Azure AD 有償ライセンスの購入方法

Published: / Last update: / Contributors:
feedback 共有

Note

本記事は Technet Blog の更新停止に伴い https://blogs.technet.microsoft.com/jpazureid/2018/02/28/azure-ad-purchase/ の内容を移行したものです。

元の記事の最新の更新情報については、本内容をご参照ください。

こんにちは、Azure & Identity サポート チームの坂井です。

今回は、Azure AD 有償ライセンスの購入方法についてご案内します。Azure AD は、Azure サブスクリプションや Office 365 をご利用いただく際の認証基盤として、無償で提供されます。一方で Azure AD の有償ライセンスも用意されており、こちらを購入することで、様々な追加機能をご利用いただけます。

各ライセンスの機能差異についての詳細は、リンクをご参照ください。基本的にはライセンスはその機能を利用するユーザーに割り当てる必要があるのですが、各機能における必要なライセンス数などは別途それぞれの機能の公開情報などをご確認ください。

有償ライセンスの購入方法

オンラインから購入する場合は、Office 365 ポータルより購入の手続きを実施します。

※もし、販売元のパートナー様を介する場合などオンライン以外から購入予定の場合は、その販売元や場合によっては弊社営業などにご確認ください。

「Office 365 は利用していない」というお客様もいらっしゃるかと思いますが、Azure のサブスクリプションを契約している、そうすると必ず Azure AD を利用していることになるのですが、この場合管理者のアカウントで Office 365 ポータルにログインすることができます。こちらは、Office 365 の認証基盤も Azure と同じく Azure AD を利用しているためであり、Azure AD のライセンスの体系が Office 365 のライセンスと同様に Azure のサブスクリプションとは異なり、 Azure AD テナントに割り当たる体系になるためこのような実装になっています。

もちろん Office 365 ポータルにログインできるからといって Office 365 のライセンスをお持ちでない場合は Office 365 の各種サービスは利用できません。また、勝手に Office 365 の契約がされてしまうこともありません。Office 365 や Azure サブスクリプション、Azure AD についての説明は、別途リンクの内容もご参照ください。

それでは、購入方法についてご紹介します。

  1. Office 365 ポータルに、Azure AD の全体管理者ユーザーでサインインします。
  2. 管理センターの画面で、左側のメニューから[課金情報] - [サービスを購入する]を選択します。
  3. サービスを購入する の画面が表示されたところで、該当のライセンスを探します。[今すぐ購入します]を選択します
  4. 必要なユーザー数を選択いただき、[今すぐ支払う]を選択し、購入を進めます。(クレジット カードの情報などを入力します)

手順については以上となります。

よくあるお問い合わせ

Q. 費用は Azure のサブスクリプションの費用に加算されますか?

A. いいえ、Azure AD のライセンスと Azure サブスクリプションは別の契約形態になります。そのため、Azure サブスクリプションで利用している残高で、Azure AD のライセンス料金を支払うことはできません。

Q. Office 365 ポータルにログインして、ライセンスが購入可能なユーザーの詳細を教えてください。

A. 職場または学校アカウント (組織アカウント) であり、Azure AD の全体管理者もしくは課金管理者である必要があります。Microsoft アカウント (個人アカウント) では、Office 365 ポータルにログインすることはできません。また、招待された組織ユーザーでも Office 365 ポータルには、招待元のアカウントとしてサインインするため、ここでライセンスの購入を実施すると、意図せずに招待元に紐づくため、 Office 365 ポータルに入った後に意図している Azure AD に接続しているか、ユーザー一覧などを確認の上、作業を実施することをお勧めいたします。

Q. ライセンスの割り当ては、Office 365 ポータルと Azure ポータルのどちらで可能か。

A. 購入したライセンスは、どちらのポータルでも参照でき、割り当てもどちらからも実施可能です。Azure ポータルより操作する場合は以下のようにします。

  1. Azure ポータル にアクセスします。
  2. [Azure Active Directory] にアクセスします。
  3. [ライセンス] を選択します。
  4. [すべての製品] を選択します。
  5. 購入した ライセンスを選択します。
  6. [ライセンスされているユーザー] に [割り当て] を選択して割り当てます (※ 事前にユーザー プロファイルより、「利用場所」を設定する必要があります。設定していない場合はライセンスの割り当てに失敗します。)

Office 365 ポータルより操作する場合は以下のとおりです。

  1. Office 365 ポータルに、管理者ユーザーでサインインします。
  2. 管理センターの画面で、「ユーザー」を選択します。
  3. ライセンスを付与したいユーザーを選択します。
  4. 「製品ライセンス」の部分の編集を選択し、購入したライセンスを割り当てます。

Q. ライセンスの利用場所とはなんですか?

A. そのユーザーがライセンスを使用する地域を設定します。Office 365 のサービスと機能を使用できるかどうかは、国または地域によって異なるため利用場所の選択が必要です。

Q. ライセンスは 1 個単位で月ベースで購入可能か。

A. オンラインからの購入であれば、1 個単位で購入が可能です。期間は年間契約 (年支払い or 月々の支払) になりますので、月単位での購入はできません。試用版も用意していますので、短期間の場合は、まず試用版をお試しください。試用版ライセンスの手順は以下のとおりです。

  1. Azure ポータルにアクセスします。
  2. [Azure Active Directory] にアクセスします。
  3. [ライセンス] を選択します。
  4. [すべての製品] を選択します。
  5. [試用/購入] を選択します。
  6. AZURE AD PREMIUM P2 の選択肢が表示されますので [無料試用版] を選択します。
  7. 30 日間利用いただけますので、[アクティブ化] を選択します。

こちらで、30 日間無料で、Azure AD Premium P2 ライセンスの機能を試すことができます。なお、30 日間経過後に自動で有償ライセンスに移行するといった動作はありませんのでその点ご安心ください。一度試用版の有効期限が経過すると、再度試用を有効にすることはできません。

上記内容が少しでもお客様の参考となりますと幸いです。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。