category term="Microsoft Entra Connect" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra-Connect/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。</p><p>Microsoft Entra Connect 同期 (以下 MEC と表記) では AD FS を構成および管理することができます。その際には MEC のウィザードから「フェデレーションの管理」の項目を用いて AD FS を構成しますが、この構成の際、以下の画面のとおり MSIS7612 エラーが発生し AD FS の構成に失敗することがあります。このエラーが発生すると、その時の IssuerUri (クレーム ルール) の設定値次第ではフェデレーションの信頼関係が崩れ、フェデレーション ユーザーの認証にも影響が生じます。本ブログではこのエラーについて説明します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory-connect/entra-connect-msis7612/entra-connect-msis7612-01.jpg" alt="MEC で AD FS の構成に失敗し MSIS7612 エラーが表示された画面"></p><h2 id="MSIS7612-とは"><a href="#MSIS7612-とは" class="headerlink" title="MSIS7612 とは"></a>MSIS7612 とは</h2><p>MSIS7612 は AD FS の証明書利用者信頼を構成する際に指定した各識別子のいずれかが、すでに AD FS で構成済みの証明書利用者信頼で既に利用されている (重複している) 際に表示されるエラーです。各識別子は AD FS 上での重複は許されず一意である必要があります。</p><h2 id="MEC-で-MSI7612-が記録されるパターン"><a href="#MEC-で-MSI7612-が記録されるパターン" class="headerlink" title="MEC で MSI7612 が記録されるパターン"></a>MEC で MSI7612 が記録されるパターン</h2><p>以下の条件が重なっている場合に、MEC のウィザードから Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼を更新しようとすると MSIS7612 エラーが発生します。</p><ul><li>AD FS を利用しており、すでに Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼を構成している。</li><li>AD FS 上の Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼の表示名が「Microsoft Office 365 ID プラットフォーム Worldwide」以外となっている (例: 「Microsoft Office 365 Identity Platform」や「Microsoft Office 365 Identity Platform Worldwide」など)。</li><li>MEC で AD FS を管理している。 </li><li>MEC をインストールしている Windows Server の OS の言語設定を英語以外の言語 (日本語) にしている。 </li><li>MEC を最新版にアップグレードした。</li></ul><h2 id="MEC-で-MSI7612-が記録される理由"><a href="#MEC-で-MSI7612-が記録される理由" class="headerlink" title="MEC で MSI7612 が記録される理由"></a>MEC で MSI7612 が記録される理由</h2><p>MEC で Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼を更新しようとした場合、MEC は AD FS に対して証明書利用者信頼の有無を検索します。この検索の際には証明書利用者信頼の表示名も利用します。しかしながら、MEC がこの検索に利用する証明書利用者信頼の表示名は OS の言語設定に依存して変わる動作になっています。MEC は、日本語環境の場合は「Microsoft Office 365 ID プラットフォーム Worldwide」という表示名で証明者利用者信頼を検索します。</p><p>既に AD FS 上で構成されている Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼の表示名が「Microsoft Office 365 Identity Platform」もしくは「Microsoft Office 365 Identity Platform Worldwide」の場合、MEC が検索に使用する表示名である「Microsoft Office 365 ID プラットフォーム Worldwide」とは名前が異なるため、MEC は証明書利用者信頼がまだ AD FS 上に構成されていないと誤認します。この結果、MEC は新たに Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼を AD FS 上に構成しようとします。実際には Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼は構成済みであるため、識別子の重複が検出されます。その結果 MSIS7612 が記録されます。</p><h2 id="MEC-で-MSI7612-が記録された際の影響"><a href="#MEC-で-MSI7612-が記録された際の影響" class="headerlink" title="MEC で MSI7612 が記録された際の影響"></a>MEC で MSI7612 が記録された際の影響</h2><p>この MSIS7612 が表示された場合、MEC によりすでに Microsoft Entra ID 側のフェデレーション構成のアップデートが行われ、その後の AD FS 側の更新処理が失敗したという状況です。つまり Microsoft Entra ID 側のフェデレーション構成は更新されたが AD FS 側は未更新という状況のため、Microsoft Entra ID 上の IssuerUri の値と AD FS によって発行される IssuerUri の値に不一致が生じる可能性があります。これらの値が不一致となった場合、フェデレーション信頼の構成が崩れ、結果としてそのドメインをもつユーザーがフェデレーション認証する際に AADSTS50107 エラーが発生し、ユーザーは Microsoft Entra ID へのサインインに失敗するようになります。</p><h2 id="MEC-で-MSI7612-を回避する方法"><a href="#MEC-で-MSI7612-を回避する方法" class="headerlink" title="MEC で MSI7612 を回避する方法"></a>MEC で MSI7612 を回避する方法</h2><p>MEC をインストールしている Windows Server OS の言語設定を日本語にしている場合は、AD FS 上の Microsoft Entra ID 用の証明書利用者信頼の表示名を「Microsoft Office 365 ID プラットフォーム Worldwide」に変更することで MEC での証明書利用者信頼を更新が可能になります (大文字、小文字、スペースの位置、カタカナ部分などは変えずにまったく同じ文字列にしてください)。表示名の変更手順は以下のとおりです。</p><ol><li><p>AD FS サーバーにて [AD FS の管理] を起動します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory-connect/entra-connect-msis7612/entra-connect-msis7612-02.jpg" alt="AD FS の管理"></p></li><li><p>[証明書利用者信頼] 内の [Microsoft Office 365 Identity Platform (Worldwide)] を右クリックし [プロパティ] を選択します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory-connect/entra-connect-msis7612/entra-connect-msis7612-03.jpg" alt="証明書利用者信頼のプロパティ"></p></li><li><p>[識別子] タブ内の [表示名] を「Microsoft Office 365 ID プラットフォーム Worldwide」に変更し [OK] を選択します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory-connect/entra-connect-msis7612/entra-connect-msis7612-04.jpg" alt="識別子の表示名を変更"></p></li></ol><h2 id="おわりに"><a href="#おわりに" class="headerlink" title="おわりに"></a>おわりに</h2><p>本記事では Microsoft Entra Connect で MSIS7612 エラーが発生し AD FS の構成に失敗する事象とその対処方法について紹介しました。製品動作に関する正式な見解や回答については、お客様環境などを十分に把握したうえでサポート部門より提供しますので、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
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    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory-connect/entra-connect-msis7612/</id>
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    <published>2025-10-04T00:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの長谷川です。</p>
<p>Microsoft Entra Connect 同期 (以下 MEC と表記) では AD FS を構成および管理することができます。その際には MEC のウィザードから「フ]]>
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    <title>Microsoft Entra Connect で MSIS7612 エラーが発生し AD FS の構成に失敗する</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:27.737Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="SSO" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/SSO/"/>
    <category term="SAML" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/SAML/"/>
    <category term="Starter series" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Starter-series/"/>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 夏木 です。Microsoft Entra サポート チームより、最近 Entra の利用を始めたお客様を対象に、初学者向けのブログ シリーズを作成しております。本記事はその Entra ID 初学者向けシリーズの第 4 弾「SAML 2.0 入門」です。</p><p><strong>本記事の対象者</strong></p><ul><li>SAML 連携とは何か知りたい方</li><li>アプリと Entra ID の連携を検討中のお客様</li><li>Entra ID での SAML による SSO の設定方法を知りたい方</li></ul><p><strong>記事概要</strong></p><p>SAML を使用して Microsoft Entra ID と外部アプリケーションを連携させる際、管理者の方からよくいただく質問として以下のようなものがあります。</p><ul><li>SAML で SSO を実現したいとき Microsoft Entra ID ではどのような設定をすればよいのか？</li><li>アプリからどういった情報をもらえばよいのか？</li></ul><p>この記事では、SAML 連携に必要な Microsoft Entra ID 側の主要な設定項目と、アプリ側から確認すべき情報を分かりやすく整理しました。IT 管理者の方々にとって日々の運用に役立ちましたら嬉しいです！</p><hr><h2 id="SAML-の概要と利用場面"><a href="#SAML-の概要と利用場面" class="headerlink" title="SAML の概要と利用場面"></a>SAML の概要と利用場面</h2><p>SAML (Security Assertion Markup Language) は、異なる組織間において認証の結果や認証した ID に関わる情報を交換するための仕組みです。この仕組みを利用することで、IdP (Entra ID) に一度サインインすることで、その結果をもとに Entra ID と連携する外部アプリケーションに対してもアクセスが可能になります。SAML は認証連携プロトコルのひとつです。</p><p>SAML では、ブラウザーが実行されているクライアントに加えて、以下の二つの要素が登場します。</p><p><strong>IdP (Identity Provider):</strong></p><ul><li>Microsoft Entra ID など、認証処理を担うプラットフォームを指します。</li><li>後述する SP から SAML の要求を受け取ります。</li><li>認証処理が完了すると SP に対して SAML 応答 (アサーション) を発行します。</li></ul><p><strong>SP (Service Provider):</strong></p><ul><li>ユーザーが利用したいと考えているサービス (アプリ) を指します。</li><li>IdP に対して SAML の要求を送ります。</li><li>IdP から SAML 応答 (アサーション) を受け取ります。</li></ul><p>SAML を用いた認証連携のフローは SP-initiated と IdP-initiated の 2 パターンがあります。</p><p>SP-initiated は、連携先のアプリ (SP) からスタートするフローであり、以下の図のような流れとなります。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-saml/image01.png" alt="SP-initiated のフロー図"></p><ol start="0"><li>前提として、IdP 側で証明書を発行し、その公開鍵を SP 側に登録しておきます。</li><li>ユーザーが SP のサインオン URL にアクセスします。</li><li>SP がユーザーを IdP へ誘導し、IdP に SAML 要求を提示します。</li><li>IdP は認証画面をユーザーに表示します。</li><li>ユーザーが資格情報を入力し、IdP へのサインインが完了します。</li><li>IdP は SAML 応答 (SAML アサーション) をブラウザーを経由して SP (連携先のアプリ) に提示します。</li><li>SP は受け取った SAML トークンを事前に共有された署名証明書で検証します。</li><li>検証が成功すると、SP はブラウザーとの認証セッションを確立し、SP へのシングル サインオンが完了します。</li></ol><p>IdP-initiated は、上記 2. で SP-initiated が生成していた SAML 要求なしに、ユーザーが IdP 上で操作することで、IdP をスタート地点として SP に対して SAML 応答を生成するフローです。</p><h2 id="SAML-を用いた-SSO-設定時の-Microsoft-Entra-ID-側の各設定項目"><a href="#SAML-を用いた-SSO-設定時の-Microsoft-Entra-ID-側の各設定項目" class="headerlink" title="SAML を用いた SSO 設定時の Microsoft Entra ID 側の各設定項目"></a>SAML を用いた SSO 設定時の Microsoft Entra ID 側の各設定項目</h2><p>SAML 連携を実施するときに必要な Microsoft Entra ID 側の主要な設定項目と、アプリ側から確認すべき情報は以下となります。</p><p>Microsoft Entra 管理センター (entra.microsoft.com) &gt; Entra ID &gt; エンタープライズ アプリ &gt; 該当のアプリ &gt; 管理 - シングル サインオン</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-saml/image02.png" alt="Microsoft Entra 管理センターの設定画面"></p><h3 id="基本的な-SAML-の構成"><a href="#基本的な-SAML-の構成" class="headerlink" title="基本的な SAML の構成"></a>基本的な SAML の構成</h3><p>この個所では、SAML での認証連携を行うにあたり最低限必要な識別子や URL の情報を構成します。</p><p><strong>識別子 (エンティティ ID)</strong></p><p>IdP (Entra ID) がアプリケーションを特定するための一意な ID をここに指定します。テナント内で一意である必要があります。一つの Entra ID テナント内に同じアプリケーションを複数登録してそれぞれ SAML 連携したい場合は、識別子 (エンティティ ID) を複数発行いただく必要があります。</p><p><strong>応答 URL (Assertion Consumer Service URL)</strong></p><p>IdP (Entra ID) が SAML 応答を発行した後に、それを送信する先のアプリケーションの URL をここに指定します。ユーザーが IdP へのサインインを完了すると、この応答 URL に対して誘導され、その流れの中で SAML 応答がアプリに提示されます。つまり、アプリケーションが SAML 応答を受け取る URL を指定します。</p><p><strong>サインオン URL</strong></p><p>ユーザーがアプリにサインインするためのサインイン URL を指定します。My Apps のダッシュボードから対象の SAML アプリにアクセスする場合、ユーザーはこのサインオン URL に誘導され、SP-initiated の SAML 連携としてアプリにアクセスすることになります。このサインオン URL を入力しなかった場合は My Apps からの当該アプリへのアクセスは IdP-initiated の SAML フローとして動作します。</p><p><strong>リレー状態 (省略可能)</strong></p><p>認証が完了した後にユーザーをリダイレクトする場所などの情報をアプリケーションに指示するためにこの値が利用されます。SAML 連携を実施するときにアプリ側から指示がある場合にこの値を指定ください。</p><p><strong>ログアウト URL (省略可能)</strong></p><p>SAML ログアウト応答をアプリケーションに返すために使用される URL です。SAML 連携を実施するときにアプリ側から指示がある場合にこの値を指定ください。</p><h3 id="属性とクレーム"><a href="#属性とクレーム" class="headerlink" title="属性とクレーム"></a>属性とクレーム</h3><p>SAML 応答には IdP (Entra ID) で認証を完了したユーザーの情報 (UPN やユーザー名など) が埋め込まれます。SP 側は SAML 応答に含まれるユーザー情報を読み取って、どのユーザーが IdP (Entra ID) で認証を完了したかを判断し、様々な処理を行います。この「属性とクレーム」の個所では、SAML 応答にどのようなユーザー情報を埋め込むかを指定します。設定可能な項目に関しましては、以下の公開情報もご覧ください。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/azure/active-directory/develop/active-directory-saml-claims-customization">SAML トークン クレームをカスタマイズする - Microsoft identity platform | Microsoft Learn</a></p><p>SAML 連携時に必ず必要となるのは Name ID (名前識別子) 属性です。Name ID 属性には IdP (Entra ID) で認証を完了したユーザーの識別子が埋め込まれれます。この Name ID (名前識別子) 属性には、さまざまな形式が用意されており、アプリによっては適切に構成することが必要です。SAML 連携を構成する際に、Entra ID が既定でどの「名前識別子の形式」を利用すべきかアプリ側から指示があるはずですので、その指示に合わせて指定ください。指示がない場合は、念のためアプリ側に確認することをおすすめします。</p><p><strong>「一意のユーザー識別子 (名前 ID)」の中にある「名前識別子の形式」</strong></p><p>「名前識別子の形式」は Name ID (名前識別子) がどのような形式であるかを指定する箇所です。