Decentralized ID を使用したソリューション開発にご参加ください

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こんにちは、Azure Identity サポート チームの高田です。

本記事は、2022 年 1 月 10 日に米国の Azure Active Directory Identity Blog で公開された Join us to build solutions using Decentralized Identities を意訳したものになります。ご不明点等ございましたらサポート チームまでお問い合わせください。


サイバー セキュリティ攻撃は、日々、組織や顧客データを危険にさらしており、企業はデータの管理方法とそれに伴うリスクの度合いについてこれまでとは異なる考えを持つよう迫られています。ユーザーは、電子化された取引がシームレスかつ安全に行われ、同時にプライバシーも保護されることを必要としています。より透明で安全なデジタル ID 体験を実現するには、標準ベースの Decntralized ID (DID) システムで既存のクラウド ID システムを補強していく必要があります。この新しいシステムにより、ユーザーや組織が自分のデータをより詳細に管理し、自身の ID を直接証明できるようにし、アプリケーション、デバイス、サービス プロバイダに高度な信頼性と安全性を提供します。

Decentralized ID の核となるのは、検証可能な資格情報 技術です。これは、信頼できるプロバイダーが、大学の学生証や医療機関の健康記録など、検証済みの ID をユーザーに発行することを可能にします。ユーザーが資格情報を証明する必要がある時は、検証済み ID を共有することで、要求者はそれが適切に署名され最新であることを自動的に確認することができます。それぞれの検証済み ID は設計上変更不可であり、迅速に共有することができ、個人データそのものではなく証明のみを共有することができるため、身元確認のためのプロセスがより簡単、迅速、かつ安全になります。これは Win-Win の関係であり、世界中の組織がすでに様々なユース ケースでこれらのソリューションを試験的に導入しています。

1 月中は、このエキサイティングな新技術について知っていただくために、コーディングのライブ ストリーム、ブログ、YouTube ビデオなど、一連のイベントを開催し、1 万ドル以上の賞金をかけた素晴らしいハッカソンを最後に開催する予定です。エンジニア、サポート、プロダクト マネジメントの各チームが技術サポートを提供し、参加者のみなさんを支援します。ハッカソンに必要なのは、ノート パソコンと想像力、そして簡単なコーディングをして検証可能な資格情報を発行したり検証したりするソリューションを作りたいという気持ちだけです。ただ事前に必要なものがいくつかありますので、当日に必要なものが揃っているかどうか、ご確認ください。

1 月に開催予定のイベントの一覧:

Date
01/13 Twitch ストリーム
01/19 Twitch ストリーム - DID の紹介 (つづき)]
01/19 YouTube のビデオ プレイリスト - DID の紹介
01/24 Twitter Spaces - Decentralized ID の紹介
01/25 Twitch Stream - 検証可能な資格情報を使用したアプリの開発
01/25 Twitch Stream - DID 基盤の設定
01/27 ハッカソン: DID で何かスゴいものを作ろう

まずは、QR コードをスキャンするか、以下のリンク (https://425.show/blogreader) をクリックして、最初の認証済み資格情報を発行ください。

標準規格や技術コンポーネント、コードの成果物をオープンソース化し、誰もがアクセスできるようにすることで、DID のエコシステムが成長し、繁栄すると信じています。今後の活動に心からワクワクしています。このエキサイティングなテクノロジーを使ってソリューションを構築したい個人や組織と提携することを楽しみにしています。

Decentralized ID Hackathon への参加申し込みは こちら からどうぞ。また、Twitch でフォローいただくか、Discord チャンネルに参加して、エキスパートとつながり、コラボレーションしていただくことも可能です。

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。