SAML 連携を構成する際に、アプリ側から指示があるはずですので、その指示に合わせて指定ください。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>「名前識別子の形式」が未指定であっても、アプリが SAML 要求の中でその形式を明示していればその形式が利用されます。つまり、アプリから Microsoft Entra ID へ送られる SAML 要求の中で形式が指定されている場合は、SAML 要求の中で指定された「名前識別子の形式」に従って、Entra ID は SAML 応答を生成します。この場合、「属性とクレーム」にて「名前識別子の形式」を指定していても、SAML 要求の中で指定された形式が優先されます。</p><p>一方で、アプリから Microsoft Entra ID へ送られる SAML 要求において、「名前識別子の形式」が指定されていない場合は、「属性とクレーム」の個所にて設定する「一意のユーザー ID」の「名前識別子の形式」に指定した形式で、SAML 応答が作成されます。このため、SAML 応答に意図した値が反映されているか念のため確認ください。</p></div><h3 id="SAML-証明書"><a href="#SAML-証明書" class="headerlink" title="SAML 証明書"></a>SAML 証明書</h3><p>SAML を用いた認証連携において使用する証明書の情報が表示されます。ここで表示される情報をアプリ側に連携することが必要です。</p><p><strong>SAML トークン署名証明書</strong></p><p>SAML トークン署名証明書は Entra ID が SAML 応答に署名する際に利用されます。この署名処理は証明書の秘密鍵を使って行われます。画面上では、その証明書の状態と拇印を確認いただけます。[ダウンロード] ボタンからは、SAML トークン署名証明書の「公開鍵を含んだ証明書」をダウンロード可能です。「秘密鍵を含んだ証明書」は Entra ID が厳密に管理しており、ダウンロードすることはできません。</p><p>「公開鍵を含んだ証明書」のダウンロードについては、以下の形式をご利用いただけます。以下のうち、フェデレーション メタデータ XML には証明書の情報に加えて、SAML 認証連携の構成に必要な情報がまとめて含まれていますので、アプリ側が対応していればこちらをご利用ください。</p><ul><li>証明書 (Base64)</li><li>証明書 (未加工)</li><li>フェデレーション メタデータ XML</li></ul><p>また 「アプリのフェデレーション メタデータ URL」は、フェデレーション メタデータ XML をダウンロードできる URL です。SAML 連携を構成する際に SP が IdP (Entra ID) からメタデータを自動取得したい場合にこの URL を使用します。アプリ側がこの URL を利用できる場合、例えば、Entra ID 側で SAML 用のトークン署名証明書を更新した際に、SP 側から自動でその更新情報を取得するということが可能になります。アプリ側がそのような方式に対応している場合は、この「アプリのフェデレーション メタデータ URL」をご利用ください。</p><p>署名証明書の更新に関してはこちらのブログも参照ください: <a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/how-to-update-samlsigningcertificate/">Azure AD における SAML 署名証明書を更新する | Japan Azure Identity Support Blog</a></p><p><strong>検証証明書 (オプション)</strong></p><p>検証証明書はアプリが署名付きの SAML 要求を利用している場合に構成します。アプリがそのような構成を要望している場合は、こちらの構成を実施ください。アプリ側から特段の指定がない場合はこちらの構成は不要です。</p><p>詳細の設定方法はこちらの公開情報をご覧ください: <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/enterprise-apps/howto-enforce-signed-saml-authentication">署名付き SAML 認証要求を適用する - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></p><h3 id="テストのセットアップ"><a href="#テストのセットアップ" class="headerlink" title="テストのセットアップ"></a>テストのセットアップ</h3><p>表示されている情報をお手元に控え、アプリ側に構成ください。これら URL をどこに構成すべきかについては、アプリの開発元にお問い合わせをいただけますと幸いです。</p><p><strong>ログイン URL</strong></p><p>アプリが Entra ID に対して SAML 連携を開始する際に使用する URL です。アプリはこの指定された URL に対して SAML 要求を送信する必要があります。アプリ側で、IdP (Entra ID) 側のログイン URL を指定する箇所がある場合はこちらの URL を指定ください。</p><p><strong>Microsoft Entra 識別子</strong></p><p>Microsoft Entra ID ( IdP ) を識別するための一意の識別子です。この値を利用するかどうかはアプリ側に依存します。</p><p><strong>ログアウト URL</strong></p><p>ユーザーがアプリからログアウトする際に、IdP (Entra ID) にもログアウト要求を送る場合があります。そのような場合に、SAML ログアウト要求を送る宛先がこの URL です。アプリ側で、IdP (Entra ID) 側のログアウト URL を指定する箇所がある場合はこちらの URL を指定ください。</p><h2 id="まとめ"><a href="#まとめ" class="headerlink" title="まとめ"></a>まとめ</h2><p>Microsoft Entra ID 上で SAML 連携を構成する際には、基本的に以下の情報をアプリ側に確認ください。情報がアプリ側から得られましたら、それらの情報をもとに Entra 管理センター上で構成を実施いただければと思います。</p><ul><li>識別子 (エンティティ ID)</li><li>応答 URL (Assertion Consumer Service URL)</li><li>サインオン URL</li><li>アプリが受け取りたい属性とクレームおよびそれらの形式</li></ul><p>アプリ側から得られた情報がどの項目に対応するかわからない場合は、サポート リクエストの中で支援することももちろん可能です。その際は、アプリの名前やアプリ側から得られた情報などを添えて弊社までお問い合わせください。</p><h2 id="参考となる公開情報"><a href="#参考となる公開情報" class="headerlink" title="参考となる公開情報"></a>参考となる公開情報</h2><p>今回の初学者向けシリーズ第 4 弾では「SAML 2.0 連携」について解説しました。SAML トークンの詳細や各アプリのチュートリアルについては以下の公開情報も参考になりましたら嬉しいです。</p><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/azure/active-directory/develop/single-sign-on-saml-protocol">SAML リクエスト &#x2F; SAML トークンの詳細：シングル サインオン SAML プロトコル - Microsoft identity platform | Microsoft Learn</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/azure/active-directory/saas-apps/tutorial-list">各アプリと Microsoft Entra ID を統合するためのチュートリアル：Microsoft Entra ID の SaaS アプリ構成ガイド - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></li></ul>]]>
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    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-saml/</id>
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    <published>2025-10-03T06:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 夏木 です。Microsoft Entra サポート チームより、最近 Entra の利用を始めたお客様を対象に、初学者向けのブログ シリーズを作成しております。本記事はその Entra ID 初学者向けシリーズ]]>
    </summary>
    <title>Entra ID 初学者向けシリーズ第 4 弾 - SAML 2.0入門</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.854Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="MFA" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/MFA/"/>
    <category term="Microsoft Authenticator" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Authenticator/"/>
    <category term="Starter series" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Starter-series/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは。Azure Identity サポート チームの 喜多 です。  </p><p>Microsoft Entra サポート チームでは、Entra を使い始めたばかりのお客様向けに、初学者向けブログシリーズを展開しています。今回は第 3 弾として、「Microsoft Authenticator アプリ入門」をお届けします。</p><p><strong>本記事の対象者</strong></p><ul><li>多要素認証 (MFA) の導入を検討中、またはその効果を知りたい方。</li><li>SMS 認証などを利用中で、より安全な認証方法を探している方。</li><li>Microsoft Authenticator アプリをすでに利用していて、さらにセキュリティを高めたい方。</li></ul><p><strong>記事の概要</strong></p><p>MFA の導入は、現代のセキュリティ対策において不可欠です。SMS や音声通話による認証をご利用中の方も多いと思いますが、Microsoft Authenticator アプリを利用することで、より安全にアカウントを保護できます。本記事では、MFA の基本的な仕組みや導入によるメリットを解説したうえで、Microsoft Authenticator アプリの各認証方式 (プッシュ通知、OATH トークン、パスワードレス、パスキー) を比較しながら紹介します。特に、現在 SMS や音声通話による認証を利用されている方にとって、Microsoft Authenticator アプリへの移行を検討するきっかけとなれば幸いです。</p><hr><h2 id="Microsoft-Authenticator-アプリとは"><a href="#Microsoft-Authenticator-アプリとは" class="headerlink" title="Microsoft Authenticator アプリとは"></a>Microsoft Authenticator アプリとは</h2><p>Microsoft Authenticator アプリは、Microsoft が提供している認証用のアプリです。Microsoft Entra ID や Microsoft アカウントを利用しているお客様は、まずそのサービスの利用にあたりサインインが必要になります。このサインインの体験をよりスムーズかつ安全にするために Microsoft Authenticator アプリが開発されました。Microsoft Authenticator アプリはサインインの流れの中で、特に多要素認証 (MFA) をより簡単かつ安全にするためにデザインされています。</p><p>ここで、ご存じかとは思いますが、MFA とは、異なる認証要素を複数組み合わせて本人確認を行う仕組みです。例えば、パスワード (知識の要素) に加えて、スマートフォンの通知やワンタイム パスワード (所持の要素) などを用いて、サインイン時に複数の認証要素を提示するよう求めることで、単一の要素 (パスワード) だけの場合よりもセキュリティを強化することが可能です。</p><p>パスワードはどれほど強固に設定しても、フィッシングや情報漏洩などによりパスワードが第三者に知られてしまうリスクを排除することはできません。しかし MFA を導入することで、仮にパスワードが漏洩し一つの要素が突破されたとしても、攻撃者は追加の認証要素の認証を満たすことができないため、不正アクセスのリスクを大幅に低減できます。例えば、ユーザーが MFA の要素として Microsoft Authenticator アプリを構成していたとします。この場合、ユーザー名とパスワードが悪意のある第三者に知られたとしても、その第三者が Microsoft Authenticator アプリのインストールされたユーザーのデバイスを奪うという状況が同時に起こる可能性は低いと言えます。このため、第三者による不正なサインインを防ぐことが可能です。</p><p>実際に、Microsoft の 2024 年 5 月の研究では、MFA を有効にすることで約 99% のセキュリティリスクを削減できると報告されています。</p><p><a href="https://arxiv.org/pdf/2305.00945">How effective is multifactor authentication at deterring cyberattacks?</a></p><p>日本のお客様の中には、仕事用デバイスにのみアプリをインストールしたいという声もありますが、Microsoft Authenticator アプリは私物デバイスにインストールしても問題ありません。アプリ自体はデバイスの所有形態に関係なく安全に利用できます。</p><h2 id="より安全な認証方法とは"><a href="#より安全な認証方法とは" class="headerlink" title="より安全な認証方法とは"></a>より安全な認証方法とは</h2><p>認証方式にはさまざまな種類があり、Microsoft は以下のようにそれをレベル分けしています。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog1.png"></p><ul><li><strong>Good</strong> : SMS や音声通話など</li><li><strong>Better</strong> : Microsoft Authenticator アプリのプッシュ通知、ソフトウェアトークン OTP など</li><li><strong>Best</strong> : Microsoft Authenticator アプリのパスワードレス サインイン、Windows Hello、FIDO2 セキュリティキー（パスキーなど）</li></ul><p>Microsoft Authenticator アプリではいろいろな種類の認証方法を利用でき、Microsoft Authenticator アプリを使用した各認証方式は上記の「Better」および「Best」のレベルに対応しています。Microsoft では、より安全な認証手段として パスワードレス認証 (Best) を推奨していますが、まずは Better な認証方式である Microsoft Authenticator アプリのプッシュ通知をご利用いただくだけでもサインインの安全性を高めることが可能です。</p><h2 id="認証方式の比較"><a href="#認証方式の比較" class="headerlink" title="認証方式の比較"></a>認証方式の比較</h2><p>Microsoft Authenticator アプリには、現在以下の 4 つの認証方式があります:</p><ul><li>プッシュ通知による MFA</li><li>ソフトウェア OATH トークンによる MFA</li><li>プッシュ通知によるパスワードレス認証</li><li>パスキーによるパスワードレス認証</li></ul><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/concept-authentication-authenticator-app">Microsoft Authenticator の認証方法 - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></p><p>これらを従来の SMS や音声通話と比較しながら、以下に解説していきます。現在 SMS や音声通話による MFA を利用されている方は、まずプッシュ通知による MFA の利用をぜひ検討ください。すでにプッシュ通知による MFA を利用しているお客様は、ぜひパスキーによるパスワードレス認証を検討ください。</p><h3 id="Good-パスワード-SMS-音声通話"><a href="#Good-パスワード-SMS-音声通話" class="headerlink" title="Good: パスワード + SMS&#x2F;音声通話"></a>Good: パスワード + SMS&#x2F;音声通話</h3><p>SMS や音声通話は MFA の方法として依然として多くのお客様に利用されている一方で、安全性が低い方式です。これらの方式は公衆交換電話網 (PSTN) を利用しており、通信の盗聴などのリスクが存在します。 そのため、Microsoft では SMS や音声通話による認証は、アカウント回復時のバックアップとして使用することは認めつつも、より安全な認証手段への移行を推奨しています。</p><p>詳しくは以下のブログをご参照ください: <a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/it-s-time-to-hang-up-on-phone-transports-for-authentication/">認証に電話網を使うのはそろそろやめよう</a></p><p>SMS や音声通話を MFA で利用されているお客様に置かれましては、ぜひ Microsoft Authenticator アプリを活用した「Better」および「Best」な認証方式に移行ください。ここからは、これら「Better」および「Best」な認証方式について紹介します。</p><h3 id="Better-プッシュ通知による-MFA"><a href="#Better-プッシュ通知による-MFA" class="headerlink" title="Better: プッシュ通知による MFA"></a>Better: プッシュ通知による MFA</h3><p>この方式は、パスワードで認証した後に Microsoft Authenticator アプリにプッシュ通知が届き、アプリ側でその通知を承認することで認証を完了する仕組みです。信頼性の低い電話網を利用する SMS や音声通話に対し、暗号化された通信を使用することで、通信経路の安全性を確保しています。また、大量の認証リクエストをユーザーに送るなどして、ユーザーに誤って承認させる手法 (MFA 疲労攻撃) への対策として、「数値の一致」機能や「アプリケーション名の表示」機能、「地理的な場所の表示」機能が導入されています。  </p><p>数値の一致機能では、サインイン画面に表示される 2 桁の数字を Microsoft Authenticator アプリに入力することで認証が完了します。これはユーザーが必ず認証画面の前におり、画面に表示された番号を見ながら Microsoft Authenticator アプリを操作して承認するということを確実にするための仕組みです。加えて、Microsoft Authenticator アプリの画面には、サインインしようとしているアプリの名前やサインインが開始されたユーザーの地理的な場所を表示するよう構成することもできます。これらの情報により、ユーザーはその要求が確かに自分自身により意図して開始されたものであることを確認して承認することが可能となります。</p><p>例えば、ユーザーが画面の前にいない状態で、見知らぬ MFA 要求がスマートフォンに通知されたとしても、ユーザーは正しい数字を知らないため、通知に応答することができません。またユーザーが PC の画面の前にいたとしても、サインインしようとしているアプリとは異なるアプリ名が Microsoft Authenticator アプリに表示されていたり、ユーザーが存在しない場所 (外国など) が Microsoft Authenticator アプリに表示されていたりする場合は、それが自分自身の意図したサインインではないということに気づくことができます。これにより、ユーザーがフィッシングに気づきやすくなります。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog2_push.png"></p><p>プッシュ通知による MFA は、Microsoft が多くのお客様に推奨している方法であり、まだパスワードのみの認証を利用しているお客様や、電話ベースの MFA を利用しているお客様はぜひこのプッシュ通知による MFA をご検討ください。繰り返しとなりますが、Microsoft Authenticator アプリは私物デバイスにインストールしても問題ありません。仕事用デバイスでも、私物デバイスにでも、同等のセキュリティが提供されますので是非お手元のデバイスでのご利用を検討ください。</p><h3 id="Better-ソフトウェア-OATH-トークンによる-MFA"><a href="#Better-ソフトウェア-OATH-トークンによる-MFA" class="headerlink" title="Better: ソフトウェア OATH トークンによる MFA"></a>Better: ソフトウェア OATH トークンによる MFA</h3><p>Microsoft Authenticator アプリは、OATH トークン (ワンタイム パスワードの生成器) としても利用可能です。この方式では、アプリに表示される 6 桁の「ワンタイム パスワード コード」をサインイン画面に入力することで認証を完了します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog3_otp1.png"></p><p>この方式は、Microsoft Authenticator アプリ側の通信を伴わないため、Microsoft Authenticator アプリを利用している端末がオフライン環境であっても使用できるという利点があります。これにより、インターネット接続が不安定な状況でも安定した認証が可能となります。ただし、この方法はフィッシングに対する対策がありませんので、プッシュ通知やパスワードレス認証が利用可能であれば、この方法は利用しないことがおすすめです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog4_otp2.png"></p><h3 id="Best-プッシュ通知によるパスワードレス認証"><a href="#Best-プッシュ通知によるパスワードレス認証" class="headerlink" title="Best: プッシュ通知によるパスワードレス認証"></a>Best: プッシュ通知によるパスワードレス認証</h3><p>Microsoft Authenticator アプリは、認証時にパスワードを利用しないパスワードレス認証にも対応しています。そもそもパスワードを入力する場面を減らすことで、セキュリティを強化するという仕組みです。 </p><p>このプッシュ通知によるパスワードレス認証では、ユーザー名を入力した後にパスワードを打たずに Microsoft Authenticator アプリにプッシュ通知が届きます。アプリ側に表示された番号を入力し、承認した後、PIN や生体認証 (指紋や顔) を使ってデバイスの所有者を確認します。プッシュ通知による MFA と比較して、パスワードを入力することなく認証を完了する点が異なります。パスワードの入力を必要としないことで、利便性を向上させながらセキュリティも改善できます。この方式を利用するには、Microsoft Authenticator アプリがインストールされたデバイスを事前に Entra ID に登録しておく必要があります。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog5_pwdlesspush.png"></p><h3 id="Best-パスキーによるパスワードレス認証-最も推奨されています"><a href="#Best-パスキーによるパスワードレス認証-最も推奨されています" class="headerlink" title="Best: パスキーによるパスワードレス認証 (最も推奨されています)"></a>Best: パスキーによるパスワードレス認証 (最も推奨されています)</h3><p>この方法が現在最もセキュリティが高く推奨されている認証方法です。Microsoft Authenticator アプリは「パスキー (Passkey)」による認証にも対応しています。</p><p>この方式では、プッシュ通知が Microsoft Authenticator アプリに来ることはなく、番号の入力も不要です。Microsoft Authetnicator アプリがデバイスにインストールされており、パスキーが構成されていること、そのデバイスに構成された PIN や生体認証を行うという二つの要素で認証が完了します。パスキーはフィッシング耐性に優れており、最も推奨される認証方式です。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/how-to-sign-in-passkey-authenticator?tabs=iOS">Android および iOS デバイス用 Authenticator のパスキーを使用してサインインする - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></p><p>別のデバイス (PC など) でサインインするとき:</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog6_passkey1.png"></p><p>パスキーを登録したモバイル デバイス上でサインインするとき:</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/starter-series-microsoft-authenticator/blog7_passkey2.png"></p><h2 id="まとめ"><a href="#まとめ" class="headerlink" title="まとめ"></a>まとめ</h2><p>MFA の導入は、現代のセキュリティ対策において不可欠です。Microsoft Authenticator アプリは、SMS や音声通話よりも安全な認証方法であり、さらに数値一致やパスワードレス認証、パスキー対応など、さまざまな攻撃に対応して進化を続けています。</p><p>SMS や音声通話による認証をご利用中の方は、ぜひこの機会に Microsoft Authenticator アプリの導入をご検討ください。パスキーなどのパスワードレス認証も活用し、より安全にアカウントを保護していきましょう。</p>]]>
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    <published>2025-09-25T00:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは。Azure Identity サポート チームの 喜多 です。  </p>
<p>Microsoft Entra サポート チームでは、Entra を使い始めたばかりのお客様向けに、初学者向けブログシリーズを展開しています。今回は第 3 弾として、「Micros]]>
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    <title>Entra ID 初学者向けシリーズ 第 3 弾 - Microsoft Authenticator アプリ入門</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.843Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
    </author>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2023 年 9 月 29 日更新: レガシーポリシーが非推奨となる期日について情報を更新しました。</p><p>2024 年 1 月 23 日更新: Azure AD から Microsoft Entra ID への名称変更を反映し、一部画像を更新しました。</p><p>2025 年 9 月 17 日更新: 自動移行ガイドについて追記し、FAQ 一部画像について情報を更新しました。</p><p>今後も情報が更新される可能性があります。情報の更新がありましたら本ブログの内容も更新します。</p></div><p>こんにちは、Azure &amp; Identity サポート チームの田辺です。</p><p>今回は、Microsoft Entra ID (Azure AD) における認証方法ポリシーの移行方法についてご紹介します。これまで MFA (Multi-Factor Authentication) と SSPR (Self Service Password Reset) で利用可能な認証方法はそれぞれ個別の画面で別々に管理されていました。現在これら別々の管理画面はレガシーな管理方法として扱われており、今後、この 2 種類のレガシー ポリシーを統一した、新しい認証方法ポリシーにて一元管理することが必要となっています。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/migration-image.png"></p><p>レガシーな MFA と SSPR 用のポリシーは <strong>2025 年 9 月 30 日</strong> に非推奨となり、この期日までに新しい認証方法ポリシーに移行いただく必要がございます。適切に移行いただければ、現在と動作に変わりはなく、また今後よりきめ細かい制御も可能となります。</p><p>レガシー MFA と SSPR のポリシーの確認方法および新しい認証方法ポリシーへの移行方法につきましては、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/how-to-authentication-methods-manage">MFA と SSPR のポリシー設定を Microsoft Entra ID の認証方法ポリシーに移行する方法</a> の公開情報にまとめられておりますのでご覧ください。</p><p>本ブログ記事では、上記の公開情報で案内されている認証方法ポリシーの移行方法と、よくあるご質問について情報をおまとめいたしました。2025 年 9 月 30 日が近づきますと、移行が差し迫り混乱が予想されますので、可能な限り速やかに下記対応を実施することをお勧めいたします。</p><p>なお、移行作業は 3 段階に分かれており、それぞれの段階は数十分から 1 時間程度で完了可能と思われます。移行中にダウンタイムが生じることはありませんし、適切に構成いただければ、基本的にユーザー影響が生じることもありません。万が一、予期せぬ動作が生じた際には設定を切り戻すことも可能です。</p><h2 id="移行の要否"><a href="#移行の要否" class="headerlink" title="移行の要否"></a>移行の要否</h2><p>認証方法ポリシーの移行の要否について、まずは以下の項目をご確認ください。</p><ol><li><p>Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] に移動します。</p></li><li><p>移行の状態が [開始していません] か [処理中] の場合、移行が必要です。<br>移行の状態が [完了] の場合または移行の管理の項目が表示されない場合、移行は完了していますので、追加の対応は不要です。</p></li></ol><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/migration-state-1.png"></p><p>移行が必要な場合について、2025 年 9 月現在、移行の方法は自動移行ガイドおよび手動移行の 2 種類がございます。</p><p>A 自動移行ガイド<br>B 手動移行</p><p>それぞれについてご案内します。</p><h2 id="A-自動移行ガイド"><a href="#A-自動移行ガイド" class="headerlink" title="A 自動移行ガイド"></a>A 自動移行ガイド</h2><p>自動移行ガイドでは、ウィザードを進めていただくことで、レガシー ポリシーで設定されている内容を自動で有効化し、移行を完了することができます。</p><p>詳細な手順について、ご案内します。</p><ol><li><p>Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] に移動します。</p></li><li><p>以下画面内の [自動ガイドの開始] をクリックします。<br><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-1.png"></p></li><li><p>ウィザードの最初のページでは、認証方法ポリシーの移行の説明、およびレガシー ポリシーや公開情報へのリンクが表示されます。<br><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-2.png"></p></li><li><p>[従来の MFA 方式の設定] のリンクからレガシー MFA ポリシーの設定に、[従来の SSPR 方式の設定] のリンクからレガシー SSPR ポリシーの設定に遷移できます。それぞれのポリシーの設定内容を確認ください。</p></li><li><p>[次へ] をクリックすると、現在、テナントのレガシー MFA ポリシーとレガシー SSPR ポリシーで有効にしている方法に基づいて、認証方法ポリシーの構成案が表示されます。いずれかのレガシー ポリシーで認証方法が有効になっている場合、認証方法ポリシーでも有効にすることをお勧めします。この構成のまま移行を完了されますと、ユーザーはこれまでに使用していたものと同じ認証方法を使用して、MFA および SSPR が実行可能な動作が想定されます。注意点といたしまして、これまでレガシー ポリシーで管理できなかった、パスキー(FIDO2)、一時アクセス パス、Microsoft Authenticator などの Microsoft が推奨する最新の認証方法は既定ではオンの状態で表示されています。<br><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-3.png"></p></li><li><p>表示されている認証方法を、お客様の要件に合わせて編集することも可能です。もし編集する場合は、各方法の横にある鉛筆アイコンを選択し、編集して保存します。<br> <img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-4.png"></p></li><li><p>表示されている構成に問題が無ければ、[移行] を選択して移行を実施します。以下の画面が表示されたら、[続行] を選択します。認証方法ポリシーは、ウィザードで指定された構成と一致するように自動で更新され、レガシー MFA ポリシー、レガシー SSPR ポリシーはグレーアウトされ、適用されなくなる動作になります。<br> <img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-5.png"></p></li><li><p>移行の状態が [完了] になったら移行の完了です。<br> <img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auto-6.png"></p></li></ol><h2 id="B-手動移行"><a href="#B-手動移行" class="headerlink" title="B 手動移行"></a>B 手動移行</h2><p>自動移行ガイドではなく、お客様のご要件に合わせて、認証方法を一つずつ手動で移行することもできます。</p><p>詳細な手順について、ご案内します。</p><h2 id="B-1-開始する前の確認事項"><a href="#B-1-開始する前の確認事項" class="headerlink" title="B-1. 開始する前の確認事項"></a>B-1. 開始する前の確認事項</h2><p>はじめに、お客様のテナントにおける各レガシー ポリシーの設定をご確認ください。</p><h3 id="レガシー-MFA-ポリシーの設定の確認"><a href="#レガシー-MFA-ポリシーの設定の確認" class="headerlink" title="レガシー MFA ポリシーの設定の確認"></a>レガシー MFA ポリシーの設定の確認</h3><p>MFA で利用可能な認証方法の設定について確認します。</p><ol><li><p>Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [ユーザー] &gt; [ユーザーごとの MFA] に移動します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/legacy-mfa-1.png"></p></li><li><p>[サービス設定] に移動します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/legacy-mfa-2.png"></p></li><li><p>[検証オプション] 項目からどの項目にチェックが入っているかを控えます。これがレガシー MFA ポリシーの設定です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/legacy-mfa-3.png"></p></li></ol><p>上記のスクリーンショットでは、ユーザーが利用可能な MFA の方法として、3 つがチェックされていることがわかります。これは、ユーザーが MFA を要求された際に、これらいずれかの方法を利用して (登録済みであれば) 認証を行えるということを意味します。</p><p>なお、Microsoft Entra ID Premium ライセンスを保有されている場合は、 [Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [多要素認証] &gt; [クラウドベースの多要素認証の追加設定] でも上記画面に遷移可能です。</p><h3 id="レガシー-SSPR-ポリシーの設定の確認"><a href="#レガシー-SSPR-ポリシーの設定の確認" class="headerlink" title="レガシー SSPR ポリシーの設定の確認"></a>レガシー SSPR ポリシーの設定の確認</h3><p>次に、SSPR で利用可能な認証方法の設定について確認します。</p><ol><li><p>Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [パスワード リセット] &gt; [認証方法] に移動します。</p></li><li><p>以下の [ユーザーが使用できる方法] でどの項目にチェックが入っているかを確認します。これがレガシー SSPR ポリシーの設定です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/legacy-sspr1.png"></p></li></ol><p>例えば、上記のスクリーンショットでは、ユーザーが利用可能な SSPR の方法として、[電子メール] または [携帯電話] にチェックされていることがわかります。これは、レガシー MFA ポリシーと同様に、ユーザーが上記のいずれかの方法を利用して SSPR を行うことができるということを意味しています。</p><h3 id="新しい認証方法ポリシーの確認"><a href="#新しい認証方法ポリシーの確認" class="headerlink" title="新しい認証方法ポリシーの確認"></a>新しい認証方法ポリシーの確認</h3><p>新しい認証方法ポリシーについては、Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] から確認します。</p><p>   <img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/new-1.png"></p><p>既定ではほとんどの設定の有効状態が [いいえ] となっているはずです。</p><h2 id="B-2-移行の開始"><a href="#B-2-移行の開始" class="headerlink" title="B-2. 移行の開始"></a>B-2. 移行の開始</h2><p><a href="#1-%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E4%BA%8B%E9%A0%85">上記手順</a>で、現在のポリシーの設定を確認したら、次に現在の認証方法ポリシーの移行状態を確認します。</p><h3 id="現在の移行状態の確認"><a href="#現在の移行状態の確認" class="headerlink" title="現在の移行状態の確認"></a>現在の移行状態の確認</h3><ol><li><p>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] に移動します。</p></li><li><p>[移行の状態] の状態の右側にある [変更] を選択します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/new-2.png"></p></li><li><p>画面右に表示される項目から、現在は [移行前] または [移行が進行中] の状態にあることを確認します。</p></li></ol><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/before-migration.png"></p><p>併せて、移行ステップである [移行前] [移行が進行中] [移行が完了済み] のそれぞれの意味を確認ください。移行の各ステップでどのポリシーの設定が参照されるかについては、[移行の管理] の項目の設定状況に依存します。各ステップで参照されるポリシーについて以下にまとめましたのでご覧ください。</p><table><thead><tr><th>移行の管理の各オプション</th><th>種類</th><th>参照されるポリシー</th></tr></thead><tbody><tr><td>移行前</td><td>MFA</td><td>認証方法ポリシーとレガシー MFA ポリシー</td></tr><tr><td>〃</td><td>SSPR</td><td>レガシー SSPR ポリシーのみ</td></tr><tr><td>移行が進行中</td><td>MFA</td><td>認証方法ポリシーとレガシー MFA ポリシー</td></tr><tr><td>〃</td><td>SSPR</td><td>認証方法ポリシーとレガシー SSPR ポリシー</td></tr><tr><td>移行が完了済み</td><td>MFA</td><td>認証方法ポリシーのみ</td></tr><tr><td>〃</td><td>SSPR</td><td>認証方法ポリシーのみ</td></tr></tbody></table><p>例えば、移行前の状態では、MFA においては「認証方法ポリシーとレガシー MFA ポリシー」が両方参照されます。これは認証方法の有効状態は、認証方法ポリシーとレガシー MFA&#x2F;SSPR ポリシーの有効状態の <strong>和 (OR)</strong> で行われるという意味です。つまり、あるユーザーに対しいずれかのポリシーで認証方法が有効になっている場合、ユーザーはその認証方法が使用可能な状態となります。これまでの例ですと、認証方法ポリシーはほぼすべてが [いいえ] であり、レガシー MFA ポリシーは以下の 3 つにチェックが入っていた状況でした。この場合、認証方法ポリシーがすべてが [いいえ] であっても、レガシー MFA ポリシーで有効な認証方法が 3 つありますので、引き続きこれら 3 つのポリシーが有効になるという結果になります。</p><ul><li>電話へのテキスト メッセージ</li><li>モバイル アプリによる通知</li><li>モバイル アプリからの確認コードまたはハードウェア トークンからの確認コード</li></ul><h3 id="移行状態の-移行が進行中-への変更"><a href="#移行状態の-移行が進行中-への変更" class="headerlink" title="移行状態の [移行が進行中] への変更"></a>移行状態の [移行が進行中] への変更</h3><p>まずは移行の管理画面から移行のステップを一つ進めます。既定の状態が [移行前] の場合、[移行が進行中] を選択し、[保存] を選択します (既定の状態が [移行が進行中] の状態のテナントもあります。既定の状態が [移行が進行中] の場合、本手順は省略ください。)</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/migration-in-progress.png"></p><p>上記のように移行の状態を [移行が進行中] に保存しても、認証方法ポリシーとレガシー ポリシーの両方が評価されるため、これまで利用できていた認証方法が使えなくなるということはありません。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>この変更により、認証方法ポリシーにて認証方法を許可していた環境の場合は、MFA で利用を許可していた認証方法が SSPR においても追加で利用可能となります。通常は MFA で使用している認証方法をそのまま SSPR でも利用することが一般的であるため、ほとんどのお客様でユーザー影響はないと想定されますが、SSPR への影響を懸念されるお客様はこの時点では移行のステップを [移行が進行中] に変更せず、一旦以降の手順を確認されることをお勧めします。</p></div><h3 id="レガシー-MFA-ポリシーの認証方法ポリシーへの移行"><a href="#レガシー-MFA-ポリシーの認証方法ポリシーへの移行" class="headerlink" title="レガシー MFA ポリシーの認証方法ポリシーへの移行"></a>レガシー MFA ポリシーの認証方法ポリシーへの移行</h3><p>それでは、まずレガシー MFA ポリシーの設定内容を認証方法ポリシーに設定する作業を開始しましょう。下表を参照し、<a href="#B-1-%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E4%BA%8B%E9%A0%85">B-1. 開始する前の確認事項</a> で確認した レガシー MFA ポリシーの設定内容に対応する認証方法ポリシーを有効にします。</p><table><thead><tr><th>レガシー MFA ポリシー</th><th>対応する認証方法ポリシー</th></tr></thead><tbody><tr><td>電話への連絡</td><td><a href="#%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E9%80%9A%E8%A9%B1">音声通話</a></td></tr><tr><td>電話へのテキスト メッセージ</td><td><a href="#sms">SMS</a></td></tr><tr><td>モバイル アプリによる通知</td><td><a href="#microsoft-authenticator">Microsoft Authenticator</a></td></tr><tr><td>モバイル アプリからの確認コードまたはハードウェア トークンからの確認コード</td><td><a href="#%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E8%A3%BD%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2-OATH-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3">サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン</a> <br> <a href="#%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2-OATH-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3">ハードウェア OATH トークン</a> <br> <a href="#microsoft-authenticator">Microsoft Authenticator</a></td></tr></tbody></table><p>本記事の例ですと、レガシー MFA ポリシーの設定画面では、以下の 3 つの認証方法が有効でした。この場合は、上記表でそれぞれレガシー MFA ポリシーに対応する認証方法を認証方法ポリシーの画面で有効にします。</p><ul><li>電話へのテキスト メッセージ</li><li>モバイル アプリによる通知</li><li>モバイル アプリからの確認コードまたはハードウェア トークンからの確認コード</li></ul><p>設定の実施後の認証方法ポリシーの画面 (本記事での例) は以下のようになります。お客様でも、事前に控えておいたレガシー MFA ポリシーの設定状況を用いて認証方法ポリシーを同じように変更ください。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/manage-after-mfa.png"></p><h3 id="レガシー-SSPR-ポリシーの認証方法ポリシーへの移行"><a href="#レガシー-SSPR-ポリシーの認証方法ポリシーへの移行" class="headerlink" title="レガシー SSPR ポリシーの認証方法ポリシーへの移行"></a>レガシー SSPR ポリシーの認証方法ポリシーへの移行</h3><p>レガシー MFA ポリシーの認証方法ポリシーへの移行が完了したら、次にレガシー SSPR ポリシーの内容を認証方法ポリシーに移行します。レガシー MFA ポリシーの移行時と同様に、下表を参照し、<a href="#1-%E9%96%8B%E5%A7%8B%E3%81%99%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AE%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E4%BA%8B%E9%A0%85">1. 開始する前の確認事項</a> で確認したレガシー SSPR ポリシーの設定内容を、対応する認証方法ポリシーで有効にします。</p><table><thead><tr><th>レガシー SSPR ポリシー</th><th>対応する認証方法ポリシー</th></tr></thead><tbody><tr><td>モバイル アプリの通知</td><td><a href="#microsoft-authenticator">Microsoft Authenticator</a></td></tr><tr><td>モバイル アプリ コード</td><td><a href="#microsoft-authenticator">Microsoft Authenticator</a> <br> <a href="#%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E8%A3%BD%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2-OATH-%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3">サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン</a></td></tr><tr><td>電子メール</td><td><a href="#%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB-OTP">メール OTP</a></td></tr><tr><td>携帯電話</td><td><a href="#%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E9%80%9A%E8%A9%B1">音声通話</a> <br> <a href="#sms">SMS</a></td></tr><tr><td>会社電話</td><td><a href="#%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E9%80%9A%E8%A9%B1">音声通話</a></td></tr><tr><td>秘密の質問</td><td><a href="#%E7%A7%98%E5%AF%86%E3%81%AE%E8%B3%AA%E5%95%8F-%E8%BF%91%E6%97%A5%E5%85%AC%E9%96%8B%E4%BA%88%E5%AE%9A">秘密の質問 (近日公開予定)</a></td></tr></tbody></table><p>本記事の例では、レガシー SSPR ポリシーにおいては上述のとおり [電子メール] と [携帯電話] がチェックされている状況でした。このため、上記表でそれぞれ [電子メール] と [携帯電話] に対応する認証方法ポリシーの設定を有効にします。</p><p>設定の実施後の認証方法ポリシーの画面 (本記事での例) は以下のようになります。お客様でも、事前に控えておいたレガシー SSPR ポリシーの設定状況を用いて認証方法ポリシーを同じように変更ください。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/manage-after-sspr.png"></p><h2 id="B-3-移行が進行中での状態の確認"><a href="#B-3-移行が進行中での状態の確認" class="headerlink" title="B-3. 移行が進行中での状態の確認"></a>B-3. 移行が進行中での状態の確認</h2><p>以上の手順が完了したら、まずはユーザー影響が生じていないかなどを念のためご確認ください。特段影響がなければ、しばらくそのまま運用いただいてもかまいません。しばらく上記状態で運用いただき、移行を完了する準備が整ったら、以下の作業を進めます。</p><h2 id="B-4-移行の完了"><a href="#B-4-移行の完了" class="headerlink" title="B-4. 移行の完了"></a>B-4. 移行の完了</h2><p>[移行が進行中] の状態にてご要望の認証方法が使用可能となるよう新しい認証方法ポリシーを設定できたら、次のステップとして、レガシー MFA および SSPR ポリシーのチェックをすべて外して無効にします (全て一度に外すのが不安な場合は、一つずつ時間をかけてチェックを外していただいてもかまいません)。</p><p>上述のとおり、各認証方法の有効状態は、認証方法ポリシーとレガシー MFA&#x2F;SSPR ポリシーの有効状態の和 (OR) で評価されます。このため、認証方法ポリシーにおいて各認証方法が適切に有効になっていれば、レガシー MFA&#x2F;SSPR ポリシーのチェックをすべて外しても、引き続き認証方法ポリシーの設定が評価され各認証方法は有効状態となります。</p><p>レガシー MFA および SSPR ポリシーのチェックをすべて外して無効にした後、念のため、テナントにてご要望の認証方法が MFA と SSPR の双方で利用可能かご確認ください。ユーザー影響を確認するため、しばらくその状態で運用いただいてもかまいません。</p><p>動作確認が完了したら、移行のステップを [移行が進行中] から [移行が完了済み] に変更します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/after-migration.png"></p><p>[移行が完了済み] になりましたら、一連の移行作業はすべて完了です。今後はレガシー ポリシーではなく、新しい認証ポリシーの画面にて認証方法の構成を実施ください。</p><h2 id="参考-各認証方法の設定の詳細"><a href="#参考-各認証方法の設定の詳細" class="headerlink" title="参考: 各認証方法の設定の詳細"></a>参考: 各認証方法の設定の詳細</h2><p>各認証方法ごとに、設定内容の詳細と設定の変更手順をおまとめいたします。大まかな手順を上記内容で把握した後で下記詳細をご確認ください。認証方法ポリシーについては、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/concept-authentication-methods-manage">Microsoft Entra ID の認証方法を管理する</a> の公開情報でもご案内しておりますので、ご参照ください。</p><h3 id="Microsoft-Authenticator"><a href="#Microsoft-Authenticator" class="headerlink" title="Microsoft Authenticator"></a>Microsoft Authenticator</h3><h4 id="移行の条件"><a href="#移行の条件" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー MFA ポリシーで [モバイル アプリによる通知] が有効または、レガシー SSPR ポリシーで [モバイル アプリの通知] が有効な場合、認証方法ポリシーで [Microsoft Authenticator] を有効にします。</li><li>レガシー MFA ポリシーで [モバイル アプリまたはハードウェア トークンからの確認コード] が有効または、レガシー SSPR ポリシーで [モバイル アプリ コード] が有効な場合、[構成] タブで [Microsoft Authenticator OTP の使用を許可する] を [はい] に設定します。</li><li>プッシュ通知またはパスワードレス認証を許可するには、認証モードを [すべて] に設定します。どちらかを指定したい場合は、[パスワードレス] または [プッシュ] に変更します。</li></ul><h4 id="手順"><a href="#手順" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li><p>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [Microsoft Authenticator] に移動します。</p></li><li><p>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。<br>必要に応じて、認証モードを変更します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auth1.png"></p></li><li><p>[構成] タブの内容を確認します (既定のままで OK ですが、必要に応じて [Microsoft Authenticator OTP の使用を許可する] の設定などを変更します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/auth2.png"></p></li><li><p>[保存] をクリックします。</p></li></ol><h3 id="SMS"><a href="#SMS" class="headerlink" title="SMS"></a>SMS</h3><h4 id="移行の条件-1"><a href="#移行の条件-1" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー MFA ポリシーで [電話へのテキスト メッセージ] が有効または、レガシー SSPR ポリシーで [携帯電話] が有効な場合、認証方法ポリシーで [SMS] を有効にします。</li><li>[サインインに使用] は SMS ベース サインインを有効にする設定となりますので、MFA や SSPR のみに SMS を利用されたい場合、本チェックマークは外して保存してください。</li></ul><h4 id="手順-1"><a href="#手順-1" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [SMS] に移動します。</li><li>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。</li><li>[保存] をクリックします。</li></ol><h3 id="サード-パーティ製のソフトウェア-OATH-トークン"><a href="#サード-パーティ製のソフトウェア-OATH-トークン" class="headerlink" title="サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン"></a>サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン</h3><h4 id="移行の条件-2"><a href="#移行の条件-2" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー MFA ポリシーで [モバイル アプリまたはハードウェア トークンからの確認コード] が有効または Microsoft Authenticator 以外のサードパーティー製のソフトウェア OATH トークンを許可したい場合、認証方法ポリシーで [サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン] を有効にします。</li></ul><h4 id="手順-2"><a href="#手順-2" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [サード パーティ製のソフトウェア OATH トークン] に移動します。</li><li>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。</li><li>[保存] をクリックします。</li></ol><h3 id="音声通話"><a href="#音声通話" class="headerlink" title="音声通話"></a>音声通話</h3><h4 id="移行の条件-3"><a href="#移行の条件-3" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー MFA ポリシーで [電話の呼び出し] が有効または レガシー SSPR ポリシーで [携帯電話] が有効な場合、認証方法ポリシーで [音声通話] を有効にします。 </li><li>レガシー SSPR ポリシーで [会社電話] を有効にしている等、会社電話を利用したい場合は、[構成] タブで [Office] オプションを選択します。</li></ul><h4 id="手順-3"><a href="#手順-3" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li><p>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [音声通話] に移動します。</p></li><li><p>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。</p></li><li><p>必要に応じて、[構成] タブにて [Office] を有効にします。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/Office.png"></p></li><li><p>[保存] をクリックします。</p></li></ol><h3 id="メール-OTP"><a href="#メール-OTP" class="headerlink" title="メール OTP"></a>メール OTP</h3><h4 id="移行の条件-4"><a href="#移行の条件-4" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー SSPR ポリシーで [メール] を有効にしている場合、認証方法ポリシーで [メール OTP] を有効にします。</li></ul><h4 id="手順-4"><a href="#手順-4" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [メール OTP] に移動します。</li><li>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。</li><li>[保存] をクリックします。</li></ol><p>認証方法ポリシーの [メール OTP] の設定はゲストのメール ワンタイム パスコード (OTP) の設定にも影響します。[構成] タブの [外部ユーザーに電子メールの OTP の使用を許可する] コントロールが有効な場合、認証方法ポリシーの [メール OTP] を無効にすることはできません。</p><h3 id="ハードウェア-OATH-トークン"><a href="#ハードウェア-OATH-トークン" class="headerlink" title="ハードウェア OATH トークン"></a>ハードウェア OATH トークン</h3><h4 id="移行の条件-5"><a href="#移行の条件-5" class="headerlink" title="移行の条件"></a>移行の条件</h4><ul><li>レガシー MFA ポリシーで [モバイル アプリまたはハードウェア トークンからの確認コード] が有効にしているか、ハードウェア OATH トークンの利用を許可したい場合、認証方法ポリシーで [ハードウェア OATH トークン] を有効にします。</li></ul><h4 id="手順-5"><a href="#手順-5" class="headerlink" title="手順"></a>手順</h4><ol><li>[Microsoft Entra ID] &gt; [セキュリティ] &gt; [認証方法] &gt; [ポリシー] &gt; [ハードウェア OATH トークン] に移動します。</li><li>[有効化およびターゲット] タブにて [有効にする] および、 [含める] &gt; [すべてのユーザー] を選択します。</li><li>[保存] をクリックします。</li></ol><h3 id="秘密の質問-近日公開予定"><a href="#秘密の質問-近日公開予定" class="headerlink" title="秘密の質問 (近日公開予定)"></a>秘密の質問 (近日公開予定)</h3><p>認証方法ポリシーでは、[秘密の質問] は現在利用できません。秘密の質問をご利用いただいている場合は、レガシー SSPR ポリシーで [秘密の質問] を有効なままにしておいてください。レガシ SSPR ポリシーで [秘密の質問] が有効なままでも、移行のステップを [移行を完了済み] に変更できます。</p><h2 id="FAQ"><a href="#FAQ" class="headerlink" title="FAQ"></a>FAQ</h2><p><strong>Q1.</strong> もし、2025 年 9 月 30 日 まで何もしなかった場合、どうなりますか。</p><p><strong>A1.</strong> ※ 2025 年 9 月 17 日現在、最新の情報を確認中です。確認結果が得られ次第本ブログも更新いたします。<br>認証方法ポリシーへの移行を実施しなかった場合、これまでユーザーが利用していた認証方法が利用できなくなる可能性がございます。例えば、各ポリシーで以下のように設定していた場合、2025 年 9 月 30 日以降にレガシー MFA ポリシーが廃止されると、ユーザーは SMS による認証方法を利用できなくなることが予想されます。</p><table><thead><tr><th>ポリシー</th><th>設定</th></tr></thead><tbody><tr><td>レガシー MFA ポリシー</td><td>SMS による認証方法を有効に設定</td></tr><tr><td>認証方法ポリシー</td><td>SMS による認証方法を無効に設定</td></tr></tbody></table><p>このため、期日以降も想定どおりの認証方法を利用したい場合は、期日までに認証方法ポリシーに設定を移行することを推奨いたします。</p><p><strong>Q2.</strong> レガシー ポリシーへの切り戻しはできないでしょうか。</p><p><strong>A2.</strong> 万が一、何らか予期しない動作が生じた場合、レガシー ポリシーへ切り戻すことは可能です。この場合、一度「移行が完了済み」のステータスを以前のステータスに戻すこととなります。加えて、レガシー ポリシー側に以前の状態を手動で復元 (チェックボックスをつけなおす) する作業が必要です。一般的に、レガシー ポリシーへの切り戻しを行うよりも、発生している問題に応じて、新しいポリシー側の設定を見直す方がより効果的です。弊社サポート部門でも支援が可能ですので、その際はぜひお問い合わせください。</p><p><strong>Q3.</strong> 秘密の質問については近日公開予定ですが、それまでは、[移行が進行中] のままにしなければいけないのでしょうか。</p><p><strong>A3.</strong> いいえ、秘密の質問については、レガシー SSPR ポリシーで有効にしたままの状態で移行を完了できます。だたし、秘密の質問を使用していて、それらを無効にしたくない場合は、新しい認証方法ポリシーにて秘密の質問が使用可能になるまで、レガシー SSPR ポリシーで有効なままにしておいてください。</p><p>なお、現状では秘密の質問を認証方法の一つとして提供し続ける予定です。しかし、米国政府が発行している ID 標準 (NIST Special Publication 800-63B) では、ユーザー認証の方法として秘密の質問の利用が非推奨であることが挙げられます。弊社ではお客様に選択肢を提供するという意味で秘密の質問を認証方法の一つとして提供を続けますが、秘密の質問はパスワードと同様に記憶に基づく認証方法であり、認証強度の低い方法です。このため、秘密の質問ではなく、他の認証方法の利用も是非ご検討ください。</p><p><strong>Q4.</strong> レガシー MFA ポリシーが廃止されると認識しています。ユーザーごとに MFA を求める 「ユーザーごとの MFA」 の機能も廃止されるのでしょうか。</p><p><strong>A4.</strong> いいえ、ユーザーごとの MFA の機能は今回の移行では廃止されません。</p><p>今回の移行の対象は、Microsoft Authenticator や SMS など、ユーザーが利用可能な認証方法を管理する項目のみとなり、ユーザーに MFA を要求するかどうか、またはユーザーに対して SSPR を有効にするかどうかの設定は移行の対象外となります。認証方法ポリシーに移行したとしても、新たに MFA が要求されるようになる、などの動作はございませんのでその点はご安心ください。</p><p><strong>Q5.</strong><br>認証方法ポリシーの移行を行うための最小権限は何でしょうか。</p><p><strong>A5.</strong><br>認証方法ポリシーの移行を行うための最小権限は、”認証ポリシー管理者” のロールになります。</p><p><strong>Q6.</strong><br>自動移行ガイドと手動移行の違いは何か。</p><p><strong>A6.</strong><br>自動移行ガイドは、レガシー MFA ポリシーおよびレガシー SSPR ポリシーを基に、設定されている認証方法を自動的に有効化し、構成します。また、追加で Microsoft の推奨する認証方法であるパスキーなどが有効化されます。一方、手動移行の場合は、もともと管理していたレガシーポリシーに基づき、認証方法を一つずつ手動で有効化していく作業となりますので、お客様の環境に合わせたカスタマイズが可能です。</p><p><strong>Q7.</strong><br>移行の管理がないのですが、何か対応は必要でしょうか。</p><p><strong>A7.</strong><br>比較的新しく作成されたテナントでは、以下の画像のように、移行の管理の状態がない場合がございます。こちらは [移行が完了済み] のステータスと同じものとご認識ください。移行対応の必要はございません。<br><img src="/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/migration-state-2.png"></p><p><strong>Q8.</strong><br>これまで MFA の認証方法としてのみ SMS を利用しています。認証方法ポリシーに移行後も、SMS のみを使えるようにするにはどのようにすればよいでしょうか。</p><p><strong>A8.</strong><br>認証方法ポリシーにて SMS を有効に設定ください。自動移行ガイドを利用して移行すると、SMS は既定では [サインインに使用] のチェックマークがついた状態で移行されますが、その際 SMS ベース サインインが有効になります。SMS ベース サインインは、ユーザーが Microsoft Entra ID にサインインする際、 ユーザー名 (ID) の代わりに電話番号を入力したサインインが可能となる機能です。MFA や SSPR の認証方法としてのみ SMS を利用されたい場合、SMS ベース サインインは無効で問題ございませんので、お客様のご要件に合わせて、[サインインに使用] オプションのチェックマークを外することを検討ください。</p><p>上記内容が皆様の参考となりますと幸いです。ご不明な点等がありましたら、ぜひ弊社サポート サービスをご利用ください。</p>]]>
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    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/how-to-authentication-methods-manage/"/>
    <published>2025-09-17T00:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>2023 年 9 月 29 日更新: レガシーポリシーが非推奨となる期日について情報を更新しました。</p><p>2024 年 1 月 23 日更新: Azu]]>
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    <title>MFA と SSPR を新しい認証方法ポリシーに移行する方法</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.216Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p><p>本記事は、2025 年 8 月 22 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/microsoft-entra-private-access-for-domain-controllers-is-now-in-public-preview/4440786">Microsoft Entra Private Access for Domain Controllers is now in Public Preview</a> の抄訳です。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。</p><h2 id="Microsoft-Entra-はオンプレミス-インフラの中心であるドメイン-コントローラーに対して-ID-中心のゼロ-トラスト-アクセス制御を提供します"><a href="#Microsoft-Entra-はオンプレミス-インフラの中心であるドメイン-コントローラーに対して-ID-中心のゼロ-トラスト-アクセス制御を提供します" class="headerlink" title="Microsoft Entra はオンプレミス インフラの中心であるドメイン コントローラーに対して ID 中心のゼロ トラスト アクセス制御を提供します"></a>Microsoft Entra はオンプレミス インフラの中心であるドメイン コントローラーに対して ID 中心のゼロ トラスト アクセス制御を提供します</h2><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/global-secure-access/how-to-configure-domain-controllers">Microsoft Entra の Active Directory ドメイン コントローラー用の Microsoft Entra Private Access</a> がパブリック プレビューになりました。この機能は Microsoft の Security Service Edge (SSE) の一部であり、Kerberos を通じて認証される内部リソースに対して条件付きアクセスや多要素認証 (MFA) を利用できるようになります。これらは Global Secure Access によって管理されます。</p><p>ドメイン コントローラーに対して制御を強制することで、オンプレミスのリソースを二重のレイヤーで保護する、ID を中心としたゼロ トラストの保護が実現されます。これにより、社内にいるユーザーも含めて、ユーザーとドメイン コントローラーの両方のアクセスが保護されます。</p><h2 id="ハイブリッド環境全体で-ID-の制御をシームレスに適用"><a href="#ハイブリッド環境全体で-ID-の制御をシームレスに適用" class="headerlink" title="ハイブリッド環境全体で ID の制御をシームレスに適用"></a>ハイブリッド環境全体で ID の制御をシームレスに適用</h2><p>Microsoft Entra の Active Directory ドメイン コントローラー用の Private Access では、オンプレミス リソースに対するゼロ トラスト アクセス制御を強化するにあたり、ドメイン コントローラーに対して軽量のエージェントである「Private Access センサー」をインストールします。Private Access が Kerberos 認証に介在し、条件付きアクセス ポリシーを適用することで、旧来のプロトコルが最新の ID 制御をサポートしていなくても、ネットワーク境界内にある暗黙的な信頼を排除することが可能になるのです。このアプローチにより、リモート、オンプレミス、ハイブリッド環境全体で一貫したセキュリティが確保され、ユーザーにとって継続してシームレスな体験を提供することが可能になります。</p><p>ハイブリッド環境に存在するレガシ アプリケーションやインフラは、コードやハードウェアの変更なしに先進の ID 保護を利用できます。オンプレミス ユーザーに関しては、アプリケーションのトラフィックは引き続きそのオンプレミス環境内で処理されるためパフォーマンスを維持しつつ、認証トラフィックは Entra に送信されてポリシー評価が行われるため、セキュリティ境界全体で一貫した制御が実現されます。</p><p>さらに、ハイブリッド ユーザー向けに「Identity Threat Detection and Response (ITDR)」を有効化する大きな機会も得られます。すべてのアクセス要求を検証し、ラテラル ムーブメント (横方向の侵害拡大) を阻止し、オンプレミス アプリケーションへのローカルでのアクセス時にもドメイン コントローラーのレベルで多要素認証 (MFA) など条件付きアクセス ポリシーを適用できるようになるのです。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/microsoft-entra-private-access-for-domain-controllers-is-now-in-public-preview/microsoft-entra-private-access-for-domain-controllers-is-now-in-public-preview.png" alt="ドメイン コントローラーに ID を中心としたゼロ トラスト アクセス制御を適用します。"></p><h2 id="ハイブリッド-ワークに最適化-一貫したゼロ-トラスト-ネットワーク-アクセス-ZTNA"><a href="#ハイブリッド-ワークに最適化-一貫したゼロ-トラスト-ネットワーク-アクセス-ZTNA" class="headerlink" title="ハイブリッド ワークに最適化: 一貫したゼロ トラスト ネットワーク アクセス (ZTNA)"></a>ハイブリッド ワークに最適化: 一貫したゼロ トラスト ネットワーク アクセス (ZTNA)</h2><p>Microsoft Entra Private Access は、オンプレミス、リモート、ハイブリッド環境全体で、一貫した ID およびネットワークのセキュリティ制御を提供します。ドメインで認証されるリソースへのすべての認証要求を条件付きアクセス ポリシーで検証することで、ユーザーの場所に関係なく、ネットワーク境界に基づく暗黙的な信頼から継続的な検証へと環境を移行可能になります。</p><h2 id="すべてのリソースを対象とした-ID-中心のゼロ-トラスト"><a href="#すべてのリソースを対象とした-ID-中心のゼロ-トラスト" class="headerlink" title="すべてのリソースを対象とした ID 中心のゼロ トラスト"></a>すべてのリソースを対象とした ID 中心のゼロ トラスト</h2><p>Microsoft Entra Private Access は、重要なオンプレミス リソースに対して ID ベースの制御を追加することで、ZTNA を強化します。管理者は SPN (Service Principal Name) レベルで詳細なポリシーを設定できます。これは例えば cifs&#x2F;* ファイル共有に対して MFA を要求したり、MSSQL&#x2F;* サーバーへ準拠デバイスでのアクセスを許可したり、機密性の高い RDP サーバーに対してステップアップ認証を適用したりというものです。これにより、リスクに基づいてポリシーを分けたり、サービスへのアクセスをきめ細かく制御したりが可能になります。</p><h2 id="シームレスなユーザー体験と強力な制御"><a href="#シームレスなユーザー体験と強力な制御" class="headerlink" title="シームレスなユーザー体験と強力な制御"></a>シームレスなユーザー体験と強力な制御</h2><p>管理インターフェースは Microsoft Entra 管理センター内の Global Secure Access に統合されており、ドメイン コントローラーの登録、アプリケーション セグメント (SPN) の構成、条件付きアクセス ポリシーの割り当てを一元的に行えます。ポリシーは Private Access センサーに動的に配布され、再起動を必要とせず、効率的かつ一貫した適用が可能です。</p><p>このアーキテクチャは、リモート デスクトップ プロトコル (RDP) のセッション内から起動された RDP セッションなど、入れ子状の RDP セッションにおけるラテラル ムーブメント (横方向の侵害拡大) を防ぐのにも有効です。高価なオンプレミス アプライアンスの導入やアプリケーション データのクラウド経由のルーティングは必要ありません。</p><h2 id="柔軟性と耐障害性を備えた設計"><a href="#柔軟性と耐障害性を備えた設計" class="headerlink" title="柔軟性と耐障害性を備えた設計"></a>柔軟性と耐障害性を備えた設計</h2><p>ドメイン コントローラー用の Microsoft Entra Private Access は、段階的に導入することも可能で、複雑な環境もサポートする以下のような機能が含まれています:</p><ul><li><strong>監査モード</strong>: 本番運用前にポリシー適用の影響をプレビュー</li><li><strong>SPN 除外設定</strong>: レガシ システムに対して段階的に導入可能</li><li><strong>非管理デバイスのブロック</strong>: 承認されたエンドポイントへのアクセスを制限</li><li><strong>ブレーク グラス モード</strong>: 重要インフラへの緊急アクセスを許可</li></ul><p>これらの制御により、運用を妨げることなく安心して導入できます。</p><h2 id="着目ポイント"><a href="#着目ポイント" class="headerlink" title="着目ポイント"></a>着目ポイント</h2><p>ドメイン コントローラー用の Microsoft Entra Private Access は、サードパーティ製ハードウェアや複雑なネットワーク変更なしで、オンプレミス環境に対して MFA の導入を実現します。軽量なセンサーが Kerberos 認証を傍受し、条件付きアクセスを適用することでレガシ アプリにも対応可能です。</p><p>この ID 中心の ZTNA モデルにより、機密リソースごとに明示的に再認証を要求するなどきめ細かなアクセス制御が Entra ポータル上で構成可能となり、ラテラル ムーブメント (横方向の侵害拡大) に対する防御が強化されます。ネットワークの設計を見直すことなくハイブリッド ワークや ITDR (Identity Threat Detection and Response) に対応したオンプレミス セキュリティの刷新が可能となるのです。</p><h2 id="今すぐ始めましょう"><a href="#今すぐ始めましょう" class="headerlink" title="今すぐ始めましょう"></a>今すぐ始めましょう</h2><p>Private Access センサーを展開し、ポリシーも構成することでぜひテストを開始ください。セットアップ手順については、<a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/global-secure-access/how-to-configure-domain-controllers">Microsoft Learn の構成ガイド</a> をご覧ください。</p><p>-Ashish Jain</p>]]>
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    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/microsoft-entra-private-access-for-domain-controllers-is-now-in-public-preview/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/microsoft-entra-private-access-for-domain-controllers-is-now-in-public-preview/"/>
    <published>2025-09-04T21:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p>
<p>本記事は、2025 年 8 月 22 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommun]]>
    </summary>
    <title>パブリック プレビュー: ドメイン コントローラー用の Microsoft Entra Private Access</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.454Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="US Identity Blog" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/US-Identity-Blog/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 田辺 です。</p><p>本記事は、2025 年 6 月 5 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunity.microsoft.com/blog/microsoft-entra-blog/integrating-microsoft-defender-for-identity-signals-with-entra-recommendations/4352580">Integrating Microsoft Defender for Identity Signals with Entra Recommendations | Microsoft Community Hub</a> の抄訳です。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。</p><hr><h2 id="Microsoft-Defender-からのセキュリティ-スコアの推奨事項が-Microsoft-Entra-ID-の推奨事項として利用可能になりました"><a href="#Microsoft-Defender-からのセキュリティ-スコアの推奨事項が-Microsoft-Entra-ID-の推奨事項として利用可能になりました" class="headerlink" title="Microsoft Defender からのセキュリティ スコアの推奨事項が Microsoft Entra ID の推奨事項として利用可能になりました"></a>Microsoft Defender からのセキュリティ スコアの推奨事項が Microsoft Entra ID の推奨事項として利用可能になりました</h2><p>昨年、弊社は Microsoft Entra ID の推奨事項に対して、セキュリティの改善につながる新たな情報を追加することで、お客様が組織のセキュリティ体制を強化し、リスクの特定と軽減に役立つ実用的なヒントを得られるようにしました。Microsoft Entra ID の推奨事項は、<strong>AI やエージェントベースの脅威が高度化する中で</strong>、信頼できるセキュリティ アドバイザーとしての役割を果たすことを目的としています。加えて、Microsoft のセキュリティ製品群におけるベスト プラクティスと業界標準をこの機能にまとめ、単一のプラットフォーム上でセキュリティを確保しながら、従業員の生産性向上とゼロ トラストの実現を支援することも目指しています。</p><p>セキュリティ体制の確立は、ID にまつわる脅威の検出と対応 (Identity Threat Detection and Response, ITDR) を成功させるための重要なステップです。Microsoft は、ID とアクセス管理のベスト プラクティスに Defender のセキュリティ情報を組み合わせることで、継続的にセキュリティを強化できる仕組みを提供しています。現在 <strong>パブリック プレビュー</strong> 中の Microsoft Defender for Identity から新たに <strong>24 件の ID セキュリティ スコア推奨事項</strong> が追加され、組織のセキュリティ体制に対しての可視性がさらに向上しました。これらの推奨事項は、ID ベースのサイバー攻撃の防止、検出、対応を支援するだけでなく、ID チームとセキュリティチーム間の連携強化にも貢献します。</p><p>新しい <strong>ID セキュリティ スコアの推奨事項</strong> は、<a href="https://entra.microsoft.com/">Microsoft Entra 管理センター</a> にアクセスし、[概要] &gt; [推奨事項] から確認できます。</p><p>以下では、<strong>Agentic AI やネットワーク アクセス、ID に関する脅威の検出と対応</strong> など、さまざまなシナリオで活用できる新しいセキュリティ管理機能について紹介します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/defender-identity-entra-recommendations/entra-recommendations.png" alt="Microsoft Entra ID 推奨事項"></p><p>最新の <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/monitoring-health/concept-identity-secure-score">ID セキュリティ スコアの推奨事項</a> とその詳細を順に説明します。</p><h3 id="1-正しく構成されていない登録エージェント証明書テンプレートを編集する"><a href="#1-正しく構成されていない登録エージェント証明書テンプレートを編集する" class="headerlink" title="1. 正しく構成されていない登録エージェント証明書テンプレートを編集する"></a>1. 正しく構成されていない登録エージェント証明書テンプレートを編集する</h3><p>登録エージェント証明書は、IT 管理者として認証し、ユーザーに代わって証明書を要求できます。もしテナントに、権限が誤って構成されたテンプレートがあり、それがエージェント登録をサポートする別のテンプレートと組み合わせて利用されていた場合、攻撃者はこれを悪用し、特権アカウントを含むドメイン内の任意のユーザーに証明書を発行できてしまう可能性があります。環境全体で攻撃者が横方向へ移動できてしまうことを防ぐため、設定の見直しを推奨します。</p><h3 id="2-機密性の高い-Microsoft-Entra-Connect-アカウントに対する安全でないアクセス許可を削除する"><a href="#2-機密性の高い-Microsoft-Entra-Connect-アカウントに対する安全でないアクセス許可を削除する" class="headerlink" title="2. 機密性の高い Microsoft Entra Connect アカウントに対する安全でないアクセス許可を削除する"></a>2. 機密性の高い Microsoft Entra Connect アカウントに対する安全でないアクセス許可を削除する</h3><p>オンプレミスおよびクラウドの ID システムは、ハイブリッド ID 環境にとって重要です。これらに安全でないアクセス許可が付与されている場合、攻撃者がそれらを悪用して環境を乗っ取る可能性があるため、不要なアクセス許可は削除する必要があります。</p><h3 id="3-GPO-で可逆的なパスワードが見つかった"><a href="#3-GPO-で可逆的なパスワードが見つかった" class="headerlink" title="3. GPO で可逆的なパスワードが見つかった"></a>3. GPO で可逆的なパスワードが見つかった</h3><p>グループ ポリシーの基本設定 (GPP) を使用して資格情報を展開した場合、SYSVOL フォルダーにパスワードが残っている可能性があります。Microsoft は MS14-025 により本機能を無効化しましたが、XML ファイルが残存していると、公開されている AES キーを使って復号が可能となります。攻撃者にとっては容易で価値の高い標的となるため、これらのファイルを削除することを推奨します。</p><h3 id="4-クリア-テキスト資格情報の公開を停止する"><a href="#4-クリア-テキスト資格情報の公開を停止する" class="headerlink" title="4. クリア テキスト資格情報の公開を停止する"></a>4. クリア テキスト資格情報の公開を停止する</h3><p>Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) の シンプル バインドなど暗号化されていない通信で資格情報が露出すると、攻撃者に盗まれるリスクがあります。Microsoft Defender for Identity は、ネットワーク トラフィックとイベント監視により、クリア テキスト (平文) で公開されている資格情報を検出できます。</p><h3 id="5-機密性の高いグループから休止中のアカウントを削除する"><a href="#5-機密性の高いグループから休止中のアカウントを削除する" class="headerlink" title="5. 機密性の高いグループから休止中のアカウントを削除する"></a>5. 機密性の高いグループから休止中のアカウントを削除する</h3><p>攻撃者が気づかれずに組織の深部へ入り込むために、機密性の高いグループに属する非アクティブなアカウントが利用される可能性があります。180 日以上使用されていない休止中のアカウントがある場合は、そのアクセス権を削除するか、アカウント自体を削除することで、組織の機密データを保護し、さらなる侵害を防ぐことができます。</p><h3 id="6-脆弱な暗号の使用を停止する"><a href="#6-脆弱な暗号の使用を停止する" class="headerlink" title="6. 脆弱な暗号の使用を停止する"></a>6. 脆弱な暗号の使用を停止する</h3><p>脆弱な暗号はクラッキングの影響を受けやすく、組織全体のセキュリティ体制を低下させます。この検出では、Microsoft Defender for Identity が構成ミスや意図的なダウングレードによる脆弱な暗号を利用したネットワークの活動を検出します。</p><h3 id="7-正しく構成されていない証明書テンプレートのアクセス制御リスト-ACL-を編集する"><a href="#7-正しく構成されていない証明書テンプレートのアクセス制御リスト-ACL-を編集する" class="headerlink" title="7. 正しく構成されていない証明書テンプレートのアクセス制御リスト (ACL) を編集する"></a>7. 正しく構成されていない証明書テンプレートのアクセス制御リスト (ACL) を編集する</h3><p>証明書テンプレートは Active Directory オブジェクトであり、テンプレートへのアクセスを定義するアクセス制御リスト (ACL) によって管理されます。証明書テンプレートの ACL が誤って構成されていると、任意のユーザーがテンプレート設定を改ざんし、権限昇格が発生するリスクが生じます。</p><h3 id="8-偽装を防ぐためにセキュリティで保護されていない-Kerberos-委任を変更する"><a href="#8-偽装を防ぐためにセキュリティで保護されていない-Kerberos-委任を変更する" class="headerlink" title="8. 偽装を防ぐためにセキュリティで保護されていない Kerberos 委任を変更する"></a>8. 偽装を防ぐためにセキュリティで保護されていない Kerberos 委任を変更する</h3><p>Kerberos 委任は、アプリケーションが認証元のユーザーに代わってリソースにアクセスするためにエンド ユーザーのアクセス資格情報を要求できるようにする仕組みです。セキュリティで保護されていない Kerberos 委任が利用されると、あらゆるサービスに対してユーザーを偽装できようになる可能性があります。Microsoft Defender for Identity は、ドメイン コントローラーに紐づかないオブジェクトについて、セキュリティで保護されていない Kerberos 委任がそれらのどれで構成されているかを検出し、修復手順を提供します。</p><h3 id="9-Microsoft-LAPS-を使用してローカル管理者パスワードを保護および管理する"><a href="#9-Microsoft-LAPS-を使用してローカル管理者パスワードを保護および管理する" class="headerlink" title="9. Microsoft LAPS を使用してローカル管理者パスワードを保護および管理する"></a>9. Microsoft LAPS を使用してローカル管理者パスワードを保護および管理する</h3><p>ローカル管理者パスワード ソリューション (LAPS) は、ドメインに参加しているコンピューターのローカル アカウント パスワードの管理機能を提供するものです。パスワードは AD に保存され、ACL により保護されるため、対象となるユーザーのみが読み取りやリセットを要求できます。Microsoft ではお客様環境に LAPS を導入することをお勧めしています。</p><h3 id="10-Microsoft-Entra-Connect-AD-DS-コネクタ-アカウントのパスワードをローテーションする"><a href="#10-Microsoft-Entra-Connect-AD-DS-コネクタ-アカウントのパスワードをローテーションする" class="headerlink" title="10. Microsoft Entra Connect AD DS コネクタ アカウントのパスワードをローテーションする"></a>10. Microsoft Entra Connect AD DS コネクタ アカウントのパスワードをローテーションする</h3><p>コネクター アカウントは、オンプレミスとクラウドの間で ID を同期する上で重要な役割を果たします。コネクター アカウントのパスワードが 90 日以上変更されていない場合、ハイブリッド ID 環境の弱点となる可能性があります。特に権限の高いのサービス アカウントの場合、侵害のリスクを高めますので、定期的なローテーションが推奨されます。</p><h3 id="11-Microsoft-Entra-Connect-AD-DS-コネクタのエンタープライズまたはドメイン管理者アカウントを置き換える"><a href="#11-Microsoft-Entra-Connect-AD-DS-コネクタのエンタープライズまたはドメイン管理者アカウントを置き換える" class="headerlink" title="11. Microsoft Entra Connect AD DS コネクタのエンタープライズまたはドメイン管理者アカウントを置き換える"></a>11. Microsoft Entra Connect AD DS コネクタのエンタープライズまたはドメイン管理者アカウントを置き換える</h3><p>Microsoft Entra Connect AD DS コネクターのアカウントが Domain Admins や Enterprise Admins グループに所属している場合、アカウントの権限が強すぎます。Entra Connect 用のアカウントに強すぎる権限を与えると、攻撃対象範囲が広がり、最小特権の原則にも違反します。これらの特権を削除するか、そのグループ メンバーシップを含めてこれらの特権を持たないアカウントに置き換えることをお勧めします。</p><h3 id="12-VPN-統合を構成する"><a href="#12-VPN-統合を構成する" class="headerlink" title="12. VPN 統合を構成する"></a>12. VPN 統合を構成する</h3><p>Microsoft Defender for Identity が提供するユーザー アカウント情報を活用することで、攻撃の調査を行う際の複雑さを低減できます。これは特に Defender for Identity が表示するユーザー アクティビティや異常な VPN 接続の検出を組み合わせて活用することで効果を発揮します。Microsoft Defender for Identity の VPN 統合ソリューションを用いると、VPN ソリューションからアカウント情報を収集し、IP アドレスや接続が発信された場所など、ユーザーの VPN 接続をユーザー プロファイルの画面に表示できます。</p><h3 id="13-GPO-により特権のない-ID-が特権を持つグループに割り当てられている"><a href="#13-GPO-により特権のない-ID-が特権を持つグループに割り当てられている" class="headerlink" title="13. GPO により特権のない ID が特権を持つグループに割り当てられている"></a>13. GPO により特権のない ID が特権を持つグループに割り当てられている</h3><p>この推奨事項は、エンタープライズ環境で起こりえる最も深刻な構成ミスの一つに対応するためのものです。グループ ポリシー オブジェクト (GPO) が通常権限のアカウントに意図せず権限を付与すると、非常に大きなセキュリティ ホールを作ることになります。お客様によっては、こういった構成がもたらす権限昇格のリスクを十分に理解せずに、日常的な管理タスク中でこのような構成を実施してしまうことがよくあります。</p><h3 id="14-機密性の高いエンティティへ横方向の移動が生じるリスクを軽減する"><a href="#14-機密性の高いエンティティへ横方向の移動が生じるリスクを軽減する" class="headerlink" title="14. 機密性の高いエンティティへ横方向の移動が生じるリスクを軽減する"></a>14. 機密性の高いエンティティへ横方向の移動が生じるリスクを軽減する</h3><p>弊社がエンタープライズ環境のネットワークを分析すると、攻撃者が標的に至るまでに複雑な攻撃経路をたどっているということが分かります。この推奨事項は、Microsoft Defender for Identity が提供する高度な行動分析機能とエンティティ間の紐づけ機能を利用して、どのネットワーク セグメントやアクセス制御を活用すれば、攻撃者が横方向に移動して重要な企業資産に到達する前に、それをブロックできるかを特定することを目的としています。この分析結果は、統合された Microsoft Entra ID のセキュリティ推奨事項の画面から確認できます。</p><h3 id="15-ドメイン-コントローラーで-Print-Spooler-サービスを無効にする"><a href="#15-ドメイン-コントローラーで-Print-Spooler-サービスを無効にする" class="headerlink" title="15. ドメイン コントローラーで Print Spooler サービスを無効にする"></a>15. ドメイン コントローラーで Print Spooler サービスを無効にする</h3><p>攻撃対象範囲を極力縮小すべく、この推奨事項では、悪用される可能性のある不要なサービスを実行しているドメイン コントローラーが特定されます。特に、Print Spooler サービスは、これまで繰り返しセキュリティにまつわる調査の対象となっており、ビジネス上の必要がなければドメイン コントローラー上では無効にすることが推奨です。</p><h3 id="16-安全でないアカウント属性を修正する"><a href="#16-安全でないアカウント属性を修正する" class="headerlink" title="16. 安全でないアカウント属性を修正する"></a>16. 安全でないアカウント属性を修正する</h3><p>この推奨事項では、パスワードの無期限設定や信頼の委任設定、可逆的なパスワード暗号化など、セキュリティを弱める属性を持つアカウントを検出します。これらの構成は多くの場合はレガシーな環境で実装されていたものがそのままになっているためで、現在の環境ではセキュリティ上の危険を不必要に高めることにつながります。</p><h3 id="17-AdminSDHolder-権限を持つ疑わしいアカウントのアクセス権を削除する"><a href="#17-AdminSDHolder-権限を持つ疑わしいアカウントのアクセス権を削除する" class="headerlink" title="17. AdminSDHolder 権限を持つ疑わしいアカウントのアクセス権を削除する"></a>17. AdminSDHolder 権限を持つ疑わしいアカウントのアクセス権を削除する</h3><p>AdminSDHolder は、Active Directory 内で高い特権アカウントを保護するために、アクセス許可の自動継承を制御する仕組みです。しかし、設定を間違えると、権限のないアカウントが永続的な管理アクセス権を取得してしまう可能性があります。この推奨事項は、AdminSDHolder のアクセス許可を持つものの適切な管理者ロールに沿っていないアカウントを特定します。</p><h3 id="18-DCsync-権限を持つ非管理者アカウントを削除する"><a href="#18-DCsync-権限を持つ非管理者アカウントを削除する" class="headerlink" title="18. DCsync 権限を持つ非管理者アカウントを削除する"></a>18. DCsync 権限を持つ非管理者アカウントを削除する</h3><p>DCsync レプリケーション権限を使用すると、ドメイン資格情報を完全に抽出することが可能になるため、この権限はドメイン コントローラーと重要な管理アカウントのみに制限する必要があります。この推奨事項は、資格情報を盗難するような攻撃に利用される可能性のあるサービス アカウント、ユーザー アカウント、またはグループ (不要な DCsync アクセス許可を持つもの) を識別します。</p><h3 id="19-特権アカウントが委任されていないことを確認する"><a href="#19-特権アカウントが委任されていないことを確認する" class="headerlink" title="19. 特権アカウントが委任されていないことを確認する"></a>19. 特権アカウントが委任されていないことを確認する</h3><p>アカウント委任機能は、高い権限をもつアカウントに適用すると、意図しない権限昇格を招く可能性があります。この推奨事項は、他のシステムが重要な管理 ID に偽装できてしまうような委任設定のある特権アカウントを特定します。</p><h3 id="20-特権-EKU-を使用して過度に権限が付与された証明書テンプレートを編集する"><a href="#20-特権-EKU-を使用して過度に権限が付与された証明書テンプレートを編集する" class="headerlink" title="20. 特権 EKU を使用して過度に権限が付与された証明書テンプレートを編集する"></a>20. 特権 EKU を使用して過度に権限が付与された証明書テンプレートを編集する</h3><p>過度な Extended Key Usage の値 (特に “どのような方法にも利用できる”) で構成された証明書テンプレートがある場合、その証明書が悪用されるリスクが生まれます。この推奨事項では、証明書を用いた攻撃による認証のバイパスまたは特権昇格を可能にする可能性のあるテンプレートを特定します。</p><h3 id="21-正しく構成されていない証明書テンプレートの所有者を編集する"><a href="#21-正しく構成されていない証明書テンプレートの所有者を編集する" class="headerlink" title="21. 正しく構成されていない証明書テンプレートの所有者を編集する"></a>21. 正しく構成されていない証明書テンプレートの所有者を編集する</h3><p>証明書テンプレートの所有権の設定は、テンプレートが意図せず書き換えられないようにするために重要です。この推奨事項は、不正な変更が生じる可能性のある不適切な所有権の割り当てを持つテンプレートを特定することで、ESC4 の攻撃手法に対処します。</p><h3 id="22-正しく構成されていない証明機関-CA-のアクセス制御リスト-ACL-を編集する"><a href="#22-正しく構成されていない証明機関-CA-のアクセス制御リスト-ACL-を編集する" class="headerlink" title="22. 正しく構成されていない証明機関 (CA) のアクセス制御リスト (ACL) を編集する"></a>22. 正しく構成されていない証明機関 (CA) のアクセス制御リスト (ACL) を編集する</h3><p>認証機関 (CA) のアクセス制御リストに対しては、不正な証明書の発行を防ぐために慎重な構成が必要です。この推奨事項は、ESC7 の攻撃手法を可能にする CA ACL の設定ミスを特定します。</p><h3 id="23-脆弱な証明機関の設定を編集する"><a href="#23-脆弱な証明機関の設定を編集する" class="headerlink" title="23. 脆弱な証明機関の設定を編集する"></a>23. 脆弱な証明機関の設定を編集する</h3><p>証明機関の設定フラグによっては、不適切に有効にするとセキュリティの脆弱性を引き起こす可能性があります。この推奨事項は、ESC6 の手法によるサブジェクト代替名の書き換えを可能にする CA 設定を特定します。</p><h3 id="24-任意のアプリケーション-ポリシーによる証明書登録を防止する"><a href="#24-任意のアプリケーション-ポリシーによる証明書登録を防止する" class="headerlink" title="24. 任意のアプリケーション ポリシーによる証明書登録を防止する"></a>24. 任意のアプリケーション ポリシーによる証明書登録を防止する</h3><p>任意のアプリケーション ポリシーを指定できる証明書テンプレートが存在すると、攻撃範囲が広がる可能性があります。この推奨事項は、アプリケーション ポリシーの登録を無制限に許可するテンプレートを特定することで、ESC11 の脆弱性に対処します。</p><p>これらの推奨事項について最新情報を得るには、Microsoft Entra 管理センターの 「推奨事項」 のページをご確認ください。弊社では常に新しいガイダンスを公開し、お客様の Identity セキュリティ体制の強化の取り組んでまいります。また今後数か月にわたり、Microsoft Defender for Identity の推奨事項をさらに Entra に統合し、組織全体のセキュリティに関する可視性を高めてまいる予定です。また、Microsoft Entra Suite においても、ゼロ トラスト戦略に沿った推奨事項を提供していきます。これらの新機能により、ID にまつわる脅威の検出と対応 (ITDR) 戦略に直接活用できる情報のエコシステムが拡充され、リスクをより一層可視化して、迅速に対処することが可能になります。Microsoft のソリューションを活用することで、受動的な対応から能動的な防御へと移行し、セキュリティ管理者と ID 管理者は自社の ID 基盤全体を、より深く把握できるようになるのです。</p>]]>
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    <id>https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/defender-identity-entra-recommendations/</id>
    <link href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/defender-identity-entra-recommendations/"/>
    <published>2025-08-28T23:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 田辺 です。</p>
<p>本記事は、2025 年 6 月 5 日に米国の Microsoft Entra (Azure AD) Blog で公開された <a href="https://techcommunit]]>
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    <title>Microsoft Defender for Identity のシグナルが Microsoft Entra ID の推奨事項に統合</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.142Z</updated>
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    <author>
      <name>Azure Identity Support Japan</name>
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    <category term="Microsoft Entra" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/Microsoft-Entra/"/>
    <category term="MFA" scheme="https://jpazureid.github.io/blog/tags/MFA/"/>
    <content>
      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p><p>2025 年 10 月 1 日以降、Azure Command Line Interface (CLI)、Azure PowerShell、Infrastructure as Code (IaC) ツールなどを対象とした MFA 義務付けのフェーズ 2 が開始し、すべてのテナントに順次展開されることが予定されています。このフェーズ 2 について、既に多くのお問い合わせをいただいており、今回のブログではその概要と必要な対応、よくあるご質問について Q&amp;A 形式でおまとめいたしました。既存のドキュメントではカバーされていない動作やご質問について今後も適宜内容を拡充していきますので、参考となりましたら幸いです。</p><p>これまで以下のブログで MFA 義務付けについて説明しております。フェーズ 1 を含めた概要につきましては以下のブログを参照ください。</p><ul><li><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/microsoft-will-require-mfa-for-all-azure-users/">Microsoft は Azure ポータル (および Azure CLI 等) を利用するユーザーに MFA を義務付けます | (2024&#x2F;05&#x2F;24 公開)</a></li><li><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/update-on-mfa-requirements-for-azure-sign-in/">Azure ポータル (および Azure CLI 等) の MFA 義務付けに関する更新情報 (2024&#x2F;6&#x2F;27) | (2024&#x2F;07&#x2F;01 公開)</a></li><li><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/MC862873-azure-portal-mfaenforcement-update-grace-period/">MC862873 - Azure ポータル (および Azure CLI 等) の MFA 義務付けの延長申請について | (2024&#x2F;08&#x2F;21 公開)</a></li></ul><h2 id="フェーズ-2-の適用内容"><a href="#フェーズ-2-の適用内容" class="headerlink" title="フェーズ 2 の適用内容"></a>フェーズ 2 の適用内容</h2><p>2025 年 10 月 1 日より、Azure CLI、Azure PowerShell、Azure mobile app、IaC ツール、REST API エンドポイントにサインインして「作成」「更新」「削除」の操作を行うユーザー アカウントに対して、段階的に多要素認証 (MFA) の義務付けが開始されます。「読み取り」操作では MFA は義務付けされません。</p><p>フェーズ 2 の適用によって「作成」「更新」「削除」の操作を行う際に影響が生じる具体的なアプリケーションの例は以下のとおりです。Azure Resource Manager の REST API を利用 (読み取り以外) するアプリケーションのすべてで影響が生じるとご理解ください。</p><ul><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/">Azure Command Line Interface (CLI)</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/">Azure PowerShell</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-portal/mobile-app/overview">Azure mobile app</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/devops/deliver/what-is-infrastructure-as-code">Infrastructure as Code (IaC) ツール</a></li><li><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/developer/intro/azure-developer-create-resources#azure-sdk-and-rest-apis">Azure SDK</a></li><li>Azure Resource Manager の REST API (読み取り以外) を実行するその他すべてのアプリケーション</li></ul><p>今回の MFA 義務付けについては以下の公開情報で詳細を案内していますので、併せてご参照ください。</p><p>原文: <a href="https://learn.microsoft.com/en-us/entra/identity/authentication/concept-mandatory-multifactor-authentication?tabs=dotnet">Planning for mandatory multifactor authentication for Azure and other admin portals</a><br>日本語: <a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/authentication/concept-mandatory-multifactor-authentication?tabs=dotnet">Azure やその他の管理ポータルにおける多要素認証の義務化の計画</a></p><h2 id="必要な対応"><a href="#必要な対応" class="headerlink" title="必要な対応"></a>必要な対応</h2><p>上記の Azure CLI などを利用するユーザーにおいては、今後「作成」「更新」「削除」の操作を行う際に MFA が要求されます。この「操作を行う際に MFA が要求されます」というのは、事前に MFA を実施していない場合に操作がエラーとなるということを意味します。必要な対応としては、対象の操作を行う前のサインインの際に条件付きアクセス ポリシーなどを利用して MFA を実施するように構成しておくか、操作がエラーとなった際には明示的に MFA を実施して再度目的の操作を実行するというものになります。</p><p>また、そのほかの対応方法としては、ユーザー ID をスクリプトやその他のタスクによる自動化を実現する際に利用しないようにする、ということが考えられます。お客様によっては、スクリプトやその他のタスクによる自動化を実現するために、Microsoft Entra ID のユーザー ID をサービス アカウントとして利用されているかと存じます。このような場合にもこのフェーズ 2 の影響が及びます。フェーズ 2 の展開が完了し、MFA が義務付けされると、非対話的にサービスとして認証しているユーザー ID は、MFA の要求に対応できず、スクリプトやその他のタスクによる自動化が停止することになります。弊社ではこのような自動化を実行するためのサービス  アカウントとしてユーザー ID を利用することは、以前からおすすめしておりません。</p><p>スクリプトやその他のタスクによる自動化では、ユーザー ID ではなく、サービス プリンシパルやマネージド ID といった <strong>ワークロード ID</strong> の利用が推奨です。ユーザー ID から <strong>ワークロード ID</strong> に移行することで、今回の変更の影響を受けないようにするとともに弊社の推奨事項に沿った構成になりますので、ぜひご検討ください。フェーズ 2 の MFA の義務付けはユーザー ID にのみ適用され、ワークロード ID には適用されません。</p><p>上記の影響を受けるアプリケーションを利用しているユーザーや、スクリプトやその他のタスクによる自動化を実行するために Microsoft Entra ID のユーザー ID をサービス アカウントとして利用せざるを得ないお客様においては、それらのユーザー ID が利用できる MFA の方法をご準備ください。例えば、認証用の電話番号や Microsoft Authenticator アプリなどです。フェーズ 2 による MFA の義務付けが実施されると、MFA の方法が未登録のユーザーには MFA 方法の登録が要求されます。登録画面に沿ってご要望の MFA の方法を登録ください。</p><p>加えて以下の内容を参考に対応を実施ください。</p><h2 id="よくあるご質問"><a href="#よくあるご質問" class="headerlink" title="よくあるご質問"></a>よくあるご質問</h2><h3 id="Q-フェーズ-2-ではどのようなタイミングで-MFA-が求められますか？"><a href="#Q-フェーズ-2-ではどのようなタイミングで-MFA-が求められますか？" class="headerlink" title="Q. フェーズ 2 ではどのようなタイミングで MFA が求められますか？"></a>Q. フェーズ 2 ではどのようなタイミングで MFA が求められますか？</h3><p>A. フェーズ 2 では、ユーザー アカウントを使用した Azure のコントロール プレーンに対する「作成」「更新」「削除」の操作に関して、MFA を実施済みの状態で実行することが要求されます。フェーズ 2 ではコントロール プレーンに対する読み取り以外の操作で MFA が義務付けされることにより、特に Azure CLI、Azure PowerShell、Azure mobile app やその他 IaC ツール、Azure SDK など、Azure Resource Manager の REST API を実行するアプリケーションを利用する場合に MFA が必要となります。フェーズ 2 における制御では、「読み取り」の操作は MFA の義務付けの対象には含まれません。</p><p>また、ユーザー アカウントを使用して Azure CLI などにサインインを実行した時点で即時に MFA が求められるというものではありません。そのため、Azure CLI にサインインしてリソースの一覧を取得するのみであれば、MFA は求められません。Azure Resource Manager を実行する Azure CLI や Azure PowerShell などのアプリから、Azure リソースに対して「作成」「更新」「削除」の操作を行うタイミングで MFA 実施済みかどうか評価され、MFA を実行していない場合は要求がエラーで失敗します。</p><h3 id="Q-フェーズ-2-の制御によって操作がエラーとならないようにするためにはどうすればいいですか？"><a href="#Q-フェーズ-2-の制御によって操作がエラーとならないようにするためにはどうすればいいですか？" class="headerlink" title="Q. フェーズ 2 の制御によって操作がエラーとならないようにするためにはどうすればいいですか？"></a>Q. フェーズ 2 の制御によって操作がエラーとならないようにするためにはどうすればいいですか？</h3><p>A. フェーズ 2 の適用後もサインインのタイミングでは MFA は求められません。エラーなく操作を完了したい場合、サインイン時に MFA を行うように設定するのが効果的です。テナントの管理者では以下の公開情報を参考に条件付きアクセス ポリシーを設定することで、Azure リソースを管理する際のサインインに MFA を要求することができます。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/identity/conditional-access/policy-old-require-mfa-azure-mgmt">条件付きアクセスを使用して Azure 管理の MFA を必須にする - Microsoft Entra ID | Microsoft Learn</a></p><p>Microsoft Entra ID P1 以上のライセンスのないテナントでは、セキュリティの既定値群を利用して、Azure リソースを管理する際のサインインに MFA を要求することができます。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/security-defaults">Microsoft Entra ID のセキュリティの既定値を構成する - Microsoft Entra | Microsoft Learn</a></p><p>また、Azure リソースを管理する際のサインインに MFA を要求するよう管理者が設定していない場合でも、Azure リソースを管理しようとしているユーザーが、サインイン時に明示的に MFA を実行するという方法も今回の変更を受けて用意されました。Azure CLI および Azure PowerShell の最新のバージョンでは、サインイン時に MFA を行うことをオプションとして指定することができるようになっています。管理者が MFA を義務付けしていない場合に、それぞれのモジュールで以下の形式でコマンドを実行することでサインインの操作時に MFA が求められます。</p><p>実行例 :</p><p>Azure CLI の場合</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">az login --tenant &quot;tenantid-****-****-****-*******&quot; --scope &quot;https://management.core.windows.net//.default&quot; --claims-challenge &quot;eyJhY2Nlc3NfdG9rZW4iOnsiYWNycyI6eyJlc3NlbnRpYWwiOnRydWUsInZhbHVlcyI6WyJwMSJdfX19&quot;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>Azure PowerShell の場合</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">Connect-AzAccount -Tenant &quot;tenantid-****-****-****-*******&quot; -ClaimsChallenge “eyJhY2Nlc3NfdG9rZW4iOnsiYWNycyI6eyJlc3NlbnRpYWwiOnRydWUsInZhbHVlcyI6WyJwMSJdfX19&quot;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>ClaimsChallenge オプションの引数は以下で固定です。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">“eyJhY2Nlc3NfdG9rZW4iOnsiYWNycyI6eyJlc3NlbnRpYWwiOnRydWUsInZhbHVlcyI6WyJwMSJdfX19&quot;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>利用可能なバージョンは Azure CLI 2.76 および Azure PowerShell 14.3 以降となります。上記の ClaimsChallenge オプションの文字列などは、Azure CLI や Azure PowerShell モジュールが必要に応じて画面にも表示しますので、ユーザーはエラー メッセージに従って操作することも可能です。</p><h3 id="Q-フェーズ-2-の制御によって操作がエラーとなった場合はどのようなエラーが表示されますか？"><a href="#Q-フェーズ-2-の制御によって操作がエラーとなった場合はどのようなエラーが表示されますか？" class="headerlink" title="Q. フェーズ 2 の制御によって操作がエラーとなった場合はどのようなエラーが表示されますか？"></a>Q. フェーズ 2 の制御によって操作がエラーとなった場合はどのようなエラーが表示されますか？</h3><p>A. フェーズ 2 では、Azure Resource Manager を実行する Azure CLI や Azure PowerShell などのアプリから「作成」「更新」「削除」の操作を行うタイミングで MFA を実施済みの状態が求められます。MFA を実行していなかった場合は要求がエラーで失敗します。エラーが生じた際には以下のようなメッセージが表示されます。Azure CLI や Azure PowerShell モジュールを最新のバージョンに更新いただくと、以下のようによりわかりやすいメッセージが表示されますので、可能な限り最新のモジュールを利用いただくことをお勧めします。</p><p>Azure PowerShell 14.3 および Az.Accounts 5.2 の例:</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">PS C:\test &gt; New-AzStorageAccount -ResourceGroupName MyResourceGroup -Name mystorageaccount -Location westus -SkuName Standard_GRS -MinimumTlsVersion TLS1_2</span><br><span class="line">New-AzStorageAccount: Resource &#x27;mystorageaccount&#x27; was disallowed by policy. Reasons: &#x27;Sample Text: To resolve this error, set up MFA at aka.ms/setupMFA. If you set up MFA and are still receiving this error, reach out to your Entra administrator to restore your Azure security default.&#x27;. See error details for policy resource IDs.</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">Run the cmdlet below to authenticate interactively; additional parameters may be added as needed.</span><br><span class="line"></span><br><span class="line">Connect-AzAccount -Tenant (Get-AzContext).Tenant.Id -ClaimsChallenge &quot;eyJhY2Nlc3NfdG9rZW4iOnsiYWNycyI6eyJlc3NlbnRpYWwiOnRydWUsInZhbHVlcyI6WyJwMSJdfX19&quot;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>Azure CLI 2.76 の例:</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">PS C:\test&gt; az storage account create -n mystorageaccount -g MyResourceGroup -l westus --sku Standard_LRS</span><br><span class="line">Run the command below to authenticate interactively; additional arguments may be added as needed:</span><br><span class="line">az logout</span><br><span class="line">az login --tenant &quot;f9800b67-61ea-4627-80e5-e7fc741e2497&quot; --scope &quot;https://management.core.windows.net//.default&quot; --claims-challenge &quot;eyJhY2Nlc3NfdG9rZW4iOnsiYWNycyI6eyJlc3NlbnRpYWwiOnRydWUsInZhbHVlcyI6WyJwMSJdfX19&quot;</span><br><span class="line">(RequestDisallowedByPolicy) Resource &#x27;mystorageaccount&#x27; was disallowed by policy. Reasons: &#x27;Sample Text: To resolve this error, set up MFA at aka.ms/setupMFA. If you set up MFA and are still receiving this error, reach out to your Entra administrator to restore your Azure security default.&#x27;. See error details for policy resource IDs.</span><br><span class="line">Code: RequestDisallowedByPolicy</span><br><span class="line">Message: Resource &#x27;mystorageaccount&#x27; was disallowed by policy. Reasons: &#x27;Sample Text: To resolve this error, set up MFA at aka.ms/setupMFA. If you set up MFA and are still receiving this error, reach out to your Entra administrator to restore your Azure security default.&#x27;. See error details for policy resource IDs.</span><br><span class="line">Target: mystorageaccount</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>いずれの場合も、コマンドを実行して再認証するよう依頼するメッセージが表示されます。このようなメッセージが表示されたら、指示に従ってコマンドを実行し、MFA を完了ください。その後、要望する動作を実施することで操作が正常に完了します。</p><h3 id="Q-ワークロード-ID-とは何ですか？ユーザー-ID-とはどのように違うのですか？"><a href="#Q-ワークロード-ID-とは何ですか？ユーザー-ID-とはどのように違うのですか？" class="headerlink" title="Q. ワークロード ID とは何ですか？ユーザー ID とはどのように違うのですか？"></a>Q. ワークロード ID とは何ですか？ユーザー ID とはどのように違うのですか？</h3><p>A. ユーザー ID は、Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [ユーザー] のブレードで表示される ID を指します。[ユーザー] ブレードに表示される ID は、人間の従業員に割り当てられる ID で、人間がブラウザーやアプリから利用することを意図して作られたものです。</p><p>一方で、ワークロード ID は、スクリプト、アプリケーション、サービス、コンテナーなど、システムに割り当てられる ID を指しています。ワークロード ID は、Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [エンタープライズ アプリケーション] のブレードで表示されます。より具体的には “アプリケーション (サービス プリンシパル)” や “マネージド ID” というオブジェクトとして Entra ID に登録されます。</p><p>以下の弊社技術ブログにて、サービス プリンシパルおよびマネージド ID の概要やご利用方法などの詳細についてご紹介しておりますので、こちらの内容も併せてご参照ください。</p><p><a href="https://jpazureid.github.io/blog/azure-active-directory/credentials-for-psscripts/">ワークロード ID を利用した Azure PowerShell モジュールにおける認証のご紹介</a></p><h3 id="Q-ユーザー-ID-からワークロード-ID-に変更する手順を教えてください。"><a href="#Q-ユーザー-ID-からワークロード-ID-に変更する手順を教えてください。" class="headerlink" title="Q. ユーザー ID からワークロード ID に変更する手順を教えてください。"></a>Q. ユーザー ID からワークロード ID に変更する手順を教えてください。</h3><p>A. ご参考までに Azure CLI、Azure PowerShell でサービス プリンシパルを利用して認証する方法をそれぞれ紹介します。</p><p><strong>Azure CLI</strong></p><p>Azure CLI をご利用いただいている場合に、具体的に必要な手順としては以下のチュートリアルが参考になります。サービス  プリンシパルを作成し、ユーザー アカウントと同じように Azure リソースへのアクセス許可を付与します。</p><p>Azure CLI で Azure サービス プリンシパルを作成する<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/azure-cli-sp-tutorial-1?tabs=bash">https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/azure-cli-sp-tutorial-1?tabs=bash</a></p><p>順番にチュートリアルを進め、以下のチュートリアル 6 の部分で実際にサービスプ リンシパルを用いてサインインします。作成したサービス プリンシパルで az login を実施したのち、サービス プリンシパルに付与されたロールに基づいて Azure リソースを操作することが可能です。</p><p>サービス プリンシパルを使用してリソースを作成する<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/azure-cli-sp-tutorial-6">https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/azure-cli-sp-tutorial-6</a></p><p>サービスプリンシパルとしてサインインを行うためには、以下の形式でコマンドを実行します。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">az login --service-principal \</span><br><span class="line">         --username myServicePrincipalID \</span><br><span class="line">         --password myServicePrincipalPassword \</span><br><span class="line">         --tenant myOrganizationTenantID</span><br></pre></td></tr></table></figure><p><strong>Azure PowerShell</strong></p><p>Azure PowerShell の場合に同様です。サービス プリンシパルを作成し、ユーザー ID と同じように Azure リソースへのアクセス許可を付与します。サービス プリンシパルの資格情報でサインインを実施し、そのサービス プリンシパルのロールの範囲内で Azure リソースを操作します。</p><p>Sign in using a service principal<br><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/create-azure-service-principal-azureps?view=azps-14.3.0#sign-in-using-a-service-principal">https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/azure/create-azure-service-principal-azureps?view=azps-14.3.0#sign-in-using-a-service-principal</a></p><p>サービスプリンシパルとしてサインインを行うためには、以下の形式でコマンドを実行します。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line"># Use the application ID as the username, and the secret as password</span><br><span class="line">$credentials = Get-Credential</span><br><span class="line">Connect-AzAccount -ServicePrincipal -Credential $credentials -Tenant &lt;tenant ID&gt;</span><br></pre></td></tr></table></figure><p>証明書ベースの認証では、証明書の拇印に基づいて以下の形式でサインインを行います。</p><figure class="highlight plaintext"><table><tr><td class="code"><pre><span class="line">Connect-AzAccount -ServicePrincipal -Tenant &lt;TenantId&gt; -CertificateThumbprint &lt;Thumbprint&gt; -ApplicationId &lt;ApplicationId&gt;</span><br></pre></td></tr></table></figure><h3 id="Q-フェーズ-2-の適用開始日を延長することはできますか？どのような手順になりますか？"><a href="#Q-フェーズ-2-の適用開始日を延長することはできますか？どのような手順になりますか？" class="headerlink" title="Q. フェーズ 2 の適用開始日を延長することはできますか？どのような手順になりますか？"></a>Q. フェーズ 2 の適用開始日を延長することはできますか？どのような手順になりますか？</h3><p>A. はい、フェーズ 2 の適用開始日の延長を申請いただけます。延長申請をおこなうためには、アカウントに <strong>グローバル管理者</strong> のロールと <strong>Azure サブスクリプションに対する昇格されたアクセス権</strong> の両方が必要です。グローバル管理者であっても、Azure サブスクリプションに対する権限の昇格を行わない場合は、延長を申請できません。</p><div class="alert is-info"><p class="alert-title">Note</p><p>Azure サブスクリプションに対する権限の昇格は、グローバル管理者で Azure Portal (<a href="https://portal.azure.com/">https://portal.azure.com</a>) &gt; [Microsoft Entra ID] &gt; [管理] &gt; [プロパティ] &gt; [Azure リソースのアクセス管理] の項目で、”&lt;アクセスしているユーザーの表示名&gt; は、このテナント内のすべての Azure サブスクリプションおよび管理グループへのアクセスを管理できます。” のトグルを “はい” に選択して [保存] することで設定いただけます。</p></div><p>上記の権限を持つアカウントにて以下の URL にアクセスすることで、フェーズ 2 の延長申請画面を確認いただけます。</p><p><a href="https://aka.ms/postponePhase2MFA">https://aka.ms/postponePhase2MFA</a></p><p>延長する際は、[ディレクトリ]、[適用]、[開始日] を確認ください。[開始日] の日付は 2025 年 9 月 15 日、2026 年 1 月 1 日、2026 年 4 月 1 日、2026 年 7 月 1 日のいずれかを選択することができます。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/phase2mfa/phase2mfa-1.png"></p><p>表示される画面の表記を確認のうえ、画面下部の [適用] を選択すると、[適用日の更新] というポップアップが表示されますので [保存] を選択します。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/phase2mfa/phase2mfa-2.png"></p><p>ページ上部のステータス、[適用]、[開始日] の表示が更新されていれば申請は完了です。</p><p><img src="/blog/azure-active-directory/phase2mfa/phase2mfa-3.png"></p><h3 id="Q-フェーズ-2-が適用された場合を想定してテストする方法はありますか？"><a href="#Q-フェーズ-2-が適用された場合を想定してテストする方法はありますか？" class="headerlink" title="Q. フェーズ 2 が適用された場合を想定してテストする方法はありますか？"></a>Q. フェーズ 2 が適用された場合を想定してテストする方法はありますか？</h3><p>A. 以下の公開情報の手順に従って、フェーズ 2 の適用がされた際の動作をテストすることが可能です。具体的な手順は以下の公開情報をご参照ください。</p><p><a href="https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/governance/policy/tutorials/mfa-enforcement">チュートリアル: Azure Policy を使用して MFA を自己適用する - Azure Policy | Microsoft Learn</a></p><p>Azure Policy を作成後に追加の設定をしない場合、監査モードとして動作するため、実際の動作では要求はブロックされません。アクティビティ ログに監査イベントが記録されるのみです。要求がブロックされることを確認するためには、上記公開情報の手順 「ポリシー割り当てを強制に更新する」の設定を実施ください。</p><p>「ポリシー割り当てを強制に更新する」の設定において、公開情報に沿って ‘Override Value’ に指定する値はそれぞれ以下の通りです。</p><p>[Preview]: Users must authenticate with multi-factor authentication to delete resources の場合 : <code>DenyAction</code><br>[Preview]: Users must authenticate with multi-factor authentication to create or update resources の場合 : <code>Deny</code></p>]]>
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    <published>2025-08-25T00:00:00.000Z</published>
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      <![CDATA[<p>こんにちは、Azure Identity サポート チームの 五十嵐 です。</p>
<p>2025 年 10 月 1 日以降、Azure Command Line Interface (CLI)、Azure PowerShell、Infrastructure as Cod]]>
    </summary>
    <title>MFA 義務付け (フェーズ 2) の開始</title>
    <updated>2026-05-06T09:09:28.700Z</updated>
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